4号機規制後、めっきりパチスロを打つことから離れてしまっているが、今でもたまに4号機の時代を思い出す。
そもそも地元の悪友に「絶対に勝てるから」とそそのかされ連れていかれたのが、その後パチスロにどっぷりとハマるきっかけだった。
その頃はサンダーという機種が出たばかりで、悪友が熱心に説明してくれているにも関わらず、リプレイ外しの概念も理解しないまま適当に打って少し勝ったのを覚えている。
その後、音楽の方に夢中になり、しばらくパチスロから離れていたのだが、再びパチスロに触れるきっかけとなったのが大花火という台だった。
大花火の魅力は、1ビッグで等価なら大体1万円程度はもらえるという獲得枚数の多さと、アシスト外しによるビギナーフレンドリーな仕様だった。
とりあえず、3連どんちゃん図柄さえ見えればなんとかなるという仕様は、初心者にとって非常に安心して打てる台だった。(現状から考えると十分上級者向けになるのだろうが。。)
とにかく、この台で初めて、リーチ目が出る、又は狙ってリーチ目が止まる快感を覚え、パチスロという物にどんどんハマっていった。
それからは、大学を卒業できたことが今考えても信じられないような程、スロット漬けの生活であった。
今から振り返ると、パチスロにハマる事によって沢山のモノを失ったと思う。
若い時期の貴重な時間、大切な人との関係、抱いていた夢への情熱、お金に対する常識。
ただ、あの頃のパチスロにハマった事には後悔はない。
世の中は、ありとあらゆる欲望を刺激するモノで溢れているし、それらに対してどう向き合うかは常に自己責任。
痛い思いも沢山したけど、そこで学んだ部分もとても多かった。そして愚かな自分は、パチスロに出会ってなかったとしても、きっと別の何かで痛い思いをしていただろう。
どうであれ、失うことを学ぶ必要があったのだ。
4号機規制後、全く様変わりしてしまったパチスロの現状を見ると少し寂しくも感じるが、当時の異常な興奮を考えれば、4号機パチスロをとりまく業界そのものが泡沫の夢であったのであろう。
しかしながら、動画などで大花火の動画を見ると、あの間抜けな「てろ~ん」の予告音が当時の時代の空気、自分自身、付き合っていた恋人、友人達、を一瞬にして思い起こさせ、胸を締め付ける。
自分にとってあの当時を一番に象徴する台、それが大花火であった。