1867年・・・仁(大沢たかおさん)がタイムスリップした江戸は、大政奉還の年を迎えていた。
 
仁は夢を見た。
 
夢の中で未来(みき>中谷美紀さん)が、誰かに向かって言うのだ。
 
「坂本龍馬と同じですね・・・」
 
その先、何と言ったのか思い出せない。
 
龍馬と気まずい別れをして江戸に戻った仁のもとに、龍馬(内野聖陽さん)から一緒に写った写真と何やら意味深な歌が送られて来る。
 
咲(綾瀬はるかさん)とあれこれ考えた末、どうやら薩長が江戸の町を巣くうという意味に取れた。
 
一方、坂本龍馬の動向を探らねばならなくなった恭太郎(小出恵介さん)は、咲の身を案じ、仁に龍馬と関わりを持つなと忠告する。
 
 
・・・龍馬を筆頭に歴史の表舞台に立つ、歴史上の人物に絡む仁より、野風(中谷美紀さん=二役)のような一人の女性に向き合う仁の方が良いなと思ってしまった今回。(* ̄∇ ̄*)>
 
咲と二人、野風の結婚式に招待されるのです♪
 
野風が外国人のルロンさん(ジャン・ルイ・バージュさん)に囲われたときには、可哀想ならしゃめんの道を歩むのね・・・と嘆いたものですが、なんと幕府が認めて二人は正式な夫婦になれるとか!!
 
そりゃ~もう、野風が幸せになってくれないと咲だっていつまでも自分だけ幸せになれないって思い続けたままですから、嬉しいお話でありんす。
 
なんたって、初めてのコーヒーやシャンパンにチャレンジする咲さんが可愛いのなんのって。(´▽`)
 
ついつい飲み過ぎて潰れてしまい、「おばばになってしまいますよ」などと仁に絡む咲さんも可愛いかった。
 
そして一人になった仁を「診て欲しい患者がいる」と部屋に案内する野風。
 
診て欲しい患者、それは野風自身のことだったのだ。
 
乳がんの再発と全身転移を認めた仁は愕然とし、あのときもっとしっかり治療しておけば・・・と野風に謝るのです。
 
野風のお腹には新しい命が宿っておりんして、野風は子どもを産みたいと願っておりんした。
 
自分の余命が短いと知りつつ、それを仁に確かめんしたところ、「二年で五割・・・」と仁はあまりに短い余命を告げるのですが・・・
 
「二年・・・そんなに・・・」
 
もう・・・ここでワタクシの涙腺決壊。(TT▽TT)ダァー
 
二年あれば、この子を抱ける。
 
笑う顔も見られる。
 
声も聞ける、もしかしたら手を繋いで歩くことも出来るかもしれない・・・。
 
短い余命の中に大きな希望を持つ野風・・・。
 
その小さな命がやがて子を産み、その子がまた・・・そうして野風の命が未来へと脈々と受け継がれていくことに野風は夢を託そうとしたのでありんす。
 
翌日、教会へ向かう道々、咲に野風のことを話した仁に、咲は野風の子を仁友堂で取り上げてはどうだろう?と提案するも躊躇する仁。
 
咲には仁の迷いが抗えない歴史の修正力への恐れであり、野風を助けたことで未来が生まれる道を断ってしまった、過去の乳がん手術の結果を未だに引きずっていることがわかっていた。
 
純白のウェディング・ドレスを身にまとい、ルロンさんと腕を組んで幸せそうに歩く花嫁の野風を見ながら、咲は大きな歴史を変えようとすることに修正力が働いたとしても、この時代に生きる女一人が強く望む小さな幸せにまで修正力が働くほど神は無慈悲ではないでしょう・・・と語り、仁に関わりなく、この時代を生きる者として野風の子を咲の手で取り上げたいと言うのです。
 
ブーケを咲に投げる野風、野風の思いは咲にしっかりと届いたようです。
 
いやはや・・・もはや咲さんは悟りの境地。
 
何やら後光すら差して見えるでありんす。
 
咲を「たわむれでありんす・・・というのはたわむれでありんす」とからかう野風も可愛い。
 
この二人、とっても良い関係ですよね。
 
ルロンさんも交えて、野風の出産を仁友堂でと申し出ると、野風は安心しました。
 
野風さえ無事であれば、子どもは諦めても構わないというルロンさんの野風への深い愛情にも感激。
 
その愛情に応えて、「何もお返し出来んすけど、これくらいの贈り物はさせてくださんし」と言う野風にもルロンさんを思う気持ちがよく表れていて、ああ野風は幸せを掴んだんだなとワタクシも安心したでありんす。
 
そして龍馬から送られたあの奇妙な歌の意味も解読できました。
 
「薩長が江戸を巣くう」では無く、「江戸を救う」という意味ではないかと。
 
咲さん、大活躍~!(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
 
しかし・・・仁の留守中に仁友堂に忍び込んだ恭太郎は、仁の文箱から龍馬からの手紙を盗み出していました。
 
やはり仁を否応なく歴史の表舞台に引き出す模様・・・
 
その前に、次回は野風の出産だぁ~!!
 
どうかどうか、母子ともに無事でありますように。
 
野風が子どもを抱けますように・・・と祈らずにはいられません。