こんにちワン・・・おはよウサギ・・・毎日流れるCMのおかげで、頭の中でエンドレスで流れています。
ACジャパンのCMに苦情殺到だとか。
確かに飽きて来ましたけど、ACジャパンに罪は無いので苦情はお手柔らかに。
お久しぶりでございます。<(_ _)>
3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震では、とうとう阪神淡路大震災のときの死者数を越え、未だ行方不明の方々も大勢いらっしゃり、避難所に居られる方々の殆どが帰る家も大切な思い出の品も生活の場の全てを失ってしまわれました。
私は、このニュースの一報を知人からの電話で知り、すぐにテレビをつけました。
リアルタイムでテレビに映し出される津波の勢いに全身が震え、翌朝早く出掛けなくてはならない予定だったのに一睡も出来ずに一晩中テレビを食い入るように見つめていました。
朝になり、明るくなってから被災地の全貌を見るのが、とても怖かった夜でした。
私が怖れていた光景は、想像を絶するという言葉では足りないほどの惨状でした。
しかも、それはほんの一部にすぎない・・・。
皆さまもすでにご存じのとおりです。
私は12日~13日は息子の遠征のため、泊まりがけで応援に出掛けており、自宅に居ませんでした。
同じ日本の国に居ながら、普通に昨日から今日が訪れていて、自分が普通に生きていることや、開会式で黙祷の時間があったものの、普通に大会が開催されていて、その勝敗に一喜一憂している「今」というときに、ずっとずっと違和感を持って過ごしていました。
12日の夜には福島原発の問題まで起こり、すわチェルノブイリの再来か?と不安を抱きながらも一緒に応援に行っていた保護者の皆さんとホテルで平和に食事をしていて、そんなことにも妙な違和感を抱いていました。
13日の試合の最中でした。
東北出身の友人からメールが来たのです。
この一つ前の記事・・・節電のことを書いたのですが、それが友人からのメールでした。
親戚、友人らが被災し、連絡がまだ取れない方も居るということで、友人の不安はいかばかりかと思うと、メールの内容をブログにアップすることで力になれれば・・・と思い、試合中ながらブログを更新していました。
その後、「自衛隊の家族からのお願い」というタイトルで支援物資を募るメールが来ました。
悪質なチェーンメールも多いことは知ってましたから、私が受け取ったそういう類のメールを他者に転送することは一切しませんでしたが、その代わり役に立つならばとブログに記事をアップしました。
自治体ごとに支援物資を被災地に送るという内容だったので、私も信じたのです。
しかし少しして、そのメールを送って来た人から「今のメールはウソでした」というメールが来たときには怒りがこみ上げました。
この非常時に何が楽しくて、そんなイタズラをするのかと。
一昨日になり、ようやく我が県でも自治体で支援物資を取りまとめて被災地に送るという動きがありましたが、東北出身の友人などは、直接物資を親戚や友人に送れないことに居てもたってもいられない思いでいることだろうと思いました。
月曜日になると、報道関係者が被災地の様子をレポートして回っていましたが、被災した地域もテレビに映るのはほんの一握りで、まだまだ報道の力を活かして伝えるべきことがあるだろう!と思うこともしばしばです。
大きな避難所では物資が足りているところもあるようですが、あれだけ広い範囲での災害ですから、未だ孤立して連絡手段も無く物資も届かず困っている方々が居るのではないでしょうか?
まだ行方不明者の数の方が圧倒的に多いのです。
家族が無事に会えて抱き合う感動的な場面も大切かもしれませんが、今それを放送する時でしょうか?
無惨に跡形も無くなった家のあった場所で立ちつくす被災者や、肉親の遺体を見つけて泣き崩れている人にマイクを向けて、何を言わせようというのでしょう?
その気持ちは察するに余りあるでしょうに。
福島原発の事故は大変重大な問題です。
チェルノブイリもそうですが、私は原発事故と聞いて真っ先に東海村で起こった臨界事故を思い出しました。
あの事故が報道されたとき、起こった出来事の意味がよく分からず、なぜ今の時代に「被曝」して二人もの人が命を落としたのか、不思議でならなかったのでよく記憶していたのです。
最近CMで放射性廃棄物の処理のことだとか、原子力発電がいかに低コストで有効な発電技術であるかとか、わからないなりにも何となく理解していたものの、危険だからこそ安全に設計されているはずの原子炉が「想定外の災害」で「想定外の不具合」を起こしてしまったのですから、そこに携わっている技術者の方も地域の人々も国のエライ方たちも大困惑に違いありません。
世界中が注目するのも無理はありません。
しかし、日本中のメディアがこぞって原発のことばかり取り上げているのはいかがなものか?と私は感じました。
カメラで映し出される遠目に見える福島第一原発の様子をスタジオで見ながら小難しい言葉で説明する、そのスジの有識者の方と、よくわかってないだろ?とツッコミたくなるようなアナウンサーのやりとり。
さんざん危険だと煽っておいて、その地域に物資が届いてないとわかると「人体には問題ありません」などと言い直す。
風評被害のせいで物資が届かないと他人事のように言うけど、その風評被害の元もマスコミだったりする矛盾。
原発の問題が大問題なのはわかるけれど、せっかく何社もテレビ局があるのだから、こういうときこそ報道協定でも結んで手分けしてあらゆる「事実と現実」を正しく報道するべきでは無いでしょうか?
視聴者には「知る権利」があるはず。
知りたい情報を選ぶ自由があるはず。
軒並み正規の番組を返上しての報道特番なのに、どこのチャンネルも同じことをやっていてどうするの!?と私は憤りを感じました。
避難所に居ながら、一度は命を繋いだというのに亡くなってしまった方もいます。
あの未曾有の大災害に遭って命を繋いでいる人を一人でも死なせてはなりません。
何度も同じ場所をウロウロして大切なガソリンの無駄遣いをするくらいなら、もっと報道の力を有益に使ってください。
東京から出向いた人よりも、地元近くの人なら土地勘もあり、道路が寸断された場所にも入っていける迂回路を知っているかもしれません。
どこの地域にまだ捜索の手が行き渡っていないのか、どこまでなら車が入れるのか、もっとたくさん報道すれば、知らない誰かが誰かの命を救えるかもしれません。
マスコミはもっと多岐に渡って取材するべきです。
こうしている間も寒さに震え、飢えに苦しみ、恐怖に耐えている人がいるかも知れないと思うと切ないです。
・・・偉そうなことを書きましたが、私なんぞは何も出来ずにこんなとこでこんな記事を書いてるだけで一番情けない立場なんです。
こんな時間に記事書いてんじゃねーよ、節電しろよって思うワケです。
オマエや~と自分をどついてみたりして。
正直、地方に住む者にとって東京の地下鉄の何線が動いているとか、バス乗り場に渋滞が出来てるとか、自転車が飛ぶように売れてるとか全然関係無いんです。
ワタクシ地方ならローカルニュースで済むようなニュースが全国区で流れているのも勿体ない。
私の知人も多く関東地方に居ますので、日に何度も計画停電に遭い、不便な思いをされていることもお察しします。
オール電化が普及しまくりの昨今、電気無しでは日常生活がままならないのはどこも同じです。
地方の人間も知らなきゃいけないことでしょうが、それも全部のテレビ局でやることじゃないと思うんです・・・関東地方の皆さま、ごめんなさい。<(_ _)>
これは「国難」です。
日本人が一致団結しなければいけないし、それぞれが持ち場で「自分のなすべきこと」をしなければ乗り越えられません。
本来なら、被災された皆さまにお見舞いの言葉やお悔やみの言葉を書くべきなのでしょうが、被災された方は私のブログなど見る暇は無いでしょう。
伝えたい人に伝わらない言葉は、私は今ここで書きたくありません。
まだ過去ではないのですから。(これはワタクシの個人的な意見であり、他の方を非難するものではありません)
言葉にならない思いを伝えるすべが無いことが、とても悔しくて情けないです。
最後に・・・計画停電中の交通事故等にはくれぐれもご注意ください。
もうこの地震で誰も命を落としてはいけません。