平成16年7月18日(日) 勾留69日目
俺も含めて4人中3人が、同じ臭いの屁をする。
同じものを食って過ごしていると、屁まで同じになるのだと思ったのだが、ガーナ人の屁は少し臭いが違うようだ。
ガーナ人と中国人は、日中穏やかに談笑していたから、どうやら仲直りしたらしい。
この時間でまだ伝えられていないということは、明日は誰も移監がないようだ。
今朝よくよく見てみたら、菓子の時間は日課時限ではなかった。
課長に文句を言ってしまったので、案外私の移監も早いかもしれない。
私が主任看守を「部長!」と呼ぶのを聞いて、ガーナ人が「あの人課長よりえらいの?」というようなことを聞いてきた。
私は、「警察官の階級には2種類あって、ひとつは 巡査 → 巡査長 → 巡査部長 → 警部補 → 警部 ・・・・・ と進む」、「もうひとつは会社に似ていて、 係長 → 課長 → 副署長 → 署長 だ」、「主任は巡査部長だが、課長は警部なのだ」と教えたら、よく納得していた。
なぜそんなこと気になるのか? と聞くと、「若いころ ditective(刑事) になりたかったんだ」と答え、照れて、笑った。
【余白メモ】
浜田寿美男 取調室の心理学
平凡社新書
【過去の過ちを振り返って】
「やったことをやってないという人」がいても、「やっていないことをやったと言う人」がいるのはなぜだろうと、私もずっと思っていた。
だから回ってくる新聞で読んだ書評に大きな関心を抱いてしまい、母に差し入れをお願いした本でもある。
実際に当時の被疑者が書いた上申書(現物)や、法廷でのやり取りの再現などが多用され、読み物としても面白い。