「エレベーター」 「犯人はニューカレドニア」 「ニュー彼トニー」 「『きょう』は『ひきょう』の『きょう』」 「ハッピーエンド」の五編。
 
五つのお話が緩やかにリンクしています。
 
キーワードは「ニューカレドニア」。
 
故障したエレベーターの中で出会った男女の間で、何となく交わされた会話の中で出てきた「ニューカレドニア」に男は行ってみたいと思い、女はそこへ行った男を思う。
 
女の友人はシナリオ・ライターを目指していて、女にニューカレドニアへの旅行に誘われる。
 
男は一人ニューカレドニアに旅立ち、残された家族は一家の主の家出で大騒ぎ。
 
長女が父親を探しに行くことに。
 
ニューカレドニアにはダイビングを一生の仕事を決め、そのために婚約者と別れた苦い過去を持つ男が一人、今も夢を追っていた。
 
『天国にいちばん近い島』南太平洋に浮かぶ、貿易風の吹く熱帯の島。
 
ある者は新しい人生を求め、ある者は人生を見つめ直しに・・・そこは人生の新しい扉を開く島という意味を持っていく・・・。
 
 
「天体観測」 「ラストプレゼント」 「87%」 「花嫁は厄年ッ!」 「アンフェア」など、ドラマ化された作品を続々と送り出す作家さんの、軽快かつ人生を深く考えさせられるストーリー。
 
読み終えると、南の島に行きたくなります。
 
面白い作品ですよ♪
 
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