今回は悲しいくらい美丘(吉高由里子さん)と太一(林遣都さん)の周りの人々の気持ちが痛い痛い回でした。
 
ずっと一緒にいると決めた美丘と太一は、幸せな毎日を過ごし、美丘は病気のことも忘れたように明るく振る舞うのだけど、太一との時間を大切にする余り、家に帰る時間が遅くなると、母の佳織(真矢みきさん)は心配で心配で仕方なくなります。
 
そりゃ、美丘の身体に少しでも良いことなら何でもしようと、病気のことをあらゆる手段で調べ、栄養バランスを計算し尽くして食事の準備をするような母親ですから、娘が見えないところで何をしているかわからないというのは不安で不安で仕方ないでしょう。
 
しかも美丘が同じ本を三冊も買っていることに気付いた佳織は主治医の高梨(谷原章介さん)に相談します。
 
脳の萎縮のせいで、記憶障害が起こっていたのでした。
 
麻理(水沢エレナさん)に別れを告げてから、仲間たちとも疎遠になってしまっている太一。
 
仲間たちは苦しそうな太一に「何か隠していることがあるんじゃないか?」と詰め寄るけれど、太一は美丘の病気を打ち明けるワケにいかず逃げてしまうのでした。
 
そんなある日、太一を校門に待たせて忘れ物を取りに行った美丘は、歩き慣れているはずの道で道に迷ってしまうのです。
 
「太一くん・・・太一くん・・・」と呼びながら探す美丘に「携帯で連絡すりゃいいじゃん!」と思ってしまったのは、私だけでしょうか?(^^ゞ
 
・・・余裕が無かったということでしょうが。
 
病院に美丘を連れて行った太一は、佳織から「もう美丘に会わないでって言ったのに、あなたと毎日遅くまで出歩いてるせいで、こんなことになったのよ!」と責められてしまいます。
 
もちろん病気の進行は太一の責任では無いでしょうが、佳織にしてみれば、誰かのせいにでもしないと娘の病状の進行を受け止められないくらいショックだったのでしょう。
 
そしてまた悩んだ太一は高梨に相談。
 
主治医、暇だな。(爆)
 
太一は美丘との仲を認めてもらおうと、美丘の家を訪ねるけれど、父(寺脇康文さん)も母も反対。
 
でも美丘は太一と同棲したい!とまで言い出すのです。
 
美丘の両親に反対され、家に帰った太一は今度は自身の父(金田明夫さん)と母(美保純さん)にも美丘の病気のことを話し、相談します。
 
家に遊びに来たときの美丘は明るく元気で、二人とも好印象を持っていたものの、そんな病気を抱えていると知ると「太一には重すぎる」と美丘との交際を反対するのでした。
 
ここでも息子を思う両親の思いが痛いほどわかる辛いシーンでした。
 
これから先、美丘はどんどん病状が悪くなるのでしょうね。
 
確かにそんな彼女に最期まで寄り添うのは、とても大変なことです。
 
遺される者の辛さは、年長者は経験済みですからね。
 
まして好きな女の子なんて・・・どれだけ引きずって彼の人生に影響するかと考えると親の言葉としては当然と言えるでしょう。
 
美丘パパは先週、母親を亡くしたばかり。
 
一人娘まで亡くす未来なんて考えたくもないでしょうし、主治医の高梨の医師でありながら助けられない若い命を思うとジレンマに苦しんでいるでしょう。
 
一番辛いのは病気の美丘だけど、周りの人々もそれぞれにやり場の無い悲しみや苦しみを背負っているのでしょうね。
 
 
原作本プレゼントの告知がありましたが、ドラマ見終わったら原作も読みたいかなぁ。
 
比べながらは見たくないので・・・。