血がのぼった頭がまだ醒めない。痛い。
今まだ涙が止まらない。
お母さんは、病院の先生と一体何の話をしてきたの。
私だって大人になれるものならなりたいし、学校に行けるものなら行きたいし、働けるものなら働きたい。
レンタルビデオの返却にも行けないような弱くて情けない人間で、いたくないよ。
「疲れた。」だなんて言われた。
私の所為で、疲れた。と言うのか、なぁおい、そうなのか。
こんな弱い私を馬鹿にするのか。こんな弱い私を
最後には、晩酌の邪魔をしないでくれと追い出された。できるならば私だってその場から立ち去りたかったけれど、それもできなかった。
母の言葉に一切耳を貸さず、「お母さんはわかってない」と、「私の方がつらいんだから」と、喉が痛くなるほど泣き喚いた。
大人で生まれてきたかった。
赤ん坊は大人に甘えれて当たり前だけれど。
生まれた時から大人だったら良かった。
甘えることは情けないことじゃないと言う人もいるかも知れないけれど
じゃあなんでこんなにつらいんだ。
お母さんは私より何十倍も強いけれど、お母さんのように賢く生活もできない私はお母さんの何十倍も努力しようとしてる、強くなろうとしてる。
・・・そう思っていたい。
なんでここまできて私は彼のことを考え続けているのか。
傍にいるとかいないとかわかってるとかわかってないだとかなんだなんだわかろうとしてないとか、あー。息が苦しい。
頭が痛い。もう考えるのやめよう。
けれどパソコンの前を離れられない。早く帰って。