平成16年7月19日(月) 勾留70日目
さっきまでまったく気づかなかったのだが、今日は海の日で、祝日だそうだ。
どうりで静かなわけで、なぜ静かかというと検事調べも何もないからだ。
だからといって我々のやることに何か変わりがあるわけではなく、苦痛極まりない退屈な日常だ。
私はとりあえず、母から来た手紙の返事を書くことにした。
明日も移監はないようだ。移監があるときには領置品の返還手続きがあるし、看守に聞いても教えてくれる。
中国人の取り越し苦労なのではないのか?
「明日にでも移監の可能性がある」というのを、「明日移監になる」と聞き違えたというような。
昨晩、彼は「日本人大好き」と寝言を言っていたので、今日「日本人好き?」と聞いてみたら、「日本の女の人は、優しくてかわいいから、大好き」と言っていた。
彼は今日、ガーナ人のジャクソンをジェイソンと言い間違えて、怒られていた。
【過去の過ちを振り返って】
当初私にとって勾留生活は「非日常」だった。
しかしつらさが退屈に変わるころから、もはや勾留生活のほうが「日常」になってしまっていることに、今でも空恐ろしさを感じる。
【 移監 】
ネット上では「移管」としているものも多くあるが、正しくは「移監」。
検察官の移監指揮書によって行われるので警察権限ではないが、警察の捜査を指揮しているのは検察であることから、移監情報はまず刑事に伝えられ、それを伝聞で聞くことで自分の移監時期を知ることもあるし、前日に突然看守から知らされることもある。