The world is beatiful sometimes… -4ページ目

アートディレクターのキング  Fabien Baron


                  Fabien Baron

             

 私のヒーロー!それはこの上の写真左の熊みたいな人(嘘)泣く子も黙るFabien Baron様。となりの女性はフランス版VOGUEの編集長Carine Roitfeld(彼女の着こなしは素敵!私も年をとったら彼女みたいなお洒落がしたい!)この太めのおじさんはただ者じゃありません、フランス版VOGUEをはじめ、Burberry,Calvin Klein,Girgio Armani,Balenciaga,Miu Miu,Pradaと数多くのブランドのアート・ディレクターを務めています。広告だけじゃなく、Calvin kleinやBurberryの香水のボトルデザイン、インテリアなど多くのデザインを手がけ、ときにはフォトグラファーとしても活躍する才能の持ち主。

 今はフランス版VOGUEのアートディレクターですが、その前は Italian VOGUE, Interview
Harper's Bazaar,Arena Homme Plusなどの数多くのファッション雑誌のアートディレクターを務め、Harper's Bazaarなんかは彼がアートディレクターをしたおかげで再復活を遂げかなり売れたらしいです。下がそのときの表紙。
      
               
 
 彼の魅力は文字使いにあります、様々なフォントをバランスよく使い分け、大きさだったり、太さ、色で動きや流れを表現する。見る人の視覚に訴えかけてくる文字使いが彼のアートワークの特徴のひとつではないでしょうか。文字に命を与えることできるのがFabien Baronの凄味だと思います。表紙ひとつとっても既にアートの領域です。

             

             

   
 上の2枚は最近のフランス版VOGUEでの仕事。写真の持つ特徴を最大限に生かすのがアートディレクターの仕事だと再認識させてくれる、見事なアートワークです。被写体と文字のバランス、VOGUEのロゴ使いひとつみても、ただただ美しいいの一言。表紙は雑誌の顔です、見たいと思わせる物でなければ、誰も表紙を開いてはくれない。(日本の雑誌は表紙だけとっても何であんなにも字が多い?ファッション雑誌なんかはどれも同じにしか見えないし、写真も全然面白くないし、レベル低いし、どうやったらあんなにもクリエイティブさに欠けれるのか信じられない!言っちゃ~悪いですが最悪の一言。腐敗?怠けてるとしか言えない。それで飯が食えたらいいのか~おりゃ~!VOGUE NIPPONでさえも写真はいいのに面白さの欠片もない。字の色使いもひどい。もう白バックはいい加減飽きたので変えてほしい。あんなにフォトグラファーもメイクにヘアアーティストも豪華なんだから!自由に仕事させてあげてよっ!!怒りまくりでごめんなさい)ちゃんとした主張がなければ、他の雑誌に負けてしまう。その負けない主張が、写真に身を潜めるかのように文字となって表れています。写真と文字だけで人を魅了するのはそう簡単なことじゃないと思います。

             
             


             

 この2枚の写真がフランス版VOGUEの中身の一部です。本当はもっと凄いんですけど、スキャンしたファイルをアップできなくて載せれませんでした。今度は必ずアップしますんでお楽しみに!実は私が彼の凄さを初めて認識したのが中身を見てから。も~何て言っていいか分かりませんが、とにかく凄いんです!実際に見てもらえれば凄さは分かってもらえると思います。
 大体が黒白で構成されているんですが、様々な字体、空白の取り方、時たま入る黒の太線、Fabien Baron自身が考えたというフォントの形の美しさや面白さ、TやQなんかのアルファベット1文字をどかんとページ中央に配置したり、大胆な部分と繊細な部分の強弱の波があるけど、雑誌1冊の統一感がしっかりしていて、見ていてまったく違和感とかを感じさせない。全く違うフォトストーリーを何にもないかのように繋げてしまう、彼の手腕にはただただ脱帽です。私も色んな国のファッション雑誌を読みましたが、Fabien Baronの手がけたVOGUEが一番美しく、繊細で、でも遊び心にも溢れていて、彼がなんでこんなにも多くの人々から尊敬の念を集めるのか分かったような気がします。

            

            

 私が大好きなBALENCIAGAも彼がアートディレクターを手がけています。この前紹介したM/M Parisの時のADも大好きですが、Fabien Baronのおかげでさらに洗練された感がありますし、一般受けもよさそう。

            

 これは最近発売となったCalvin Kleinの新しい香水のAD。ここ最近の一番のお気に入りかも。若者向けっていうこともあって凄く斬新。Fabien Baron ってこんなこともできるんだ~と彼の凄さを再々認識させられた一枚でもあります。写真コラージュもオチャノコサイサイなんでしょうねきっと。やっぱり写真使いも云わずもがなではありますが、めちゃうまです。
 BalenciagaもこのCalvin KleinのADもフォトグラファーはDavid Sims。私も大好きなフォトグラファーの一人ですが(この躍動感がたまらん!今度特集しちゃいます!)、確か彼の才能を認めたのもFabien Baronだった気がします。伝説のアートディレクターAlexey BrodovitchがRichard Avedon,Irving Pennなどの素晴らしいフォトグラファーを発掘したように、やっぱりアートディレクターっていうのはあらゆる才能を見付けては世に出していく仕事でもありますから、こういうDavid Simsみたいな実力者を探しだす審美眼みたいなものを持っているあたりも彼がファッション誌のキングである所以のひとつだと思います。確かTerry Richrdsonも才能あるフォトグラファーだって言ってました。イェ~イTerry万歳!!

 私にファッション雑誌のアートディレクターになりたい!っていう具体的な夢を与えてくれたのがこのFabien Baronです。子供の時からファッション雑誌を手に取るだけで胸がわくわくしました。彼のように素晴らしい美しいファッション雑誌を作れたらと心から思います。彼は私の憧れであり、神のような存在です。Fabien Baronに一歩でも近づけるように毎日頑張らないとっ!!!



2006 Spring Collection ”何か似てるよねのコーナー”



 あっという間に最新の2006年の春夏コレクションも終わってしまいました。寂しいな~(涙)
これからあくまでも私的にファッションチェックしちゃいたいと思います。まず勝手に何か似てるなって思ったものをチョイスしました。似てるってことは‥‥つまり来シーズンのトレンドってことですね!ただMiu MiuとChloeのビックブランドがこんなに似たアイテムを発表しているので、びっくりしたというか、もしかしてパクり?なんて考えたり、でもそれはさすがにないない。ようく見るとChloeの方はビーズが直接縫いつけられていて、Miu Miuはレースのように布が切り取られています。来シーズンはこんなフェミニンでキュートなスケスケの白シャツがくるぞ~い!


             
              
                    Chloe
          左のコーディネートが最高にキュート!ベルト欲しい。

             

                     Miu Miu
               着物なんかの染めの型にも見えます。

 次は似てるなっていうか、UndercoverとMiu Miuが取り上げたTシャツのニューワールドをご覧あれ!!来年の夏はTシャツが来る!

               

              

             

             

                  Miu Miu

 ドレスに白Tシャツの組み合わせがこんなにも、斬新でクールだとは、誰が思いついただろうね~。白Tシャツのおかげで、ドレスも日常着に普通に取り込めるアイテムになっております。色使いもポップで斬新!私もやってみたい!Miu Miuは小物使いがいつも素敵、特にサングラス使いがクール!


             

            
          
            

            
                 
                 UNDERCOVER

 言葉にできないほど素敵過ぎる~!こんなにもTシャツをクリエイティブに扱えるなんて高橋盾はただ者ではない!(当り前だ~!)Tシャツっていうかドレスっぽいんですけど、Tシャツ素材のおかげでさらっと着こなしやすそう。プリント使いも素敵。このアイテムだけじゃなく今回のUNDERCOVERのショーは個人的に大好きです。中東の民族衣装的な要素があるようでないような、その微妙な感じを出せるのが凄いと思う。私も次の夏は大胆なTシャツテクに挑戦してみようと思います!



ダ・ダ・ダ・ダンス☆



 お久々です!最近月曜にしかブログを更新していない自分‥‥みなさんごめんなさい!!
なんでかって言うと‥‥私は今ダ~ンスィングに夢中だからなのだ!ってこれは嘘じゃないけど、別に夜中にクラブで踊り明かすわけでもなく、盆踊りとか民謡?の数少ない踊りの継承者でもないです。
 10月の後半に地元でインターナショナル・フェスティバルっていうお祭りがあって、それで発表するダンスの練習の真最中なのであります。も~時間はあまりないので、うまくできるか不安だけど、今までの練習の成果を存分に発揮しちゃいたいと思います!
 どんなダンスかって言うと、1つ目は体のあらゆる部分を叩いて音を出すステップダンス。足音だったり、手拍子なんかの音だけなんだけど、みんなが一緒に動くことで素敵なビートが生まれて、聞いてるとなかなかの迫力があります。やってるとみんなとの一体感が感じられて更に気持ちいい!このダンスは、昔奴隷だった黒人が、楽器もないことから自分達の体を楽器代りにしたことを起源にしていて、それぞれのビートが一緒のリズムを刻むことで、大きなビートになること、つまり世界は一つにだっていうことを表現しています。
 2つ目は貧困を表現したダンス。4人のビジネスマンと1人の乞食のストーリーをダンスで表現しています。

 ダンスの経験はさっぱりなかった私ですが、なんとか振りは覚えました。あまり日常では考えなかった問題をダンスを通して一から考えさせられました。ダンスを見てもらった人にも貧困とか世界の問題について改めて考えてもらえるような、人に何かを訴えかけるダンスができればと思います。おりゃ~頑張るぞっ!!!



私的モデル通信 No.6 "Kate Moss"




  

Dear Kate Moss

   あなたほど素晴らしいモデルはいません。
   あなたほど美しい人はいません。
   あなたはどクールな人はいません。
   あなたほどロックな人はいません。
   あなたほどセクシーな人はいません。
   あなたほどお洒落な人はいません。

   あなたは多くの女性に自分のスタイルを持つことの大切さを教えてくれました。
   あなたは忘れられない一瞬を見せてくれる真の唯一のモデルです。
   あなたの存在はいつまでも多くの人を魅了し続けることでしょう。
   多くの少女、女性があなたを大好きなことを忘れないでください。




 Kate Mossの存在は私にとって、そしてたくさんの人にとって特別だと思います。彼女について語りたい思いがあまりにも大き過ぎて、どう書いていいかわからず時間が経ってしまいました。ようやくKate Mossへの思いを言葉にして綴ってみようと思います。

 コカイン使用のニュースが明るみになって様々な報道がされていますが、使用映像が出た限りこの事実を封印することはできません。色々な事情があるにし ろ、犯した罪をちゃんと認めて一人の人間として社会に対して責任を取らなければいけないと思います。多くの広告契約が打ち切りとなって、今の状況は Kateにとって大変辛いものだと思いますが、薬物依存を克服してピート(いけ好かないKateの彼氏であり、ロックバンドのボーカル。こいつが9割は悪 いといっても過言ではないと思う。)と別れて、罪を償って、またモデルとして戻ってきてくれることを心から待っています。だってKateがいないなんて考 えられない!!




Profile
 1974年1月16日イギリス生まれ。14歳の時にスカウトされモデルデビュー。167cmとモデルとしては小柄な身長と、痩せ過ぎとは言わないまでも スリムな体型の今までのモデル像を打ち崩すような彼女の存在は、80年代のスーパーモデルブームに終止符を打つ程衝撃的なものだった。The Faceのカヴァーを飾り、Calvin Kleinの広告を皮切りにトップモデルとなり、30代となった今でも第一線活躍(ある意味一線を越えている気もする)

 勝手にプロフィールを書いちゃいました。まあこんな感じかな‥‥?とにかく彼女のデビューは当時のスーパーモデルといわれたグラマラスでセクシーなモデ ル像とはまったく逆の容姿、更にはグランジブームの波に乗った退廃的な雰囲気は衝撃的なものだったと思います。全ての想像を覆すような存在。ギンギンギラ ギラのド派手な80年代に飽き飽きしていたファッション界に新たな美の形を生み出したのが、まさにKate Moss!
 そして、30歳を過ぎた今も彼女が第一線で活躍している理由は、モデルとしての素晴らしい表現力に究極のファッションセンスを兼ね備えていること。表情 をくるくると変え、服やシュチュエーションに合わせてカメレオンのように七変化をする。そしてPRADAのデザイナーMiuccia Pradaも絶賛する服の着こなしは常に溜息ものです。雑誌の中でも、日常生活でもファッションのトレンドを先走るKateは今を生きるアイコンそのも の。
 中性的な顔つきも見る人を飽きさせない魅力に溢れています。モデルとは美しい顔と文句の付けようのないプロポーションを持つ、ある意味生まれてきた時か らモデルになる宿命を背負わされた存在のように感じるけど、167cmという小柄な彼女はプロポーションとは引き換えに、人々を魅了する魅力とセンスを与 えられたんだと思う。彼女もモデルになるべくしてこの世に生まれた‥‥しかも、この世で一番の。デビューして15年以上を数えるのに、その魅力は衰えるど ころか増すばかりのように感じます。「もっと違うKateが見たい!」って思わせるような。




 Kate Mossと一緒に仕事をしたフォトグラファーのNick Nightが「彼女は仕事場で誰に対しても挨拶する」「何時間も撮影のためにブランコに乗っていた」と語っていたエピソードが印象的でした。ゴシップばか りが飛び交い勝手なKate Moss像が作られたりしているけど、彼女はモデルとして本当にプロなんだと思う。そうじゃなきゃ長年こんなに多くのフォトグラファーやデザイナーに愛さ れる訳がない!
 あと、彼女がモデルしかやらないのはkateがバカだからみたいに言う人がいるけど、きっとKateにとってモデルは天職であって好きな仕事であり、モ デルだけで充実していて(あの表現力をみよ!!)表に出てきて何かをペラペラ話したり、例えば演技することがモデルのキャリアにとって決していい影響を及 ぼさないことをよく知っているんだと思う。多くを語らない神秘性が彼女の存在価値を高めているのはいうまでもないんじゃないかな‥‥まるで昔の銀幕女優の ような。きっとKateはずっとモデルとしてやっていくんだと思う(個人的に)。

 今回のコカイン使用のニュースは彼女があまりにも大きくなりすぎたKate Moss像に耐え切れなくなった結果なんじゃないのかなとも思います。常にパパラッチが付きまとい、移り変わりの早いファッション界しかもモデルという存 在で、14歳の少女の頃からその身をさらしてきたという事実は、凡人の私からみたら華やかな生活に見えるけど、言葉にならない不安(いつモデルとしての キャリアが終わるか)が彼女に付きまとっていたんだと思う。Kate MossにはKate Moss本人でしか理解できない悲しみや孤独があるんだと思う。でも、


    私はあなたを待ってるよKate!!






英検受けてきたナリ(コロ助風)


 久々の更新です。みなさんお久~!!
 今日英検2級受けてきました。サボってあまり勉強してませんでしたが(自分のアホ、バカ、死んじまえ~)、思ったよりもスラスラ解けて、筆記は20分以上時間が余って結構余裕だった気もするけど、取れて当り前の2級だもんな~、こんなことでウカウカしてるな自分!!己に厳しくじゃ~、ボケ~!!TOEFLに比べたら、リーディングも、リスニングもめちゃ簡単だったし。でも、これで落ちたらマジへこみですわ~、だから受かりますようにっっっ!!!さあ~これから復習だっ~!


 じゃあ今日は最後に、私の好きなアーティストでもある奈良美智さんのエッセーから、私がうんうんと頷いた、一言たちを書き込みます。ちなみに下の本に載ってた文ではないです。

           
奈良 美智
Lullaby Supermarket

 現実を受け入れて立ち向かおう。
 居心地のいい場所に逃げ込みはしない。


 弱い自分を愛すな!
 強い自分も叩き出せ!

 人の期待に応えるよりも、まず自分に応えようじゃないか。
 そんな当り前のことできないようじゃ話にならん!
 感性を研ぎ澄ますんだ。
 五感を使え!六感も!
 今の自分を超える努力を惜しむな!

 自分を嫌い、罵りまくれ!
 しかしそこから希望を見出す努力をしろ!
 立ち上がる時、1段上に足を乗せようじゃないか。

 

 頂点に登ったアーティストはここまで自分を追い詰めています。それほど、自分を表現するっていうのは大変なことなんですね‥‥。


 
 

Balenciaga Spring 2006 collection


 私が一番好きなブランドがBalenciagaです。学生の私には到底買えるブランドではありませんが、見ているだけで幸せになれるので、それだけで十分です。
 今一番時代をリードしていて、クリエイティブなブランドじゃないかと思います。とにかくショーごとに発表する服が素晴らしい、美しい、クール!!時代の空気を読み取り、人に欲しいと思わせるデザインはも~素晴らしいの一言!!新しいシーズンを見るのがとにかく楽しみで、とうとう昨日10月4日に新コレクションの発表となり、早速見てみたら、今までのクールなBalenciagaのイメージは残しつつも、フェミニンで中世から抜け出したような、今までにはない仕上りとなっていてます。も~最高!!!!溜息ものの素晴らしいコレクションでした!!!博物館行き、永久保存版のドレスばっかりでっせ~。これでデザイナーのNicolas Ghesquiereの評価は更によりいっそうあがるんじゃないかと思います。 

             
                 Nicolas Ghesquiere

   拝啓、
Nicolas Ghesquiere様。あなたはなぜこんなにかっこよく、天才なのですか?


             Balenciaga 2006 Spring Collection
 

             
 
               
  

             

              

             

              

              
             

            
              
             

               

              

             

              

               
                    Finish!!
 
 
どうでしたか?長々と写真を載せてしまいましたが、これでも写真を選び抜いた方です。できたら全部載せたかった~!!一応順番は守ってるつもりで、トップがFreja、ラストがHanaです。最初は建築的なフォルムの白いドレスが続き、Balenciagaにしては意外?なロックっぽいTシャツ、お得意のスーツ、そしてだんだんとフリルやレースのあしらわれた服がどんどんと登場し、最後の方にはレースやフリル自体が服を形作るといったような変化を遂げていきます。
 最初の方はいつもの建築的なフォルムのBalenciagaだったので「こんなもんか~」と思っていたら、3枚目のErinのストライプスーツとフリフリのシャツが登場、「おっなんか違うぞ~」って思っていたら、ロックっぽいTシャツなんかも出てきて、「今回はロックがテーマなのかな?」って思ってたら、どんどんとレースやフリルがわんさかになっていって、Balenciagaにはめずらしくロングドレスも登場(ロングドレスは最初のコレクションで作って以来、作る気はないと言ってました)。
 今回はフェミニンな要素が強かったなと思います。ただ、ただ甘い感じのフェミニンではなくクールな要素を漂わせるところが、Nicolas Ghesquiereの特徴なんだと思います。こういうコレクションをありがちなオペラホールみたいな過剰装飾の建物でやらないで、コンクリートのシンプルな場所でやるところがBalenciagaの服の評価を上げているように感じます。服を現代アートみたいな感覚で見れませんか?
 服の見せ方、素材の組合せ方、使い方が斬新で、今まで見たことのない新たなフェミニズムを提示しているように感じます。Nicolas GhesquiereBalenciagaに新たな一面を付け加えたように感じます。

 Dariaは今回全然コレクションに登場しないみたいで、何か物足りないです(涙)売れっ子になるとでなくなっちゃうんだよね‥‥Chanelだけでも出ないかな~。あと、今日を境にブログを休みがちになるかなと思いますが、辞めるわけではないので、たま~ああ~~に見にきてne!



M/M Paris


 留学したらグラフィックデザインを専攻するつもりです。ブログを始めて以来こういう話題に触れるのは初めてな気がします。遅いっつ~の!もっと早めに取り上げるべきでした(反省)。
 今日紹介するのは、M/M Parisというグラフィックデザイナーの2人組。私がグラフィックデザインに興味を持つきっかけとなったのが彼らです。BjorkのCDのアートワークをしているといえば、すぐお分かりになるんじゃないかと思います。

 私が初めてM/M Parisの作品を見たのは、大好きなブランドBalenciagaのAD。そのシーズンのコレクション自体が物凄く好きだったんですが、ADが更にそのコレクションのBalenciagaイメージを昇華していて、こんなにも美しいファッション広告(AD)があるなんてと衝撃を受けました。ADは芸術性よりも商業性が重要視されがちになってあんまり冒険できない分野だと思うんですが、あの広告は冒険して見る人を引きつけ、はたまたブランドのイメージを更に高める効果を持っていたと思います。
 
             


            Balenciaga AD

その他にもCalvin Kleinでも一時期ADを担当していました。今までのCalvin Kleinのイメージを一新するような強いインパクトのある広告で高い評価を得ました。写真自体に切り込みを入れて、ロゴも手書き感丸出しの文字をしようするなど、彼らの仕事には遊び心と,強いアート性・デザイン性が感じられ、見ていて本当に楽しいです。

             
               Calvin Klein AD

Baleniciaga、Calvin KleinともにフォトグラファーはあのInez Van Lamsweerde& Vinodh Matadinで、Inezたちの写真のアートワークのほとんどをM/M Parisが手がけていて、いろんなコラボレーションを目にすることができます。アルファベットシリーズなんていう実験的な作品をはじめ、BalenciagaなどのブランドのAD、更にはBjorkのCDジャケットなど挙げれば切りがないほどで、M/M Parisの写真を自由に切り貼りする手法は、信頼し合ったフォトグラーファーの存在があるからじゃないでしょうか。

              
             

              

                the alphamen "A" "Y"






写真に彫刻するように細い線を描いたり色を塗ったり、写真を切ってコラージュしたり、ものすごく当たり前のことをやっているけど、今まで見たことのないビジュアル作り上げてしまうのは流石の一言です。グロテスクぎりぎりなんだけど洗練されてもいるところが彼らの持ち味じゃないでしょうか。グロテスクビューティーってやつですね。文字や線の使いかた、写真の使い方は秀逸の一言です。少し前までVOGUE Parisのアートディレクターを務めていましたが,今はやってないみたいです。(あんまりM/M Paris感はなかったし、個人的にはFabien Baronの手がける今の方が好き。)それに今は彼らの手がけるADもなく、M/M Parisの作品を見れなくて、物足りない毎日です。またBalenciagaのADをやってほしい!!


             

             




私的モデル通信 No.5"Anouck Lepere"

 
 私が今もずっと好きなモデルがAnouck Lepereです。
 何も見なくても彼女のスペル打てちゃいます。

              

  一時期ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーに興味があった時期があり、そこでアントワープ6と呼ばれるデザイナーたちや、アントワープという都市自 身に興味を持つようになり、その中でベルギー出身のモデルAnouckの存在を知り興味を持つように。そのときは ベルギー出身のモデルブームが起こって いて、Anouckをはじめとして、Ann Catherine LacroixやHannelore Knutsなんかが売れっ子になっていました。VOGUE Nipponでもアントワープ特集が組まれ、彼女たちがカバーを飾ってました。
 
 大型新人として取り上げられていて、あのMario Testinoも第2のGiseleと言ってたほど。太い眉毛に、中性的な顔立ち‥‥始めは正直あんまりきれいだとは思わなかったけど、忘れられない強い インパクトがありました。センセーショナルというか、でも知性を感じさせる強さがあるなと思います。アントワープ出身のデザイナーたちの廃退的な不思議な 雰囲気をAnouckというモデル自身が体現しているようにも感じます。
             
             


 しかも、彼女めっさおしゃれなんでっセ~。基本的にシンプルなんだけど、その場にあわせる空気感を読むのが上手いというか、着こなれた感があります。何 を着てもものにしてしまう力がある!流石モデルよね。
            
           
             

             

 あと、足フェチの私が憧れる美脚の持ち主!一番最初に見たAnouckはオフショットのジーンズ姿 だったんだけど、足のラインとジーンズのくったり感がブラボ~で、一番ああいう風にジーンズを履きたいなって今でも思います。この美脚を見よ~↓  

               

                        

 また、彼女は自分でジュエリーデザインも手がけていて、それがまた凄く素敵なんですよ。建築家を目指していただけあってシンプルかつモダンで、従来のジュエリーデザインとは違う、建築的な造形の美しさが魅力です。耳に掛けるタイプのジュエリーが何年か前に流行りましたよね、きっとこれはAnouckによるもの、間違いないっ!!この前まではネットで手に入れることができたんだけど、会社のイザコザがあったらしく今はジュエリー作りをしていないみたいで,あの時買っておけば~と後悔してます。早く再開してくれるといいのですが‥‥。

               
              
              
             どちらも自身のジュエリーを身に付けたもの           

 長々と説明しちゃいましたが、私はこんなにもAnouckが好きだってことを分かってもらえたら幸いです。で、今日Anouckについて書こおって思ったのは、びっくりニュースが飛び込んできたからなんです!!なあ~んとAnouck Lepereと,Kate Mossの子供の父親でありDazed&Confusedの編集者であるJefferson Hackが付き合っているとのビッグニュース!他の人にとってはどーでもいいことかもしれないけど、私にとってはもお~今年一番とはいかないものの、ビビビックニュースなわけで‥‥だってもし、AnouckとJefferson Hackが結婚したら、AnouckはKateの子供リラちゃんの養母になるわけで、Kateとも微妙な間柄になるわけで、私の好きなモデル2人がこんな微妙な間柄になったら、いいような悪いような。
 でも、AnouckとJefferson Hackの2人をKate抜きで考えると、凄く素敵なカップルだと思います。AnouckもKateに引けをとらないおしゃれさんだし、Jafferson Hackも言わずもがなのおしゃれで、ファッション雑誌に夢を馳せる私にとったら本当に憧れの人だし‥‥完璧なカップルだわ!きっと!AnouckにKateに振り回され気味のJefferson Hackを幸せにしてもらえたらな~でも、Kateと子供の3人で家族として一からやり直して欲しいような‥‥これからのことを考えると眠れません。


              

              
 
 やっぱり写真で見ると、幸せそうだし、お似合いだし、お洒落だし‥‥これからのことは神のみぞ知るです。            

私的モデル通信 No.4 "New PRADA Girl Sasha Pivovarova"


 PRADAの05年冬の広告の顔をつとめているのが、今日紹介するSasha Pivovarovaです。モデルにとってPRADAの顔となるのは本当にビックチャンス!将来が約束されたも同然です。DariaもPRADAの顔になってから超大躍進したものね~。その事実がいかにビックチャンスなのかを物語っていま。  で、大役を得たのがこのSasha。ロシア出身の美大生で、絵を書くのが大好きなんだそう。(私からみたら本当にラッキーな美大生だよ。あのSteven Meiselと仕事ができるなんて~。私もモデルになれたらな~。無理だけど。)                


             
 

記念すべきPRADAのオープニングを飾る。華々しいモデルデビュー!このプラダのヘアメイクが凄い好きです。ヘアバンドってこんなにすてきなアイテムだったのね~みたいな。


             

             
     

 ショーの時点で、もうADに出ることも決まっていたのかもね。今シーズンのPRADAのADです。フォトグラファーはもちろんSteven Meisel!やっぱりアヤツは天才だな。上手い!上手すぎる~! 個人的にSashaの上をみてポカンとした表情が好き。目がまんまるになって、なんか物凄くカワイイ!!


             

 つい先日の最新プラダのコレクションでも,オープニング飾っちゃいました!偉い気に入られようでんな~。もしかすると、次のADにも出ちゃうかもね~。今大人気のGemmaもPRADAのコレクションでデビューしたけど、ここまで大々的に取り上げられなかったわけで、もしかするとGemmaを追い抜いちゃうかも。まあ、Gemmaのベビーフェイスの最初のインパクトは大きかったけど、私的には色々出すぎてもう飽きちゃった感がある。(Gemmaファンの人ごめんなさい!)不思議な顔だちだけど、ベビーフェイスって領域から抜け出すのが難しい気がする。Dariaはその点色んなジャンルをカバーできる素質も十分だし、もっと見ていたいなって言う魅力がある。つまり、Gemmaは今大人気なんだけど、PRADAの広告に出たものの何人かのモデルと一緒なわけで、Steven Meiselの心を完全に捉えているようには見えなくて、あの爽やかな感じのまま、時間とともに消えてしまいそうな気が私にはしちゃうんです。
 なんでGemmaの話が出てきたかっていうと、GemmaとSashaが私には似て見えるから!Sashaの顔はGemmaの顔をもっと引き締めて、肉を落とした感じ。似てるように見えません?


   
      Sasha Pivovarova Gemma Ward

             
                 
Louise Pedersen
 
 なんか写真を並べてみると全然違う気も‥‥でも、遠目から見ると似てるように見えますよきっと。ちょっとLouise PedersenとGemmaを足して2で割った感じかな?やっぱりGemmaはカワイイです、やっぱり。ただ甘すぎるんですよね。Steven MeiselもMiuccia Pradaも少しスパイスが欲しいなって思った時に現れたのがSashaだったんじゃないかな。
甘ったるいお菓子を食べてたら,誰でもお茶を飲みたくなるのが人間ってものです。(これは私の勝手な想像です)
 
 Sashaの爬虫類?のようなセクシーな口元と、はかなげでヒンヤリとしたな眼差しが私は好きです。すっきりとしたクールなイメージがこれからどんな変化を遂げていくのか凄く楽しみです。



反省文

 
 私は本当に留学したいのか?
 やっぱり留学はしたい。毎日、留学のことを考えている。
 でも、英語の勉強をサボってしまう。
 何んでだろう‥‥。
 たぶんどこかで甘えてるんだと思う。
 逃げているところがあるんだと思う。
 現実を直視できてないんだと思う。
 親に甘えているんだと思う。
 私は、何がしたいんだろ。
 忙しいようで、何もしてない自分がここにいる気がする。

 毎日頑張っていれば、毎日充実してるんじゃないかな。
 未来の不安を解消したいなら、今を頑張らないと。
 今を直視しないと。

 今までの自分を全否定して、
 将来のことばかり考えてあたふたするよりも今を生きる!
 それが私が今しなきゃいけないこと。
 やらなきゃいけないこと。
 言い訳はいくらでもできるけど、それが何も生み出さないことはよく分かっている。

 今を頑張る!今を大切にする!

 父、母、入院中のおばあちゃん、友達、このブログを見てくれた人に誓います。

     2005年9月30日
              
高橋 歩
人生の地図
 私を昨日目覚めさせてくれた一冊です。久々に読み返したら、やらなきゃいけにことに気づきました。この本は、読んでいるだけで前向きな気持ちになれて、生きているって素晴らしいなって思えます。私の友達の何人かも持っていて、私も買っちゃいました。
 これからもずっと大事にして、読み返していきたいです。っていうか私の場合、たるんだ気持ちを正すために,今日から毎朝読むことにしました。
 昨日読んでいてハッとさせられた一言。

 理想を語ることは簡単だが、自ら実践するのはすごく難しい。
 だからこそ、とにかく、どんな時でも、ベストを尽くして生きなければいけない。
 その結果、うまくいく時もあれば、そうでない時もある。間違いを犯すこともあるだろう。
 でも,少なくとも、自分自身に対しては誠実に、
 そして、自らの描いた夢に向かって、精いっぱ い生きていくことだ。
                   
           F1レーサー アイルトン・セナ 「セナ」