中学校の頃、その疑問をずっと持ったまま、受験勉強していた。
学歴って何だろう?高校の頃もその疑問を持ったまま受験勉強をしていた。
なんで大学に行こうと思ったの?そう聞かれると正直、今でも答えに困る。
周りがみんな目指してたから、流されるようにそれに乗った。
理由は無いけど、結局行きたいからいったんだと思う。それは将来の安定の為だったり、ひょっとすると見栄だってあったのかもしれない。
要するに自分で自分の道を決める事が出来ず、助走距離となる時間が欲しくて学校に行ってたんだなって思う。
親もそれを見守ってくれたから恵まれていたんだとも思う。
国語、数学、理科、社会、英語の五つの科目の点数で人間性を決められてしまうような形には当時から疑問はあった。
今日、とある場所で、中学生の男の子と話をした。そいつは照れくさそうに「勉強苦手です」と笑ってた。
でも楽しそうだった。将来はとび職をやってみたいと目を輝かせてた。それでいいと思う。とび職って科目がもし学校にあればそいつはトップの成績だろうし、それでいいと思った。
親御さんがこれみたら怒るかな、、、。
「あなたはやりたい事を仕事にしてるからそんな事いえるのよ」って言われるかな。
「才能がある人はいいよね」っていわれるかな。
確かに今やりたい事をやらせてもらってる。でも才能を感じた事は自分ではあんまりない。
ただ言える事は一心不乱に大学を出てから音楽ばっかりしてた。ただそれだけ。
学校で学ぶ事は何かに努力する喜びを知る事、人の痛みがわかる心をもてることが中心だと思っている。
それさえ分かっていれば、理由があってもなくても、勉強して大学に行きたいと努力する人と、早くから社会に出て人生を築く努力をする人に優劣なんてないと思う。
勉強できる人はラッキーと思って頑張って欲しい。きっとそれは何かの自信に繋がる。
出来ない人も頭が悪いんじゃない、勉強に向いていなかっただけ。それ以外に必要とされる人間社会は山ほどある。そして自分を追及し続けてほしい。それもやがて自信に繋がる。
優劣なんてない。
あるのは個性だけ。