赤ちゃんポスト | ||Φ|(T|T|)|Φ||    監獄☆日記    ||Φ|(T|T|)|Φ||

赤ちゃんポスト

 「赤ちゃんポスト」 なのだそうだ。

 「子の命保護」か「捨て子助長」かという議論があって、避妊もせずに作った子どもの世話を他人にさせるのかという不快感はあるが、私は基本的に賛成だ。


 妊娠中絶については、多分に宗教的要素が含まれるから、その点を含めた議論は議論にならないと思う(宗教が問題なのではなくて、分からないことが多すぎるのだ)。

 だから具体的な問題だけに限って考えてみると、メリットが多いことに気づく。

 

 とりわけ捨てられた、里子となるべき子の利益が大きい。

 物心ついてから里子に出されて、環境の変化に混乱したり、のちのち「親に捨てられた」というような無用な心理的な傷を受けるより、嬰児のころから心ある里親に引き取られ、その人たちを実親と認知して成長するほうが、本人にとってはよっぽどいい。

 また里親にしても、物心ついた子どもに「なぜここにいるのか」「なぜ私たちが新しい親なのか」という、デリケートな問題を説明をする苦労と苦悩が省ける。

 

 作ってしまった子どもを虐待する前に、たとえそれが究極的な無責任であっても、虐待の前に他人の手に委ねられるシステムが作られようとしていることは、評価に値する。

 ここへの子捨てが激増し、それによってヒューマニズムが問われる事態になっても、それはそれで新たな議論の材料となりうる。

 

 赤ん坊が公衆便所の個室で生み捨てられたり、コインロッカーから出てきたり、生命の危機に直面した状態で発見されたり、あるいはその後に虐待死したり、死なないまでも心に深い傷を負ったりすることよりも、more better であると考えるべきだ。