前回の記事で、祖母が完全看護になりました・・・と報告してから、ほんの数日でまたまた24時間付き添いが必要な状況になりまして、結局先月末まで病院への泊まり込みをしておりました。
リコメの遅れ、すっ飛ばし、訪問怠慢などなど・・・これが犯罪なら生涯表に出られません状態の中での新記事更新でございます。
いきなり「図書室」から更新していて、驚かれた方もおいででしょう・・・しかも、いきなり二冊。
図書館の返却期限を過ぎていたことと、手元に読む本が無くなったので、昨日取り急ぎ図書館に行って参りまして、毎回読んだ本の感想を書いているのですが、ノートに書ききれなかった二冊分を一気に書いたために、このようなことになってしまいました。
ワタクシ・・・本が無いと、なんかイライラするんです。←いとうあさこさん♪
いやはや、忙しい8月でございました。
お子さんをお持ちの方は特に、夏休みとお盆のダブルパンチでエライこっちゃな一ヶ月余りを過ごされたのではないでしょうか?
ワタクシも今でこそ、息子の夏休みが「有って無いようなもの」で、あまり夏休み気分を満喫できなくなりましたが、息子が小さい頃は、やれ宿題だ、旅行だ、工作だ、自由研究だ、プールの監視当番だ~~と必死こいてた
記憶があります。

子供の夏休み=親の拷問のような記憶が。←それは被害妄想。
加えて、滅多に帰らない単身赴任の夫が帰って来るのに合わせて仕事の休みを取っていたため、職場への気の遣いようはエライこっちゃなことでした。
あの頃の自分を思い返すと、今の私は労働の「ろ」の字も見えない怠惰な生活でございます。
祖母の入院は、私の生活にもちょうど良いスパイスになりました。
幸い、命に関わるような病気では無かったので、気持ちも楽でしたし。
問題はやはり年齢・・・98歳は高齢です。
すっかりボケて何もわからなくなっていても、おかしくない年齢・・・と言っては失礼かもしれませんが・・・40代ですでにボケ倒してる私が言うのも大変失礼ですが・・・祖母のボケ具合に付き合っていて、やはり人間というのは一生の中で一生懸命だった頃の記憶というのは色あせないんだな、と強く感じました。
祖母は一番苦労した戦争中の暮らしについては、とても饒舌でしたし、記憶も鮮明でした。
自分が大婆さんになっているにも関わらず「大婆さんが朝ごはんの仕度をしてるから行かなくちゃ」と立ち上がって部屋を出て行こうとする訳です。
祖母の言う「大婆さん」というのは、祖母の大姑に当たる方なんですけど、かなり厳しい方だったと伺ってましたので、ああ・・あの頃の気を遣っていたころに戻ってるんだなと感じました。
「大婆さんって?」と聞くと、少し迷って・・・「私が大婆さんなんだけど・・・」と、一応わかってるんですね。(笑)
「ここは病院だから、ご飯炊かなくていいんだよ」と言うと「ああ・・・そうですか・・・」って横になるんです。
でも、しばらくすると「そうは言っても・・・」と起き上がり、また行こうとするんです。
夜中のトイレはヨボヨボでも、気合いが入ってる「大婆さんの手伝い」になると、背筋もシャンとしてスタスタ部屋を出ていこうとする祖母。
普段、ここまでのお年寄りのそばに居たことが無かったので、今回この経験で私はすごく良い経験をしたな~と思いました。
きっと毎日一緒に生活している義父母の苦労は大変なものがあると思います。
何度も同じことを聞かれる・・・言い聞かせてもすぐに忘れる・・・足腰が弱ってるようで、いきなり元気を出すから何をするかわからない・・・これが家では毎日で24時間と考えるだけで、私に同じことが出来るだろうか?と不安になりました。
しかし、今回祖母が重症で無かったことで、私という頼りない「孫のヨメ」もアテにしてもらい、一緒に寝起きして、話をして、トイレの世話をして・・・という経験をして、たぶんそんなに遠くは無い未来に自分が中心になって介護をする立場になったときの覚悟みたいなものは出来たように思います。
もっと知識を持たなくてはいけないし、いざというときにうろたえないように自分の体調管理や精神的な強靭さも養っておかなくては・・・と思いました。
どうあっても親より先に死ぬ訳にはいかないな・・・と思いました。
やはり、年長者というのはスゴイです。
祖母がお喋りするのを黙って聞いていると、ホントに大変な時代を生き抜いていることを知ります。
「今の若い者は」と言いたくなる気持ちがわかります。←祖母はこの言葉を使わないのでエライと思います。
顔のシワに年輪を感じ、曲がった指に一生懸命に働き通した若い頃を残しています。
一番嬉しかったことは、子ども達がみんな立派に育ってくれたことと、自分が健康体で生きて来られたことと言ったのには頭が下がる思いでした。
同じ人生を送れと言われても、軟弱怠け者のワタクシには無理でございます。
ま、いろいろ偉そうなことを書きました
がっ
子育ても個々の個性で正しい方法がコレと決まっているわけでは無いように、お年寄りもそれぞれでして、中には下の世話なんか出来るか~~(ノ`´)ノミ┻┻ のような、悪たれ老人も居りますので、きれい事で片付けようなどとは努々思っておりません。
ワタクシのような悪たれオババは、息子やヨメに迷惑かけないように「ぽっくり地蔵」とか「寝付かぬ地蔵」とか「ぼけない地蔵」に足繁く参拝しておかなくてはなりません。
逝くときは 急がず慌てず ぽっくりと
・・・風香、往生際だけは美しくありたい一句
そんな訳でして、いろいろとあった8月も過ぎ、残暑は厳しいとは言え朝晩の空気に若干秋風が混じるようになり、五月蠅かったミンミンゼミもツクツクホウシの鳴き声に変わりました。
ワタクシの愉快なブログライフも少しずつですが、モトのペースに戻して参りたいと思います。
拙い記事の数々ではございますが、暇つぶしのお役に立てれば幸いです。
また、皆さまのブログへの訪問もゆっくりペースではありますが、進めて参ります。
何せ、読み損ねてる記事や読んでもコメントできなかった記事がたくさんあり、復習もしながらになりますので、全部廻るまでには時間が掛かると思います。
勝手な言い分ですが、ワタクシ、自分が楽しめなくなるようなブログ生活はできませんし、やりません。
ゆっくりでも、のんびりでも、毎日ここを覗くのが楽しいと思っていたいと私が思っています。
どうぞ、よろしくお願い致します。<(_ _)>
ホント、わがままだねぇ。f(* ̄∇ ̄*)ポリポリ