東日本大震災が起こり、第九話が放送されず、一週間遅れて二話を繋いだ最終回拡大スペシャルという形での放送になりました。
私自身もドラマをのんびり鑑賞してレビューを書く気持ちになれず、そのまま放置していました。
このドラマの舞台・山形県も被災したそうで、最終回の内容は予定とは変更もあったとか。
たぶん九話放送時には、役者さんやスタッフさんもまだ撮影中だったのでは?と思います。
いろいろと不安と心配の中、最後まで撮影を終えられ、萌奈美(今井美樹さん)が亡くなってしまう悲しい結末ではありましたが、遺された人々が希望を持って未来を生きていくというラストは、とても良かったと思いました。
残念だな~と思ったのは、あれほど奇怪な言動ばかりしていた航一(高嶋政伸さん)が、あまりにもあっさり良い人になってしまったことでしょうか。
元愛人・理恵(白羽ゆりさん)に刺され、特殊な血液型のために輸血が無いという状態のときに、祐(草なぎ剛さん)の異父弟の肇(佐藤健さん)が同じ血液型だとわかり輸血。
九死に一生を得て、人生観が変わるということはよくあることですが、典型的モラルハラスメント夫であった人は、そういう性格って簡単に変えられるものでは無いと思うので、最後であちゃ~と思った次第。
良い人になったんなら、萌奈美も航一と別れることないのに・・・とか思っちゃったし、人生最後ってときは、やっぱり娘のそばにいたいって母親なら思わないかな~?
姑・章子(江波杏子さん)も萌奈美に謝りに来たんだし、萌奈美も自宅に帰れば良かったのに。
・・・と、ドラマを根本から否定してしまう私。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
やっぱり航一には、最後まで「こりゃダメだ」って人でいて欲しかったな。
そしたら萌奈美がどうしても琴音(森迫永衣さん)のそばに帰れないのも納得できたんだけど。
だから・・・祐が主役だって言ってんだ!(ノー"ー)ノ ┫ ゜・∵
そうそう、祐が主役でした。(^^;)
祐が萌奈美の最期を看取らなきゃドラマにならんのでした。
祐が航一に萌奈美を助けてくれって土下座したときには、おいおいお~~い!って突っ込みました。
生きてさえいりゃ~記憶を無くそうが何だろうがいいんだよぉ~~!って、それじゃ航一と同じですから。
けど、祐はすぐに気が付いて良かった・・・やっぱ主役。(爆)
でもさ~自宅で萌奈美を介護には、ちょっと抵抗感じたな。
いくらお互いに愛していたって、二人はプラトニックな男と女。
萌奈美もあの状態ならシモの世話まで祐にしてもらったのかしら?とか余計な心配をしちゃうの。
私なら無理。
病んで、死にかけで、すっぴんで、臭くて、シモの世話から食べることから身体の清拭まで、恋人でも夫でも無い、好きな人に見せたくないし、させたくない。
きっとドラマだからOKなんだよ・・・すっぴんと言えどメイク施してる今井美樹だし。←そこ?
メイク無くても今井美樹だし。ゞ( ̄∇ ̄;)おいおい
綺麗な映像しか写さないもんね。
祐が看病しなきゃ話にならんのだ。
祐が主役なんだから!!
ま、いいや。
祐は誠心誠意、献身的に萌奈美を介護して、萌奈美の死後とは言え「愛してます」って言葉に出来た。
コト切れた萌奈美に「愛してます」って絞り出すように言う祐に胸打たれたよ、おばちゃんは。
ずっと言いたかったのに言えなかったもんね。
べつに言っても良かった気がするけど。ゞ( ̄∇ ̄;)おいおい
チューぐらいやっちゃえよ、許す、許す。ゞ( ̄∇ ̄;)おいおい
そして萌奈美も写真の裏におぼつかない文字で「愛しています」って書き残してくれてた。
ここは号泣ポイントだよ、あの写真の裏にぜってー何か書いてると思ってたとしても。(爆)
いろいろ言っちゃったけど、暖かい気持ちにさせてくれるラストだったので良しとします。←何様?
このドラマのMVPは肇ちゃんに尽きるような気がします。
唯一、キャラクターにブレが無くて、ホントに良い男だと思いました。
安奈ちゃん(加藤ローサさん)とのカップルも微笑ましくて、プロポーズも格好良かった♪
たぶん肇ちゃんの父親っていうのは、航一の父親なんだろう~とみんなに想像させて、真実は明かさずじまいでしたが、祐が主役のドラマなので、その辺はもういいでしょう。(爆)
愛する人々の記憶を胸に抱いて天国に逝った萌奈美。
萌奈美の記憶を胸に抱いて、これからも生き続ける人々。
逮捕された理恵にも、優しく変身した航一が会いに行って、彼女の未来も救われる気がしたし、こういう大変な事態になってしまった日本だからこそ、生きている人たちみんなが幸せな未来を想像できるようなラストにしたんだろうなと思いました。
願わくば・・・祐にも一緒に未来を歩いていく女性との出会いがあって欲しいと思います。
なんか祐って、萌奈美が最後の女性になりそうで心配。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
