平成16年6月16日(水) 勾留37日目
運動の時間、自分の担当の刑事がいた。
ひげそり、爪切り、耳かきと日課をこなしたのだが、妙に照れくさい。
考えてみると、大勢といるときにはなんともないのだが、2人きりになると急に気詰まりになるという、これまでの友人たちとは、逆のパターンである。
もっとも向こうは、そんなことは気に掛けてはいないだろうが。
今朝、男は移監に向けロッカーの持ち物整理をしていて、私に未使用のトランクスを1枚くれた。ありがたい。2日着用でローテーションして、土曜日は洗濯のためノーパンデーにする。
「保険金詐欺にも、便箋買ってあげるからって、伝えてくれ」とのことで、本当に気配りの人だ。
本人は親切の理由を、「ムショと戦う仲間だからだ」としているが。
謝罪文を書き続けて、便箋が切れそうになっている保険金詐欺に便箋の件を伝えると、「そりゃありがたい。俺も娘が来てくれるとどうにかなるんだが・・・」と言っていたが、留置場まで絶縁状を寄越した娘が、そう簡単に来るだろうか。
昼寝をして、目が覚めて少ししておやつとなった。
別房の空き巣は、ロッテのカスタードケーキ1袋(11個)を30分で食ったと評判の、痛風の巨漢だ。
初犯は強盗強姦、7年入っていたという。
おやつを食って寝る。晩飯を食って、やがて夜が来る。朝起きて、飯を食って、夜になって寝て、また起きて、飯を食って寝る。毎日がその繰り返しだ。
こんなことをあと何度繰り返せば、私は外に出られるのだろう。