むかし、ちっぽけな町にチビのくつやが住んでいた・・・。
町の人たちのくつを毎日新しく作ったり、修理したりで大忙し。
貧しい町の人々は、くつやにお金を払う代わりに食べ物やくつの材料を渡していた。
おかげでくつや金持ちでは無かったが、ひもじい思いをすることも無く、それなりに幸せに暮らしていた。
しかし、あるとき偶然通りかかった金持ちの家の様子を覗き見てしまったくつやは、今の暮らしも悪くはないが、金持ちになればもっと素晴らしいものになるに違いないと思いこみ、それから金持ちだけを相手に商売をするようになってしまう。
くつやは金持ちになって今より幸せになれるのでしょうか・・・?
答えはNO・・・結局、くつやはそれまでの暮らしが粗末であっても自分には充分幸せだったことに気付くのです。
出逢った金持ちがろくでもなかったって話でもありますが。←それを言っちゃ;;
自分の身の丈に合った幸福に満足することの大切さを教えてくれる一冊です。
