平成16年6月28日(月) 勾留49日目
今日は調べがあった。刑事の話によると、○○さん(註・会社の元上司)からTELがあったそうだ。
未払いの給料の件について、「会社としても預かりっぱなしという訳にもいかないから、どうしようかと思っていた」とのことで、実際のやり取りに関しては、留置管理課につないだという。
その後看守に話を聞いたところ、「直接持っていくか、郵送するかについては検討中」とのことだった。
直接○○さんに会う可能性があるとは夢にも思わず、気恥ずかしい限りであるが、なにはともあれ、こういった形で、まとまった金が入ってくるのは有難く、助かるばかりだ。
調べは余罪に関してで、調書1本まいて、終わりだった。
【過去の過ちを振り返って】
この時点で、残金は1,000円を切っていたのである。
なんか、切手やハガキを買ったり、こまごまとやり繰りしていたような気がする。
菓子がないのも困るし、タバコがないのも寂しいことだが、留置場で金に困った人間が、とりあえず確保しようとするのが切手とハガキで、外部との連絡手段の確保はもとより、それで心当たりに金の無心をしたりするのである。
【 テリー伊藤の「日本警察」改造計画 】 より (2)
テリー 「天下りできるのはどのへんまで?」
木 崎 「警視、警部あたりまでですね。警部補で辞めた人はまず難しい。天下りできない人は、警察からあてがわれて公園の管理とか、車庫証明の調査員とか。たまに「駐車違反をやめましょう」とかいうボードを持った人が立っていたりしますが、ああいう仕事も天下り先のないOBが雇われるケースが多いです」
テリー 「コンサートとかのガードマンなんかは、警察を辞めた人がやってるってよくいうじゃないですか。」
木 崎 「あれは、なぜかクビになった警察官が多い。クビになった警察官はガードマンか、ボクのようにタクシーの運転手とかが多い。署長、副署長クラスならガードマン会社の役員になれますけど。」
テリー 「パチンコ屋さんとか、信号機の会社なんていうのはどうなの?」
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私の元上司が言っていたが、元警察官ほど民間で役に立たない人間はいないということであった。
なぜかというと、「人に頭を下げることを知らないから」だそうである。
かなり納得できる話だ。
今後、駐車違反の取締りが民間委託されたり、防犯や危機管理のスペシャリストといった面で、「元警察官」のニーズそのものはあるだろうが、それは前述の、「人に頭を下げる」ことを覚えてからの話になるだろう。
あーそうだ。
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【 林真須美被告の控訴棄却 】
う~ん…、どう考えても不当だ。
だいいち、肝心の動機はどうなっているのだ。
近隣トラブルぐらいで、夏祭りのカレー鍋にヒ素をぶっこむのだろうか?
本人に何のメリットもないではないか。
ロス疑惑最高裁判決を見ても明らかなように、状況証拠を積み重ねて犯人に突き当たるという方法は、絶対に無理がある。こんなことを許しては、日本の司法制度は終わりだ。