よだかはみにくい鳥です。
美しいかわせみや、鳥の中の宝石のような蜂すずめの兄さんでした。
でも顔はみにくく、足もよぼよぼのよだかは、鳥たちから嫌われ、避けられていました。
タカには「よだか」という名前を変えろと言われてしまいます。
同じタカの仲間と思われたくないからです。
しかし、よだかという名前はよだかが付けたものではありません。
けれど変えないとタカにつかみ殺されてしまいます。
よだかは、いっそ消えて無くなりたいと思います。
きょうだいに別れを告げ、よだかは星になりたいと空に飛び立つのでした・・・。
なんとも切なく悲しいお話です。
よだかは何も悪くありません。
好きでみにくく生まれたわけでもないのに、みんなに嫌われ、その存在を疎まれてしまうのです。
人間の世界にも、似たようなことは起こっているでしょうね。
