ここでドラマのストーリーを読んで下さっていた皆さま、申し訳ありません。
 
第五話の詳しいストーリーは公式HPの方でアップされると思いますので、そちらでご覧になってください。
 
大好きな天海祐希さん主演で、彼女が一生懸命取り組んでいるドラマなので、私も一生懸命応援しながら期待しつつ観て参りましたが、天海さんを見るという目的以外に見続ける気力を失いました。
 
たぶん天海さんが出てなかったら、もう見ないドラマとして葬っていたと思います。
 
少々「おかしいな」と思っても、なるべく肯定的に肯定的に見てきましたが、やっぱり苦しくなりました。
 
 
まず・・・今回、悠里(天海祐希さん)のキメゼリフ「あなたのお子さんはビーチャイですか?それともプアチャイですか?」が無かったですね。
 
先週も違和感があったのですが、どんな理由があったにせよ罪も無い子どもを車の中に置き去りにしてパチンコで憂さ晴らしをした相馬幸恵(賀来千香子さん)は、悠里がメディアで声高に語るところの「ビーチャイ」を育む親ではあり得ません。
 
なのに、自己の過失で亡くなってしまった子供を抱いて泣き叫ぶ彼女に同情して、会社に雇い入れる・・・彼女の過去がバレると彼女を庇い、彼女を悪く言う社員を切るとまで言う・・・・。
 
会社内のイジメは、何も幸恵だけが受けてるというものでは無いでしょう?
 
社長の目の届かない、知らないところでも陰湿に行われているのが本当の「イジメ」なんです。
 
幸恵だけがいじめられているというような、あの演説はやっぱりおかしいです。
 
幸恵には自分に非があります。だからいじめていい理由にはなりませんが。
 
でも言われもない、理由らしき理由もなくいじめられている人というのは、組織が大きければ大きいほどあるんです。
 
何もかもお見通しのようで、一部しか見えてないにも関わらず、大言壮語は甚だみっともない。
 
 
続いて今回は、最初はクレーマーだった丹羽聖子(エド・はるみさん)と随分親しくなってましたが、それも違和感。
 
離婚していて、子育てをしていて・・・あと何だっけ?そういう共通点があり、彼女の悩みを聞いているうちに「会ってみないか」みたいな展開になってましたけど・・・。
 
引きこもりの息子と言うのは、悠里の信念の中では「プアチャイ」では無いんでしょうか?
 
引きこもっている上に親に暴力を働くような息子は間違っても「ビーチャイ」ではないですよね?
 
その子を育てた聖子と友人関係になりたいと思うものでしょうか?
 
そもそも聖子は悠里の少し高慢なくらいの発言に反感を持ち、何もかもに恵まれた悠里に嫉妬してたんじゃないですか?
 
どこでキャラが変わってしまったのでしょう?
 
 
キャラの変化なら他にもあります。
 
丈治(反町隆史さん)の悠里への愛は「勘違い」で終わったのですか?
 
大の大人が、別居中の夫がいようがプロポーズしちゃうくらい好きだったはずなのに、たった一話の中で気持ちがコロッと友情に。
 
別居中の夫・辰也(寺島進さん)も、一話ではまるで金目的のヒモ男のような扱いで、丈治から殴られてましたよね。
 
なんだか最近、良いパパになってきてるし。
 
次男の廉(矢野聖人さん)が、陸上をやめる宣言をしたときの言葉と先週の弱気な発言は相反する気がするし、ひいき目に見て、意地を張ったのだとしても最初とキャラが変わっています。
 
それにあれほど子ども達の行動や体調管理をしているようなのに、廉の心臓疾患に気付かない悠里も丈治も変。
 
初回で丈治は血中のなんとか濃度がなんたらかんたら・・・言ってたようなんですけど。←曖昧ですみません。
 
陸連のドクターに診てもらったって言ってましたっけ?
 
そのドクターは悠里の管理下にはいないわけですね・・・。
 
それにしても廉は未成年ですから、命に関わるような疾患を親に報せないのはおかしいです。
 
今も悠里は「廉は逃げ出した」と「戦うことを辞めた人間は早乙女家にはいらない」と思っているのでしょう?
 
そういう状況で、「修一おじさん(水上剣星さん)が自殺だって報された。兄貴が参ってる」と告げに来たわけですよ、廉は。
 
悠里は廉にはもう何も言わないんでしょうか?
 
トレーニングを休んでるのは晶(武井咲さん)だけじゃないのに、晶の心配はしてましたね。
 
パパ(辰也)が付いてるから安心してるの?それもまた変。
 
 
 
ただでさえ登場人物が多くて、いろいろと込み入っているのに、更に宇津木(綾野剛さん)が死んだ兄貴の息子だなんてエピソードまで出て来ちゃって・・・┐( -"-)┌ヤレヤレ...
 
イトコ同士は血が濃いから手が出せないって言ってましたけど、イトコ同士で結婚してる皆さんもいるので変ですが、可愛い晶ちゃんに手を出さないならそれでよろしい。←私は何様?
 
DNA鑑定までして、修一の息子である証拠が欲しいのは何が目的なんでしょうね?
 
そしてまた、修一の彼女(宇津木の母親)も登場してくるの?←まだ増えるか!?
 
これもまた幸恵のエピソードのように余計な話ならいらないんですけど・・・。
 
ってか、丈治~アンタが余計なこと言ったから、晶が宇津木に近付いちゃったんだからな!
 
責任取りやがれっ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン
 
 
で、一番わかんなかったのは、修一が自殺だったと父親(夏八木勲さん)に聞かされたときの悠里のうろたえよう。
 
てっきり自殺だったって知らなかったから取り乱したのかと思ったら、知ってた。
 
しかも修一が自殺する前の日に、修一に逃げ出せと言って彼の背中を押してしまったのも悠里だった。
 
うん???
 
なんか変じゃないですか?
 
修一は金メダル候補の水泳選手だった・・・それがオリンピックを前にして悲運にも事故死した。
 
だから兄の遺志を継いで兄の夢、早乙女家の悲願を果たそうと金メダリストの遺伝子を受け継ぐ子を産み、スパルタとも言える英才教育で子ども達を育てあげ、オリンピック候補にもなった「ビーチャイ」を作り上げた・・・・。
 
金メダルを獲るという目的を追うことに限界を感じ、苦しみ、自殺に逃げた(悠里が逃げろと言った)兄・・・となると、悠里のやってることっておかしくないですか?
 
苦しんだ末に自殺した兄と同じ苦しみを我が子たちに味わわせるつもりなんでしょうか?
 
自分のせいで兄が死んだと思って、呵責の念にとらわれている・・・という心情でも、それを我が子に押しつけるのはおかしいです。
 
何を偉そうに「ビーチャイ」だの「プアチャイ」だのと豪語してるんですか。
 
子供は親の道具ではありませんよ!
 
 
今回はテレビ出演じゃなくて、若い女性相手の講演会でしたが、悠里ヒートアップしてましたね。
 
「割り勘はするな」「女性の財布は見せるだけ」・・・ふむふむ、なるほどな。
 
毎回、悠里がいろいろと熱弁するじゃないですか。
 
どれも「そこだけ」を聞くと、もっともに聞こえて「なるほどな~」って思わされるんですよね。
 
きっと野島さんもいちいちそう思っていて、天海さんの口を借りて言わせてるんでしょうけど、いざ早乙女悠里の言葉としてドラマを通して全部聞くと、矛盾だらけです。
 
 
ストーリーも後半に入り、だんだんリカとの愉快なやりとりばかりやってる訳にいかなくなっているのでしょうが、リカとの愉快なやり取りでもなけりゃ見てられなくなっていってる不毛のドラマになっていってる気がします。
 
 
それに謎の三男。居る意味あるの?
 
一体何なの?
 
それだけでも充分イライラする。(ノ`´)ノミ┻┻
 
 
 
かなりキツイことばかり言ってしまい、野島作品がお好きな方にはお叱りを受けるかもしれません。
 
そんなにイヤなら見なければいいと非難されるかもしれません。
 
ごめんなさい、でも私、天海さんが好きなんですよ・・・。
 
それに中間地点でここまでの矛盾点、違和感を書いておけば、今後の展開で少しずつ納得できる方に転がってくれたときに「あのとき、あんなこと思ってたけどな~バカだったな、ワタシ!」とかって笑えないかな・・・<結構苦しい言い訳
 
ぐだぐだ毒を吐きつつ、天海ドラマを捨てきれないワタシをお許し下さい。<(_ _)>