また蜂谷涼か~~い!?・・・でしょうが、借りちゃったし読んじゃったし。(* ̄∇ ̄*)>
今回も小樽を舞台に物語が繰り広げられます。
明治末期、東京の日本橋にある柏木屋は、お江戸の昔から代々大奥御用達だった老舗の呉服屋だった。
おもんは、柏木屋に奉公していた。
柏木屋の九代目善蔵と駆け落ちして小樽に流れ着き、苦労の果てにようやく築いたのが「ちぎり屋」という小さな店だった。
善蔵が亡くなり、若後家となったおもんだったが、女手ひとつで「ちぎり屋」を守っている。
おもんは、その人生を善蔵ひとすじと決めている。
「ちぎり屋」に訪れる人々を中心に特に大きな波風も無いまま、静かに八編の物語が展開していく。
NHKの連続時代劇みたいな雰囲気の、今まで読んだ蜂谷さん作品の中では最も激しさの無いストーリーでした。
平岩弓枝の「御宿かわせみ」のような感じで、シリーズ化したらいくらでもストーリーが続きそうな気がしました。
また図書館で見つけたら蜂谷作品を借りて来てしまいそうですが、ここまで読んでみて、まだ「へび女房」より面白い作品に会えてないです。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
