今期こそはドラマを見よう!と、ここ数年思ってみては、途中で挫折。


持続力がない自分のせいということをすっかり棚に上げて、

テレビドラマがいま一つ面白くないってのも理由にあるような、とビック発言をしてみたりする。


愉快、痛快『怪物くん』 は・・コレは無し、だろ。

かつて「ドラマのTBS」と言われていたTBSが

ゴールデンに今期投入するという韓流ドラマ『IRIS』 も・・無し、だな。


ということで、今期はドラマ『mother』 に自分の持続性を賭けてみることにした。

昨日はバイトで見れなかったので、先ほど録画を見たのだが・・・


-泣けた-





最近ほぼ毎日と言っていいほど、耳にする「児童虐待事件」。

昔に比べて確実に件数は上昇している。


子どもを殴り、蹴り、寒空に放置、ゴミ袋に入れる・・などの信じられない虐待の場。

「オーブンに入れてみたらどうなるのか試してみたかった」という犯人である親の供述をニュースで聞いた時には、戦慄を覚えた。


『motehr』は児童虐待がテーマに描かれている。

第1回目は虐待を受けながらもその中での生き方を身につけようする子どもの姿に胸打たれた。

ひどい目に遭っても、結局は子どもは親を頼らざるを得ない現実。


見ていて意外だったのは、あまり多くの有名人がキャスティングされていないところだった。(失礼)

田中裕子など大物起用は話題であったが、中途半端にJタレとか、旬の芸能人がちりばめられていないことで、

返って主演の松雪泰子、子役の二人の言動に集中できる。


またこの子役の女の子がいい。

表情といい、声といい、セリフの言い回しといい、名女優だ。


松雪のクールで子ども嫌いな女性から始まり、この子どもと関わることで、とてつもない母性が湧き上がってくるさまは、異常とも思えるほどの力強さだ。華奢な松雪だからこそ、その「強さ」がいっそう滲み出せる気もした。


「あなたは親に捨てられたんじゃない、あなたが捨てるの」と言いながら

松雪が子どもを抱きしめたシーンでは、泣けた。


このドラマのキャッチにもある


-母性は女性を狂わせる-


まさにこの言葉通りの展開が見逃せないドラマとなりそうだ。