栄(麻生祐未さん)の脚気を治した安道名津(餡ドーナツ)は、江戸で大評判になった。
 
それで今度は、奥医師の松本良順(奥田達士さん)から脚気の疑いのある皇女・和宮(黒川智花さん)に安道名津を献上して欲しいという話が。
 
経営難の仁友堂にとっては、またとないありがたい話・・・でも仁(大沢たかおさん)は、またまた歴史の表舞台に出てくる人との接触にひるんでしまうんです。
 
そりゃそうだわ・・・仁ってば、二話までにどんだけ有名人に会いまくってんねん!?ってワタシも思いますもの、当事者が思わないワケが無い。(爆)
 
仁は江戸の町でバッタリ野風(中谷美紀さん)に再会し、彼女に行く当てが無いと知ると仁友堂で働かないかと提案。
 
それでなくても台所は火の車なんだけど、咲(綾瀬はるかさん)はイヤな顔もせずに歓迎するワケです。
 
そして誰にも知られぬように、こっそりと自分の着物や持ち物を質入れしては金を工面している咲。
 
そんな窮地にあっても、質屋で仁に似合いそうな着物を見つけると、ボロをまとった仁を思い、買ってあげたいな~と思ってしまう健気っぷり。
 
なのに、いざ献上を決めた仁ときたら、咲に向かって未来(中谷美紀さん=二役)への思いと、もしかしたら未来の先祖かもしれない野風への思いを語ってしまい、咲はつい「情けない」と言ってしまうのでした・・・。
 
そりゃ情けないよねぇ・・・。
 
なかなか安道名津の献上にウンと言わなかった仁がさ、野風に故郷が無いと知り、未来にも故郷が無かった・・・献上の話を受けて経済的に潤えば野風が仁友堂に居られるだろう、それが未来への罪滅ぼしになる・・・なんて話、聞きたくないし、それじゃ咲含め、他のみんなの立場は?ってな話ですよ、情けないですよ、まったく。
 
その言葉を深く反省してしまう咲と、その言葉を聞いて、また咲の付けた帳面(家計簿みたいな)を見た仁は、咲がどんな思いで日々を過ごしていたかを知り、いつ消えて無くなるかもしれない自分が彼女に一体何を言えるだろう?と思い悩むのでした。
 
ようやく仁の咲への思いも動いて来たようです。
 
いや、いい加減動かなきゃダメでしょー?
 
咲ちゃんが可哀想過ぎます。
 
野風に未来を重ねて見つめる仁の気持ちもわかりますけどね、仁の口から未来の話を聞かされるのは咲ちゃんには酷というものです。
 
どうあがいても未来という存在に咲は勝てない・・・そう思っているんですから。
 
咲が質屋で買ってきた立派な着物を着て、咲と二人で和宮のもとに行きます。
 
しかし、献上する安道名津には医学館の多紀(相島一之さん)に脅された福田玄孝(佐藤二朗さん)が砒素を混ぜていたため、和宮は苦しみ出すのでした。
 
仁が指導し、良順が和宮の胃洗浄を行ったため一命は取り留めるのですが、仁と咲は役人に捕らえられ牢屋に入れられてしまいます。
 
武家の咲は一人で座敷牢に入れられたのに対し、仁はならず者がごちゃ混ぜに入っている大牢に入れられてしまいます。
 
牢名主(宇梶剛士さん)にツル(金)が払えない仁は、手下どもに手ひどい拷問を受けるのでした。
 
そんな仕打ちを受けているときも、咲もこんな思いをしているのか?と案じる仁。
 
身体を押さえつけられ、口を塞がれ、このまま死ねば未来に戻れるのか・・・とふと垣間見えた現代のビル群に、そんなことを考えてしまうが、今死ねば咲がどうなったのか、知ることが出来ないと思い直し、自分の口を塞ぐ男の手に歯を立てるのでした。
 
一方、咲も牢番から仁が死んでも良いという扱いを受けていると聞かされ、「私を可哀想と思ってくださるなら・・・」と神に仁の無事を祈るのでした。
 
仁と咲が捕らえられたと恭太郎(小出恵介さん)に聞いた仁友堂の弟子たちも大混乱。
 
話を聞いた野風は、逃げるように仁友堂を出ていき、弟子たちは憤りますが、どうやら野風には何か秘めたる思いがあるようです。
 
そんな中、一人様子のおかしい福田に気付いた佐分利祐輔(桐谷健太さん)は彼を問い詰め、砒素を混ぜた経緯を聞き出しますが、この一件は医学館が検視することになっており、仁はますます窮地に立たされるのでした。
 
でもさ、毒見する前にも和宮は安道名津をつまみ食いしてたし、毒見役は平気だったワケでしょ?
 
案外、福田の盛った砒素は関係無かったりしない・・・かな?
 
まだ来週も拷問や牢屋のシーンがあるようで、そういうシーンを見るのは辛いので、早く自由の身にしてあげて欲しいです。
 
予告では仁は死罪を言い渡されるようですが、いくらなんでも三話で主人公が死ぬワケ無いので(←元も子も無いツッコミ)何らかのチカラが働いて仁も咲も助かるのでしょう。
 
ここはやはり龍馬(内野聖陽さん)の出番ですかね。
 
洋装で馬に跨ってた風な野風の動向も気になります。
 
あんまり咲ちゃんが悲しんだり苦しんだりする姿は見たくないですね・・・。
 
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