平成16年7月11日(日) 勾留62日目
昨夕も晩飯のとき、ガーナ人と中国人が、喧嘩をした。
ガーナ人は、「I'll srap you ! I'll Srap you !」と激昂していた。
直訳すれば「お前を平手打ちするぞ」ということだが、意訳すれば「はったおすぞ!」という意味だろう。
きっかけは些細なことで、「Respect Me ! 」と叫んでいたところからすると、要するに、若い中国人がおっさんのガーナ人を敬わないのがしゃくに障るらしい。
ちょうど配膳のときに騒いでいたので、看守が2人すっ飛んできて「どうしたの?」と慌てていたが(来ても騒いでいた)、英語なので「ジョーク飛ばしてるみたいですよ」とごまかしたら、「そんなふうに見えないよ!」と心配していた。
2人とも本来は大おとなしい人間なので、座る位置と寝る場所を動かしたから、たぶんこれで収まるだろう。
この大人しい2人を私は気に入っているので、房の移動や移監がなければよいと思う。
【 寝る場所と座る場所を動かす 】
1房には柔道畳が4枚あった。4人入れば1人1畳。
1枚の畳をそれぞれのテリトリーと決め、一日中ほとんどそこから動かない。足が当たったのすべったのと、トラブルの素だからだ(食事はなぜか2人ずつ向かい合っていたが)。
自然、隣り合う人と会話するのが多くなる。
気の合わない同士だと何かとトラブルの種になるので、場所を動かすのは手っ取り早い対処法である。
しかしなにせ24時間決まったポジションにいるものだから、見える視界や冷房の当たり具合、音の聞こえ具合などに慣れてしまっているので、安易に場所を替わると居心地が悪く、ストレスや不眠に悩まされることになるので、注意が必要だ。