テレビ出演した悠里(天海祐希さん)は、少子化問題についての質問に対して、現代はむしろ「少親化」が問題なのだと持論を述べる。
親になる「資格」と「覚悟」の無い人は、親になってはいけないと。
悠里の経営するYSコーポレーションでは、児童施設の子ども達を対象にした、水泳教室を開いている。
リカ(長沢まさみさん)に、悠里は「偽善だ」と言ってのける。
最初は偽善でも続けていれば、いつかは本当の善行になる・・・そう思っているのだ。
しかし批判されても施設の子供たちを放っておけないのは、丈治(反町隆史さん)が同じように施設の出身だったからだと話す。
夕食の席に晶(武井咲さん)がいない。
友人の家で食事をするというメールを受け取ったという悠里に、洸(松坂桃李さん)が「晶が男の車に乗っているところを見た」という廉(矢野聖人さん)から聞いた話を打ち明け、車のナンバーを控えたメモを手渡す。
車のナンバーを調べて、それがカメラマンの宇津木(綾野剛さん)だと判明すると、以前から彼を警戒していたリカはすぐにでもカメラマンを変えた方がいいと提案する。
だが、丈治を慕っていた晶が他の男と付き合うことに疑問を覚えた悠里は、丈治と晶の間に何かあったのでないかと思う。
丈治は晶に「気持ちには応えられない」ことを話したこと、「悠里にプロポーズしたこと」を悠里に打ち明ける。
「信じられない!」と丈治を非難する悠里。
「晶の真剣な気持ちに真剣に答えただけだ」と言う丈治に、「たとえウソをついてでも晶のモチベーションを下げてはいけなかった」と言う悠里。
「娘をだませと言うのか!?どうかしてる」と納得のいかない丈治。
そんな丈治は偶然会ったリカと飲みに行く。
リカは悠里の秘書としての愚痴をこぼしつつも、今の仕事に充実感を覚えていることを話す。
悠里は辰也(寺島進さん)に晶のことを相談する。
なぜか胸騒ぎがすると打ち明ける悠里に、辰也は宇津木を締め上げたらどうだと提案する。
悠里は「今は静観するしかない」と言う。
社長室にまたクレーマーの女・聖子(エド・はるみさん)から電話がかかってくる。
母子家庭の息子が引きこもりで暴力を振るうことなどを打ち明け「助けて」と悠里に助けを求める。
悠里は相談に乗っていたが、そこに現れた丈治が勝手に電話を切ってしまう。
「クレーマーの人生相談に乗ってやるなんてどうかしてる」と、悠里のことが心配だと言う丈治。
悠里は「あなたは人のことばかり心配してるからダメなのよ」と言い返す。「自分の心配をしろ」と。
丈治は事故に遭った悠里の兄・修一(水上剣星さん)の代わりにオリンピックに出場したが、成績が振るわなかった。
丈治の実力が劣っていたワケではない。
施設から早乙女家に引き取られ、兄弟同様に育てられたことに引け目を感じ、修一に勝ってはならない・・・と、勝とうとする努力をしなかったのだ。
「あなたがあのときゴールドを取っていたら私は・・・」
思わず言いかけてやめる悠里。
「オレのせいでオマエの人生を狂わせたのか」
「そうよ!」
丈治が部屋を出ていくと、悠里は自分の言葉を後悔するのだった。
夕食の準備をしていると、晶が出ていこうとする。
「カメラマンを変えるわ」と言う悠里に、晶は「丈治さんにプロポーズされたんでしょう?私の気持ちを知っててひどいでしょう」と非難し出ていく。
シャワーを頭から浴びながら、丈治は修一の言葉を思い出していた。
「オレにもしものことがあったら、悠里を頼む」
「友達として、自分の気持ちを殺してでも友達として、ずっと側に居てあげて欲しい」
「オマエの思いをけして悠里に伝えずに、友達として・・・」
丈治はシャワーに打たれながら、悠里に愛を告白し、プロポーズした自分を思いだし、うなだれてしまう。
児童施設の子ども達への指導する様子を取材に来る。
子ども達の前で悠里は、あなた達はコウノトリが運んで来た赤ちゃんだけど、赤ちゃんを喜ばない大人が増えてしまった。コウノトリは親がいなければ生きていけない弱い赤ちゃんを優先的に親のもとに届け、結果的に余ってしまったのがあなた達なのだ。コウノトリが一人でも生きていけると判断した強い赤ちゃんがあなた達なのだと話す。
悠里の話に素直に感激するリカに「取材用だから」と建前だったことを暴露。
取材の人が帰った後で、もう一度子ども達を集め、今度は丈治が「オレはお前達と同じ施設出身だ」と前置きしてから話し始める。
運動でも音楽でも絵でも何でも構わないから、自分の得意なものを見つけ、その道で誰にも負けないよう勝ち残れと。
たとえ恩のある相手でも引け目を感じる必要はない、勝ちを譲るなと。
どんな世界でもいい、ゴールドを穫れ!と強く訴えかける。
リカに「親になる資格と覚悟」について聞かれた悠里は、「覚悟とは子供が罪を犯したら一緒に刑務所に入れるかどうか、資格とは犬を飼えるかどうかだ」と言い、リカに犬を飼わせてしまう。
宇津木を呼び出した悠里は、カメラマンを変えることを言い渡す。
そして晶と二度と連絡を取らないで欲しいと言う。
宇津木は「僕からは二度と連絡を取りません」と意味深な言い方をする。
そこへ現れた晶は、宇津木の隣に腰掛け、彼の手を取り悠里を挑むような目で見た。
冒頭の「親になる資格と覚悟」の話は、ワタクシ全くもって同感でした。
残念ながら、人間は望まなくても妊娠しちゃうし、出産してしまう。
親になりきれない大人、大人になりきれていない親・・・被害者は生まれてきた子供。
産まない選択も正しいと私はいろんな書庫でわめいていますが、ホントにそうだと思っています。
産まないことに罪悪感を持つ必要は無いと思うんです。
産んでしまった子供に対して責任感を持って欲しいとは思いますが。
ホントはきちんと避妊して欲しいんですけど。
男と女の友情については、賛否両論あると思います。
リカのバツ山・・・いや、丸山くんは別格として。(^^;)
でも・・・どうして修一は丈治に悠里へ恋愛感情を抑えるように言ったんでしょう?
そばにあんな綺麗な天海さんがいたら(違)いくら家に菜々子さんが居たってよろめくでしょう。ゞ( ̄∇ ̄;)おいおい
恋愛感情を持っちゃダメだって暗に言ってる意味がわからない。
丈治にゴールドを目指してもらうためには、恋愛なんかしてる場合じゃないぞってことかな。
で、結局、丈治と悠里は男女の友情で丸く治めちゃうのか~!!
バツ山の立場って一体・・・。(爆)
丈治と悠里がラストで児童施設の子供相手に熱弁振るうところは、ちょっと引きました。
「ごもっとも」な言葉を並べてますけど・・・相手は子供ですし、一介の水泳教室の経営者とコーチがそこまで踏み込んでモノを言っていいんでしょうか?
お金に困ったことも無い人から、親のいない様々な事情を知らない人から、言われたくないなって気がしました。
丈治だって、結局早乙女家の一員として能力を引き出してもらった一人だし。
能力を充分発揮できたかどうかは別として。
宇津木というカメラマン・・・胡散臭いですね。
でもチャラ男風な外見と違い、意外に晶を大切にしているようにも見えるんですが、時折見せる何か企んでるぞー的な目つきがどうも気になります。
晶ちゃん、オッサンの丈治に恋してるより余程まっとうな恋愛をしてるように見えるんですが。
でも宇津木は、何かヤバイ気配がしております。
これからどう絡んで来るのでしょう?
辰也パパの過去も気になりますね。
何があったんでしょう?
なのに来週は賀来千香子さん!?
へっ!?なんで!?・・・と思いましたが、何せ賀来千香子さんなので、一話くらいは割かなきゃいかんのでしょうな。
エド・はるみさんも社長室で「ビーチャイですか?」なんて悠里ごっこしてるし。
第三話まで見終えて・・・
まだまだ謎多きドラマです。
楽しみな部分もあるのですが、前回お笑いに走ったと思ったら、今回は少し説教くさくなってしまった感じ。
リカとのやり取りも今回はちょうど良かったかな。
「ごめんなさい」で八つ当たりしまくる悠里も可笑しかったし、バツ山談義も笑えました。
リカって誰と一緒に居ても違和感無いキャラですね。
辰也&廉親子といい、丈治さんとまで。
丈治がベッドに寝かせたときに変な間があったので、コラーッ!と危うく叫びそうになったのはワタクシです。(* ̄∇ ̄*)>
長いレビューになっちまいましたが、良かったらまたいろんなご意見を聞かせて頂けたら嬉しいです。(^-^)