バスターミナルで行き違いになり、祐(草なぎ剛さん)に会えなかった萌奈美(今井美樹さん)は、大切に持っていた祐の携帯番号を書いた栞をゴミ箱に捨てる。
萌奈美は病気のことを夫・航一(高嶋政伸さん)に相談しようとするが、忙しいと取り合ってもらえない。
萌奈美は一人、夫の病院ではない別の病院で再検査を受ける。
結果は悪性の脳腫瘍が摘出しづらい場所にあるとのことで、手術しても記憶障害が残り、放置すれば数ヶ月の命だと告げられる。
そのことを伝えたいと思う萌奈美だが、航一は相変わらず話を聞こうとしてくれない。
一方で航一は、家中を探し回りゴミ箱から祐の電話番号を見つけだし、探偵を使って萌奈美の山形での居場所を調べていた。
山形に帰った祐は、弟・肇(佐藤健さん)の恋人・安奈(加藤ローサさん)に、萌奈美があの夜バスターミナルに来ていたことを聞かされ、心が揺れる。
肇は萌奈美が自分が勤める病院の院長夫人だと知り、祐に電話をかけ、その事実を突きつけ、祐に萌奈美のことを忘れるように促すが、逆に祐に萌奈美の検査結果を調べて欲しいと頼まれてしまう。
肇から萌奈美が再検査を受けていないことを知らされた祐は、壊れて翼を折れた鳥の置物を見て胸騒ぎを覚え、深夜に車(軽トラック)を飛ばして東京に行く。
大きな悩みを一人で抱えて苦しんでいた萌奈美は、祐の電話で彼が東京に居ることを知ると会いに行く。
二人で萌奈美が子供の頃から夢だったドライブを楽しんだ後、萌奈美は祐に自分の病状を話す。
山形で見た夕焼け、祐が撮ってくれた写真、不安な夜にずっと手を握っていてくれたこと、そして今日のこと・・・「稲葉祐に出会えて良かった。忘れません」と深々と頭を下げ、別れを告げるのだった。
祐の存在を知った航一は嫉妬と怒りに打ち震えるのだった。
暗闇の中に一条の光を求め家族のもとに帰った萌奈美だったが、「一緒に山形に行こう」と微笑む航一に恐れを抱く・・・。
今回も萌奈美さん中心のお話で、何度も何度も彼女は夫に相談しようとも打ち明けようともしているのに、なんでそこまで話を聞かないの!?と航一が憎らしくなり、萌奈美が可哀想でなりませんでした。
話は聞かないくせに夜中にゴミ箱まで漁るようなマネをしたり、祐に無言電話をかけて確かめてみたり、山形の病院に電話して本当に入院していたか確認したり。
萌奈美に聞けば済むことなのに、探偵を雇って・・・そのくせ探偵の話も最後まで聞かないでやんの。(爆)
次回は祐に近付いて行くみたいだけど、航一の歪んだ人間性はわかったから、もっと祐と萌奈美を中心に話を進めてくれないかな~~とイライラ。((o(-゛-;)
祐も人妻の萌奈美に、なんでいつまでも拘るかな~と思ってたけど、幼なじみのジローちゃん(山崎樹範さん)のウサギのハナコの昔話で、祐って人は昔から自分が倒れるほど衰弱するまで病気のハナコの面倒を診るような人間だったというエピソードを聞いて納得。
まだ”恋”では無いけれど、萌奈美が気になって、彼女が困っているなら力になってあげたいと純粋に思っているんでしょう。
そんな兄のことが心配でならない肇。
ホントはバスターミナルの件も知らせたくなかったけれど、安奈が勝手に知らせてしまって、更に萌奈美の素性がわかると、もうダメだとばかりに酔ったフリして兄ちゃんに電話してクギを刺すつもりが逆に頼まれ事されて、ちゃんと萌奈美のカルテを調べたりして・・・。
兄が傷つく姿だけは見たくないけれど、放っておけない優しいところは兄弟同じということかな?
肇の兄を思う気持ちが素敵。
安奈は安奈で、肇にとっては余計なことばかりしてくれる子だけど、彼女は女の子目線でちゃんと祐と萌奈美の”心”を見ていて、細かいことはわからない代わりに大胆な協力をしてくれて、今のところは影の功労者と言えるでしょう。
前回のレビューで「小生意気な娘」と書いてしまったけれど、琴音(森迫永依さん)は、ごく普通の十三歳の娘でしたね。
生意気を言うときもあり、母親に甘えるときもあり、母親の愛情表現を拒絶してしまうときもある。
余命宣告を受けた直後に「ママのご飯が一番美味しい。私、ママの娘で良かった。私が結婚するときはいっぱい料理を教えてね」なんて言われた日にゃ~、「わたしゃ死なねぇぞ!首切り落としても生きてやるっ!!(←コワイよ;;)」ぐらい思ってしまうのが母心。
萌奈美の場合、死ななくても記憶障害が起こって家族のこともわからなくなるなら、生きながら死んでいるのと同じことでしょう。
奥さんがこんな大変な思いをしてるときに、航一のバカタレ、何やってんだ~~~!(ノ`´)ノミ┻┻
愛人・理恵(白羽ゆりさん)を押し倒してる場合じゃねぇだろが~~っ!!ヽ(`Д´)ノウワァァァン
モノに当たる暇があるんなら、奥さんの話を聞いてやれ~こんちくしょ~~!(ノ`´)ノミ┻┻
・・・しかし、そんな物わかりの良い旦那ではダメなのです。
なぜなら、それじゃ祐の出番が無くなるからです。(爆)
このドラマの主人公は稲葉祐だということをお忘れなく。d( ̄  ̄) ←念押し
理恵もとんでもないアマでやんして、友達ヅラして萌奈美から何か聞きだそうとしたり、揺さぶりかけたり、それとなく男モノのガウンを見せたり。
でも彼女、おバカな愛人ではない感じですね。
航一が萌奈美のことを調べ回ってオタオタしている姿を見て楽しんでるみたい。
おかーさま(江波杏子さん)にも、それとなく萌奈美に山形で何かあったような話を吹き込んだり、結構知能犯。
「一人で居る孤独より、二人で居るのに孤独って辛い」の言葉には大いに同感。
彼女がこの先どう立ち回るのかが気になります。
明日は第四話~~!
毎度、遅いレビューアップでスミマセン。(* ̄∇ ̄*)>
