十九歳の由以は「正真正銘の家出娘」。
 
一緒に暮らしていたタツヤという男の部屋を追い出されてから、女友達の家に嫌がられながらも転がり込むしか無かった。
 
由以の名前は「ユイ」なのだが、勤め先のクラブ「ヌー」のマネージャーが「由以」を間違えて「ユニ」と読んでから「ユニ」があだ名になった。
 
・・・かなり強引だ。由以(ユイ)の方が呼びやすいのに。(^^;)
 
いつも睡眠不足の由以は仕事中の足取りが踊っているように見えるほど疲れ果てていた。
 
そんな由以の前に現れた男、みんなから「フェイス」と呼ばれている客。
 
ある夜、熱を出してフラフラだった由以は道端で寝込んでしまう。
 
偶然通りかかったフェイスが彼女を自分の部屋に連れ帰り看病した。
 
それきり由以はフェイスの部屋に住み着いた。
 
フェイスの本名は「頼親」。なぜ「フェイス」なのかはわからない。
 
まとまった生活費を由以は渡されるが、フェイスが何の仕事をしているのかは謎だ。
 
しかし、あるときクラブ「ヌー」のアキラが由以に「ここはやばい」と告げ、彼女を連れ出す。
 
フェイスは麻薬の売人だったのだ・・・・。
 
 
由以の話とフェイスの話と二人のクリスマスの三部構成になっている。
 
あまり分厚い本では無いのに、読むのにとても時間が掛かった。
 
寝る前に読書する私に、由以とフェイスの疲労感が伝わって来て、睡眠促進剤の効果があったようだ。(笑)
 
本の感想に全くなってないが、ぐっすり眠りたい方にオススメ。(爆)
イメージ 1