子供の頃から見ていた『水戸黄門』が、装いも新たに第42部をスタートしました。
 
黄門様を演じるのは里見浩太朗さん。
 
物語は、なんと原点に戻って水戸老公一行が初めての旅に出るところから始めるとか・・・。
 
「町人の身なりで出かけましょう!」なんてやり取りがあったり、佐々木助三郎(東幹久さん)と渥美格之進(的場浩司さん)が、お互いに「助さん」「格さん」と呼び合うことを話し合ったり、格さんが印籠を持つことになったいきさつやら、町人言葉は八兵衛(林家三平さん)に教わることにしようとか・・・ホントに何から何まで初めてづくし。
 
ごめんなさい・・・すっごい違和感!!
 
ワタシは小さい頃から時代劇の好きな父と一緒にチャンバラを見ながら育ったもので、月曜8時の時代劇には大変親しんで来ましたが、『江戸を斬る!』で西郷輝彦さんが降板してから離れ、『大岡越前』からもいつの間にか離れ、『水戸黄門』は助さんが二代目の里見浩太朗さんから三代目のあおい輝彦さんに交代した時点で引き気味になり・・・黄門様が石坂浩二さんになったところで完全に離れてしまっておりました。
 
なので、つべこべ言う資格は無いかもしれませんが。
 
がっ!!!
 
黄門様の代替わりは仕方ないと諦めました・・・。
 
助さん格さんが、あおい輝彦さん伊吹吾郎さんに交代したときに、助さんも格さんも独身になっちゃったときには悲しくなりました・・・。
 
格さんには深雪さんという奥方がいましたし、助さんは志乃さんという女性と旅を続けたのちに結婚しました。
 
そういう場面を知ってるだけに、独身になったのはショックでした・・・。
 
義賊だった風車の弥七(初代:中谷一郎さん)は黄門様に命を救われ、以来、黄門様に付かず離れず身辺警護をする忍びとして活躍。
 
その弥七を「親分」と慕って弟子入りしたのを機に旅に加わった、うっかり八兵衛(初代:高橋元太郎さん)も最初の頃は結構活躍の場もあり、食べてばっかりじゃなく、少しは役に立ってたんですが。
 
そのうち、弥七を仇と狙う、お新(宮園純子さん)が現れて・・・いろいろあって弥七とお新は結婚。
 
お新が一緒に旅に出なくなってからも、江戸で弥七夫婦が商う蕎麦屋・田毎庵が旅の行き帰りに登場。
 
お新さんにも会えていたものです。
 
弥七役の中谷さん亡き後、お新も田毎庵も自然消滅・・・。(w_-; ウゥ・・
 
『水戸黄門』と言えば、由美かおるの入浴シーンと定着していた定番シーン担当の由美かおるさんも昨夜の放送でご卒業。
 
「かげろう・お銀」として、黄門様の命を狙う側でしたが、のちに改心して家来に。
 
くのいちとして大活躍。時には芸者・銀奴になったり、頬を赤くして田舎娘に化ける無茶もゞ( ̄∇ ̄;)おいおい・・・なさってましたが。
 
その「お銀」が、いつから「疾風(はやて)のお娟(えん)」に変わったのかも知らぬまま・・・最後は「一緒に各地を旅した過去」も無かったことになって、嫁入りする役というのは・・・由美さん、いかがなもんなんでしょう?
 
ワタシは、お銀でもお娟でも構わない、一緒に何度も旅に出た過去を持ったまま、由美さんをご勇退させてあげたかったです。
 
ご自身はカラスの行水という由美さん、何十年もお風呂一筋に黄門様を支えたのですから。(違)
 
もうひとっ風呂・・・(大違)
 
柘植(つげ)の飛猿」(野村将希さん)のアクションは派手でしたね。
 
壁は壊すわ、大岩は投げるわ、ムキムキの胸筋は猿というより「ゴリラかっ!?」って感じでした。
 
ワタクシ、時代劇の忍者というのはあまり好きではありません。
 
忍者といえば、魔法使いかよっ!?みたいな、忍術と言えば何でもOKみたいなことをやり始めたときにはドン引き・・・。
 
ああ、弥七一人の頃が良かった・・・と懐かしんだものです。
 
しかしもう、飛猿の「と」の字も、照英さん演じた「風の鬼若」もいなかったことになるのですね・・・。
 
二代目・弥七(内藤剛志さん)は独身っぽいし・・・二代目・八兵衛は「うっかり」が消えて町人になっちゃったし・・・。
 
もう八兵衛は弥七を「親分」とは呼ばないのでしょうか?
 
これまでで一番大きなストーリー変更では無いでしょうか?
 
最後くらい、いくら一緒に旅した助さん格さんじゃなくても(二人は新メンバーなので)、お娟には気楽に「助さん、格さん」って呼びかけて欲しかったです。
 
初代・助さんの杉良太郎さんも知っているワタクシですが(←私って何歳?)、やっぱり歴代で一番好きだったのが里見浩太朗さん演じる、助さんでした。
 
気品があってオトコマエ、武士が町人のなりをして身分を隠して旅をする姿が、こんなに似合う人はいないわ~~!!と悶絶したお子様時代。(爆)
 
やっぱり・・・助さんが黄門様になってはいけなかった!!←今さらそこにダメ出し?
 
なんで、みんな老けるのかなっ!?←ワタシを含む(w_-; ウゥ・・
 
せっかく白無垢着て、お嫁に行ったお娟だけど・・・
 
秋深し 熟女が更に 熟れまして(爆)
由美かおる、スタイルキープし顔緩む一句
 
婿さんは、前川清・・・
 
婿どのは 黄門様より 爺さんかっ
もちっと若く見える人を所望の一句
 
黄門様が「娘」と呼んだ、お娟はかつて一緒に旅した仲・・・
 
パッと見だけなら
 
黄門が すわプロポーズ お娟さん
お似合いですよ~♪ヒュ~ヒュ~な一句
 
何十年もかけて築いた過去の黄門様の歴史が、こうしてリセットされて新しくスタートというのも斬新だし、時代の流れだな~と思うのですが、一抹の寂しさを感じてしまったワタクシです。
 
たぶん今まで通り・・・「離れた」と言いつつ、放送してたら見てしまうのでしょうが、全く別のものと心得ておかないと、もう一度ショックを受けそうな気がします。
 
助さんが 黄門様に 出世して
    子供のワタシは おばちゃんに
玉手箱でも開けたような、哀愁の歌( p_q)
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ちなみに、今回からくのいち・楓役で出演の雛形あきこさんに
 
ワタクシ「顔のつくりが似ている」と、かつて言われたことがあります。
 
あくまでも「顔のつくりが似ている」そうです。(爆)