The world is beatiful sometimes… -2ページ目

卒業制作 "exist"


     
                            exist





 

                        



 発表が遅くなりましたが、恥ずかしながらこれが私が短大の卒業制作で制作した作品"exist"です。

 絵画専攻でしたが、この作品は半立体であることを意味するカットアウトという手法を用いました。普通の平面的な絵ではなくて、もっと視覚に訴えるものは何か?と考えた結果たどり着いたのがこの手法。工作が好きだったというのも理由のひとつ。

 制作に丸々2ヶ月掛かり、この前に試作として鳥やらイカなどの作品を何点か作ってはいましたが、卒制は葉や花、動物など様々なものを組み合わせなければいけなくて、それをどう表現するのか、どうすればカットアウトの魅力を最大限に生かせるのか、悩みに悩んで手探り状態で作ってました。

 写真では気付かないかもしれませんが、葉や花びら、鳥の羽など一枚一枚ケント紙を切りつけるというなかなか細かい作業もあり、すべてのパーツもケント紙をモチーフの形に切り、下にスチレンボードを貼り付け厚みをもたせ、下地にジェッソやらメディウムをつけてから、ようやく着色といった感じで、色を塗るまでが一苦労。それに葉っぱをかなりの量作らねばならなかったので、1日1日が勝負というか、「今日トラ作って、明日サルと葉っぱとなんやらかんやら…」ってな具合で、何かに追い詰められながら制作してました。家でもサルや鳥と生活を共にし色を塗る日々。

 

 カットアウトの長所は、線を空間的に直接感じ、作品の世界観を空間に何倍も広げることが出来る、またそこに生まれる影も作品の効果になるということ。

 なぜ、ジャングルなのか?それはその夏いった沖縄旅行で感じた、自然の物凄いエネルギーとパワーを自分の作品を通して伝えたいと思ったから。私はかなりファッションから影響を受けていて、David Simsの写真に溢れる躍動感と見ていて伝わるパワーを表現したいという思いもあった。その他にもTerry Richardsonの白バックはカットアウトと壁との関係に影響しているし、PRADAの04年の鳥をモチーフにしたコレクションを見て以来、私はすっかり鳥の虜になった。アーティストではPaul Gauguinのもつ世界観におもいっきり影響を受けたし、カットアウトのあり方みたいなものは長谷川純さんから学びました。



                           PRADA


                   


Paul Gauguin


                   




 そして見ていて分かりやすい、伝わりやすい、面白いものを作りたかった。ただ作業に夢中になりすぎて、あまりにもジャングルそのままなため自分らしさを表現出来たかというと、答えはNO!それはこれからの課題だと思う。作品の全体的な形が長方形でなく、もっと葉などに広がりや動きをもたせて不変形に出来たらとも思う。

 とにかく、この作品を目の前にしたら、その世界に吸い込まれてワッ!というようなパワーを感じて楽しい気分になってもらえれば何よりです。

 



毎日をどう生きるか





ある日ロナウジーニョは言ったらしい、

 「僕も子供のころはテレビの向こう側にいたんだ、今の自分があるのは夢をおいかけながら、一生懸命に勝ち取ったからなんだ。毎日練習して夢を大事にしてそれが一番の方法だし、そうやって僕はここまで来た。大事なのは自分自身の決まりごとを守って追いかける目標を決める。それこそがナンバーワンになる道だと思う。」


 世界ナンバーワンのサッカー選手が言う言葉だからこそ重みが違う。毎日こつこつ出来ることだけをやっていく、それが何よりも大事なんだ。


ある日エジソンは言ったらしい、

 「もし自分に出来ることをすべて実行すれば、その結果に文字通りびっくり仰天することだろう。」


 今ある状況がいかにせよ、自分が出来ることに全力を尽くせば必ず道は開けるさ!



 

留学相談


髪を切ってスッキリ爽やか気分の今日この頃。

久々に留学についてのお話。


 やっぱり留学を目指すのであればサポートしてくれる機関が必要になりますよね。大学選び、進学してからについての相談、面接や入学手続きなど、いくら世界中の情報が簡単に手に入る時代になったと言っても、個人での情報収集には限界があるし、何よりも不安!


 私はまず始めに、イギリス留学について無料で相談にのってくれるブリティッシュ・エデュケーション・オフィス ブリティシュ・エデュケーション・オフィスhttp://www.beo.jp/index.html(イギリスの数々の教育機関との提携・協力によってサポートがすべて無料だそう)に相談したんですけど、イギリス芸術大学に関する資料がなかったこと、進学したい大学の面接が行われてなかったことなど、色々と資料を送ってもらいお世話になったんですがちょっと変更。


 次に相談したのはユニバーシティ・コンサルタンツ ユニバーシティ・コンサルタンツ(1985年にロンドン大学の外郭団体として発足、大学の予算で運営され、ロンドン芸術大学(UAL),ロンドン大学(UCL,KCL,LSE,QM)ほか英国の10数校への留学をお手伝い、ここも無料でサポートしてくれます)

 ここは主にロンドンにある大学を取り扱っていて、ロンドン芸術大学の面接を年に数回行っていたり、ホームページでもアート・デザイン留学に関する情報も多かったので、メールや電話で相談して、資料を送ってもらいました。資料は進学先に上げていたCentral Saint MartinsとLondon Collage of Communicationの大学案内と、イギリス芸術大学の留学生用の資料、あとはユニコンの資料に願書などなど。今まで見たくても見れなかった大学のパンフレットを手に出来て凄く嬉しかったです。


                   


 CSMは薄くて詳しいことはあまり載っていませんでしたが、パールの輝きのある紙とザラザラした紙が交互に混じっていてパンフレット自体のクオリティーが高く、学校の自由で楽しい雰囲気が伝わってきました。

やっぱりファイン・アート、ファッション・デザインの比重が高く、正直全分野ちゃんと説明して欲しい気もしましたが、Webでかなり詳しい情報を得れるので、とりあえず満足。



                   


 LCCは厚い!1.5mmはあります。さすがに出版分野に強いだけあって、こちらもグッドデザイン。とにかくメディアや出版に関するコースの多さ、あらゆる分野を細かく説明していてストイックな姿勢が伝わってきました。生真面目な感じもします。



                   


 一番驚いたのがこのCD-ROM!イギリス芸術大学に通う留学生9人のインタビューや、学校生活、友達、生活費、バイトに関する説明などの情報が満載で、今まで見ることがなかった生活風景を映像で見ることが出来て、留学のイメージが高まりました。やる気もアップ!



 まだこの大学!というのは決まってませんが、できればロンドン芸術大学のどこかに入学したいなと思ってます。ロンドン以外のゆったりした場所で勉強するのも憧れるんですけど、あらゆるものに揉まれてみようかなと、若いうちに刺激をたくさん受けたいなと思うんで。とりあえず、これからユニコンに相談して志望校を決めて、早ければ夏、それか来年の2月あたりに面接を受けれるように、TOEFLのスコア、ポートフォリオの準備を計画的に気合入れて進めていこうと思います。とにかく生の情報に触れると気合いと現実感が高まるので、悩んでる人もとりあえず資料請求してみて下さい!






Viva! Layered Style!












 遠い秋冬に向けてMarc Jacobsの提案を私は受け入れようと思う。それはグランジルックを彷彿させる、超レイヤードスタイル!つまりは重ね着!06年の秋冬CollectionでMarc JacobsはMarc by Marc JacobsでもLouis Vuittonにも、少なからずこのスタイルを取り入れてきた。

 Marc Jacobsの新しいフォルムの追求はこの冬実を結ぶと思う…少なくとも私の中では!いやっ世界にグランジスタイルの回帰が起こるかも…だって最新号のWはレイヤードスタイルのオンパレード!この前のVOGUE ItaliaはMarcの世界そのものだったし。

Marcのコレクションで見かけた異なるプロポーションとボリューム感のある服の実験的なスタイルはとても魅力的だけど、実生活でチャレンジするには勇気とグットセンスが必要になる。けどInez&Vinoodによる”Morph”の数多くのレイヤードスタイルなら、トライできそうな気がする。スタイリストのCamilla Nickersonの提案はこう。例えば、タイトなスカートに細身のパンツを合わせる、これ基本スタイル。トップスだって異なる素材で重ねる!ロンググローブは簡単に取り入れられる便利アイテム。野暮ったくならないようにスパンコールやラメアイテムを取り入れてキラメキ感をプラスしてアクセントに!だらしない格好になりがちなレイヤードスタイルをキュッと引き締めるキーアイテムは、なんと言っても靴!!!ブーツにはボリュームをもたせてハードに、ヒールなら変わったフォルムのものを取り入れてニットのソックスと組み合わせる。

 レイヤードスタイルは素材の違いとフォルムの面白さを楽しめる、お金の掛からないファッションの醍醐味。私もニュースタイルの研究にトライしてみたいと思う。



                      

                    

Louis Vuitton


 ニュールックの数々を見ることができたLouis Vuittonも素晴らしいの一言!ボリュームのあるフォルム、ファー使い、大きなニット帽、Marc Jacobsのコレクションと被るアイテムやスタイリングもチラホラと、やっぱりグランジの面影を強く感じました。上のVladaなんかは上から下まで体を覆ったパーフェクトスタイル!暖かそう。厚手で重たい感じがする生地だけど、タイトに着こなしてスッキリしているお手本にしたいスタイル。



Marc by Marc Jacobs

 

 大胆なレイヤードスタイルを楽しむならMarc byの方かも。ポイントはダボダボのパンツ!ロングドレスやコートに合わて、まるでヒッピー!パンツもワンピースもマフラーもとにかくロングロングロング!他では見れないカラフルな色合いもキュート。







Chloe


 今回のChloeは賛否両論あったみたいですけど、私は落ち着いた色合い、昔の女学生を思わせるキュートで懐かしさを感じさせるフォルムなんかが好きです。キュロットにパンツを合わせたり、厚手のタイツを覗かせたり、幅広の袖のトップスに透ける素材の幅広のシャツを合わせる(面白いコーディネート!)素材の違いを楽しむのが大事。やっぱりポイントはちょっとハードな靴!





Elizabeth Peyton









 完全ではなくて不完全だからこそ美しい―。Elizabeth Peytonはそんなことを教えてくれる画家だ。線の流れ、大胆な筆跡、鮮やかな色、描かれた途中に見える勢いが伝わってくる。そして描かれた人々、Kurt Cobainシリーズで彼女は名を上げ、Keith RichardsやThe White StripesのMeg White,Eminemなど誰もが知っているミュージシャンや、どこにでもいそうな若者がモデルとなっている。Elizabeth Peytonのフィルターを通すことによって有名人や普通の人々のさりげなく切り取られた一瞬が、私の日常にもありそうな一瞬で、それがとても特別でキラキラ輝く美しさを秘めているように感じる。

 

誰でも決してパーフェクトじゃない。だからこそ、この世は多様で面白い。作られる作品が不完全に見えても、その中にキラキラ輝くものを見つけることは可能だ。そこに美を感じることが出来たら、この世は美しいものだらけじゃないかと、彼女の絵は教えてくれている気がする。





Dear Kurt Cobain




    



 1994年4月8日蚊rtCobainは自ら命を絶つことでロック界の色褪せることない伝説となった、27歳の若さで―。死というものは残された人々に悲しみという強烈なインパクトを与え、時間を停止させる。その止まった時間は神格化という形で残された人々の心の中に永遠に残り続ける…特にミュ-ジシャンの場合は、

Jimi Hendrix、Janis Joplin、、Jim Morrisonも27歳の若さで死んだ。誰もがドラックに溺れ自滅的な死を迎えたが死を望んでいたわけではないと思う―でもKurt Cobainの場合はどうだろう……。




  It's better to burn out than to fade away.

          錆び尽きるより燃え尽きる方がいい


 最後にこういい残して死んでいったKurt Cobainは誰よりも正直でリアルだったのかもしれない。自殺というのは本当にわからないものだ……いくら真実を探ったとしても、それを知っているのは死んだ本人だけなのだから。残された人々は見つかることのない答えを探し続けなければならない……私の叔父が数年前に自殺したとき、兄弟同然のいとこの悲しみといったら、私の慰めの言葉がいかに軽薄かと思うとかけて上げられる言葉はなく、彼らに見せる私の涙がどんなにちっぽけかと思うと泣くこともできなかった。それ以来、自殺というものが私の心の中にも小さな穴となって残った。




 私がNIRVANAに出遭ったのは高2の秋頃、You know you'r rightのプロモを観て、一瞬でやられた。静寂の中に押し込まれた悲しみのあとに、堰を切ったかのように心の奥底から叫び続ける姿は、自分が心の奥底から求めていたものだった。すぐに本屋でNIRVANAの記事を読み漁り、NIRVANAのベストアルバムを買った。やっと自分が求めていた音楽、バンドに出遭えた喜びは本当に大きなものだった……でも、そこで知ったのはKurt Cobainの死と、NIRVANAが何年も前のバンドですでに存在すらしていないということ。

NIRVANAが90年代を代表するビッグバンドであったことすら知らない私にとって、NIRVANAは今でありこらからだった。本当にショックで、放心状態のままバスに乗って帰ったことを今でも覚えている。



                    


 

 ただ純粋に音楽を愛し、アンダークラウンドでそれを続けていきたかったKurtにとって"Never Mind"の世界的な大ヒットは、自分たちの予想に反し会社の重役やファッションの世界にも受け入れられた。中身のない格好だけの生ぬるいミュージックシーンをあざ笑うかのように、ボロ着のようなファッションに身を包み、音楽だけで勝負していったNIRVANAは、リアルを求め同じ憂鬱を抱えた若者の代弁者となりヒーローとなった。しかし、自分たちが一番否定していたメインストリームに自分自身が躍り出てしまった……しかも世界的に。商業やメディアに利用され、ある人からは妬まれ、あるときには神のように崇められる。すべての重荷を背負い、自己否定でしか受け入れることのできない自分自身の存在。元々強くはない彼の心の中に埋めることのできない大きな穴がぽっかりと空いた……。

               





 こんな私にKurtの悲しみも傷も、死に追いやった事実も分かってあげることはできないけど、唯一私が分かるのは彼が本当に音楽が大好きだったということ。Kurt Cobainの純粋無垢な少年のような笑顔(私は今まであんな風に子供みたいに笑う人を見たことがない)がそれを物語っているように感じる。

 彼の死から10年以上の時がたち、再び世界には多くのフェイクがはびこっている。NIRVANAの音楽と彼らのスタイルは、不完全であることがいかに美しく、リアルなものは何よりも強くて心に訴えかけてくるかということを証明した。再びKurt Cobainのような救世主が心の奥底から叫んでくれることを待っている。

 もちろんKurt Cobainは私の心の中でずっとヒーローに決まっている。











The Mamas & The Papas




 

 最高~!聴いてて胸が揺さぶられるというか、自分がこれだ!と思える音楽に久々に出会いました。それはThe Mamas & The Papas!

 グループ名はなんか変だけど、でも男性2人と女性2人の生みだすハーモニーの美しさと強さといったら巧です!メンバーは上の写真奥からJohn Phillips,Denny Doherty,Cass Eliot,Michelle Phillipsnの4人。もちろんJohnとMichelleは夫婦、モデル上がりのMichelleの美貌は女の私が惚れ惚れする美しさ。

All the leaves are brown~のコーラスから始まる彼らのデビュー曲"California Dreamin"は聴いているだけで、どこか遠くに行けそうな気分になる。美しいハーモニーが幸せな気分にしてくれます。


          

                   



 まだ聴き始めたばかりなのでそんなに詳しくはないんですけど、もっといろんな曲を聴いてママパパマニアになりたい!彼らの音楽は今の時代にない温かみに溢れている気がする、それが私にとって新鮮だったのかも。私の好きな曲、彼らの最大のヒット曲"Monday Monday"のDenny Dohertyの力強いソロパートとコーラスの絡みがとっても美しくて何とも言えません。聴いているとレインボーカラーの花々が頭の中でグルグル回る感じ。早く免許を取ってThe Mamas & The Papasを大音量で流して田んぼ道でもドライブしたいな~。



                   



 それにファッションがどれもキュート、フラワームーブメントを生み出したといわれる彼らだけあってヒッピーチックな着こなし、例えばフラワープリントのワンピとかビビットなカラータイツをさりげなく履いたり、男性人も負けず劣らず細身のストライプパンツとかキュートな柄のネクタイ、そして何よりもJohn Phillipsのファーの帽子が最高にはまってます。ここでポイントなのが脱力感!「キメルゼ!」って感じで力を入れずに、ヒッピーファッションに肝心なのがその脱力感じゃないかと私は思います。

 実はひそかにヒッピーになりたい私にとっては、60年代カムバック!いや、あの時代に私も生まれてたかった!いや、みんなで今からヒッピーになってイラク戦争を反対しようじゃないか~!といのは非現実的だけど、私の年齢からみてそろそろ本格的にヒッピーファッションを始めたいな~なんて。下の写真2枚は私の憧れのヒッピー像(モデルはAngela Lindvall)もちろんThe Mamas & The PapasのMichelle Phillips

もその1人だけど。



                   


                   



                         LOVE&PEACE 



       

Rock! Rock! Rock! David Sims

                        

   



今日は私の持てる全ての力を総じて”大特集David Sims”です!

 

David Sims…1989年にフォトグラファーとしてi-D,The Face誌で活動を始める。グランジのムーブメントにのり独特のスタイルを確立し認められ、Youji YamamotoのAD、1993年にはHaper's Bazzerでめざましい活躍を遂げる。現在はVogue Paris,Vogue US,V Magazine,W誌などでエディトリアル、Balenciaga,

Jil Sander,Calvin Klein等のキャンペーンを手がけている。妻はデザイナーのLuella Bartleyで、現在はロンドンに在住。


                    

                    


                    



 Rock! David Simsの写真はまさにRock!独特のジャンプポーズや口をとんがらせたしかめっ面には、何か既存の支配的なものに対するオルタナティブなパワーに満ちていて、華やかなファッション界とは一線をがす世界観が存在している。躍動感が見ている側にも伝わってきて、私の感情を高らぶらせる、そうまさにRockを聴いているときみたいに―。それはもちろんNIRVANA!グランジムーブメントを生み出したNIRVANAはファッションにも影響を及ぼした(それが結局Kurt Cobainを苦しめた訳だけど……)、そこに登場したのがKate MossやMarc Jacobsなどの今のファッション界を牽引する申し子たち。そこにはMario Sorrenti,Corinne Day,Juergen Teller,そしてDavid Simsなどのナチュラルでより自然な雰囲気を主にした若い写真家が台頭し始める。

  強いて言うならNIRVANAを聴けば彼の写真にもっと近づけるんじゃないかってこと。David Simsの写真を一言で表現するのは難しい、だってあらゆる感情が存在しているから―怒り、悲しみ、憂い、希望。やっぱりKurt Cobainの音楽とDavid Simsの写真に私は何か深い共通点を感じてなりません。


   
                       


                     


              

                    


  
 VOGUE Parisで3ヶ月に1回のペースで1冊ほとんどのエディトリアルを担当するほどメインストリームに躍り出たDavid Sims……その1冊は本当に素晴らしくて美しい(涙)彼の活躍をリアルタイムで見ることができて私は本当に幸せだなと思います。どんなにシックな服でも若々しくフレッシュな魅力を付け加えることができるのがSimsの魅力のひとつ。

 また、数多くのADの中で私が最も印象的に思うのはBalenciaga。ここ最近のBalenciagaのADを全て手がけていて、構図のシンプルさや、服のシルエットの見せ方はBalenciagaのもつ特性を余すところなく表現していると思います。Balenciagaのデザイナーのミューズであり、Vogue ParisのエディターでもあるMarie-Ameli Sauveも一番いい仕事ができるのはDavid Simsだと語ってもいました。

 他のブランドではFabien Baronの記事で紹介したCalvin KleinのADはマジでクールだと思う1枚。若さに溢れてエネルギッシュで、見る人に訴えかけるパワーに溢れている。最近ではJil Sanderとも凄くいい仕事をしているなって感じます。



                           






ある人がDavid Simsを現代のRichard Avedonに例えていたけど、私もそう思う。Simsの写真を見たあとに、Richard Avedonの写真を見たら、物凄く似ている何かを感じた。ポージングの仕方や、ライティングの使い方なんかに……ファッション雑誌だと、ほとんどがスタジオワークを占める中で、はじめてスタジオワークの奥深さと面白さに気づかせてくれたのがDavid Simsだった。見事なスタジオワークはやっぱりポージングのとらせ方の巧さ、そしてその一瞬を最も的確で効果的なものとしてフィルムに焼きつけることのできる技術力と視覚の高さにあるんじゃないかと思います。

 全身を撮らせても上手いけど、顔のアップがまた上手い!ハイっ巧!特に若者を撮らせたら天下一品!若者の奥にあるありとあらゆる感情を探り出して一瞬にぶつけるしたたかなパワーは本当に強い何かを感じさせる。下の3枚の写真はWのPenn State Universitysという大学をドキュメント調に撮りおろした物から選んだもので、モデルはみんな学生つまり素人なんだけど、個性とかその人の人柄を想像させるようなポートレイトの数々は、被写体それぞれの個性の美しさが表れていて、David Simsのファッションフォトだけに収まらない写真家としての才能に再び驚かされました。私も撮ってほしい!!                   








 そして忘れてならないのがヘアスタイリストGuidoとの黄金コンビ!この2人に勝るコンビはないぜ!って言うくらいあっぱれなコラボレーションを見せてくれています。David Simsの名前を見ると最後のページにGuidoと書いている率高し。まあ、名前を見なくてもGuidoのヘアスタイルはとっても独創的でロックな感じがするので気付くんですけど、Simsの写真のパワーをGuidoのヘアが何倍も高めてくれる、お互い物凄く信頼し合っている感じが見ているだけで伝わってきます。私の中では今一番乗りに乗っていて、技術でも独創性でも世界ヘアスタイリストNo.1をひた走る大好きなGuido、ぜひDavid Simsの写真を見たときにはGuidoのヘアもチェックして見て下さい!




                     


  

 私にとってDavid SimsはNIRVANAのKurt Cobainみたいに心の中に持った芯の強さと、飾り立てないことがいかに美しいかを体現することで上辺だけのチャラチャラした社会をぶち壊したグランジムーブメントに登場したヒーローだ。若者の怒りや叫びを音楽ではなく、目に見える形で具現化しているように見えてならない。                      





引越し…嫌だ…


 お久しぶりです!いろいろバタバタしていたので更新できませんでした。昨日引越しを終えて、実家の方に帰ってきました。正直「引越しはもう二度としたくない」なって思いました、だって物を処分するのって凄く胸が痛むし悲しいから!


 小さい時から物を大事にしすぎる私(乗ってる自転車は8年物)は、物に対する執着心というか、いざ捨てるとなると使っていたときの思い出がグッとこみ上げてきて、「捨てていいのかな…今までお世話になってきたのに、こんなに簡単に捨てちゃっていいの、私?」ってな感じに保留になって、ぜんぜん作業が進まず、結局一睡もせずに荷物をひたすら詰めつづけました…肉体的にも精神的にもこんなに辛い日はマジで初めてでした(泣)しかも、単身パックを頼んだのに結局必要なカートは3つで…ぜんぜん一人の引越しじゃねぇ~!みたいな。これを教訓にこれからはシンプルに生きていこうと思います! 

                   

                    Simple is the best!!                                                       


                      

 友達との別れは、正直まだみんなにはどこかで会えるんじゃないかっていう思いがあって、別れる実感がなく悲しい気持ちはあまリなかったんですけど、いざ部屋が空っぽになって初めて「引っ越すんだ、私!」って思った瞬間に悲しさがグッとこみ上げてきました。友達とはこれからなかなか会えなくなるけど、いつかどこかで会える事を信じて、みんなの幸せを願いたいなと思います。


 実家に帰ってきて、正直(留学できない)悔しい思いもありますが、荷物整理をしたら早めに仕事を探して頑張っていこうと思います!


  私のやらねばリスト

    その① 仕事をして稼ぐ!

    その② TOEFL550点をゲット!

    その③ ポートフォリオの完成!

 の3つ!甘くはないし、本当に頑張らなきゃ達成出来るものでないことは、自分の胸に痛いほど響いています(イタタタァ~)…私がどこまで出来るのかとりあえず見守っていてください!お願いします!




English!!

             

              
 

 昨日ロンドンに留学していた知り合いの方が、自宅に招いてくれて英語だけで話す環境を提供してくれました。その人の旦那さんがアメリカ人で、知り合いの外国人の友達も何人かいて、カナダから日本に旅行しにきたカナダ人女性2人も来ていました。友達は日本に住んでいるのでゆっくり話してくれたり、私の意味不明な英語を理解してくれるんですけど、カナダ人の二人の話す速度は容赦なく(人柄はとってもナイスな2人でした)、聞き取るのに必死だったけど、理解できたのは40%位‥‥話すなんて以ての外で言いたいことの10%もろくに話せなかった‥‥撃沈でした!でも、留学したら全てが英語なわけで、英語ができなかったらイギリスでは生活ましてや勉強なんてできないでしょうね‥‥。昨日は自分の実力のなさと生半可な気持ちに気付かされました。

 卒業製作とか、作品を作り出すとそれしか手に付かなくなってしまう私。器用に2つのことをこなせない自分にいつも腹を立てている‥‥けど、残された時間はあとわずかだし、応援してくれる友達や知り合いの方、そしてブログを読んでくださる人のために全力で頑張ります!

 「やってやれないことはない、今やらずにいつ出来る!」


そして、素晴らしい明日のために! 
     

  3月9日         byレミオロメン

     流れる季節の真ん中で
     ふと日の長さを感じます
     せわしく過ぎる日々の中に
     私とあなたで夢を描く

     3月の風に思いをのせて
     桜のつぼみは春へとつづきます

     溢れ出す光の粒が
     少しずつ朝を暖めます
     大きなあくびをした後に
     少し照れてるあなたの横で

     新たな世界の入口に立ち
     気づいたことは1人じゃなぃってこと

     瞳を閉じれば あなたが
     まぶのうらにいることで
     どれほど強くなれたでしょう
     あなたにとって私もそうでありたい
 
     砂ぼこり運ぶつむじ風
     洗濯物に絡まりますが
     昼前の空の白い月は
     なんだかきれいで見とれました

     上手くはいかぬこともあるけれど
     天を仰げば それさえ小さくて
 
     青い空は凜と澄んで
     羊雲は静かに揺れる
     花咲くを待つ喜びを
     分かちあえるのであれば それは幸せ

     この先も 隣で そっと微笑んで

     瞳を閉じれば あなたが
     まぶのうらにいることで
     どれほど強くなれたでしょう
     あなたにとって私もそうでありたい