ワールドカップ、日本vsパラグアイ戦、惜しくも敗戦のニュースで目覚めた今日は土砂降りの雨。
今日は一日重苦しい雰囲気になるのかな~なんて思いながら、テレビを見ていたら、突然飛び込んで来たのが、韓国の人気俳優、パク・ヨンハさんの訃報。

最近の韓流ドラマはさっぱり・・・という方でも『冬のソナタ』を知らない人はあまり居ないのでは?
かく言う私もその一人。
他はあまり知らないけれど、『冬ソナ』はストーリーも主な出演者もわかります。
唯一ハマった韓国のドラマだったと言っても過言ではありません。
何度も見直しましたし、数々の関連書籍も読みましたし・・・。
ヨンハさんは、その『冬ソナ』で幼なじみのチョン・ユジン(チェ・ジウさん)を愛する役で、ペ・ヨンジュンさん扮するカン・チュンサン(=イ・ミニヨン)の恋敵でした。
ともすれば憎まれ役になりがちな恋敵役でありながら、彼はなぜか憎めないキム・サンヒョクを爽やかに演じていました。
喜怒哀楽がはっきりしていて、我慢強いかと思えば子供のような駄々っ子の部分もあり、脆いかと思えば強い・・・そんな、クラスに一人はいるんじゃない?・・・のようなサンヒョク像は、日本人にも受け入れられたのでしょう。
冬ソナブームにあって、主役二人と共に人気も急上昇。
昨今の韓流ブームの立て役者となったのです。
優しげな外見のままに、心の優しい青年であることは日本の歌番組等のトークでも感じられましたし、歌声も甘く、ファンも多かったようです。
私のように「ファンじゃないけど、好きだよ」と言う人も多かったのでは無いでしょうか?
けして人を不快にするような方では無かったと思います。
そのパク・ヨンハさんが、今朝5時30分頃自宅で遺体となって発見されたのだそうです。
首に携帯電話(ビデオとの報道もあり)の充電コードを巻き付けて亡くなっているのを、お母様が発見したのだそうです。
末期癌を患う父の背中をさすりながら「ごめんね、ごめんね・・・」と呟いて自室に戻ったという前夜。
彼が何を思い死を選んだのかは、遺書も無い今となっては憶測の範囲でしかわかりません。
様々な憶測が飛び交っていますが、何を思ったところで失われた命は戻ることはありません。
三十二歳の若さであり、日本での全国ツアーの最中でもあり、来春放映のドラマの主演も決まっており来月末から撮影が始まる・・・端から見れば前途洋々だった彼の人生は自殺という思いも寄らぬ形で幕をおろしてしまいました。
ただただ残念でなりませんが、彼の旅立った先で安らぎが待っていることを今は祈るばかりです。
日本を愛し、日本語の勉強も熱心にされていた彼には、やはり日本語で。
さようなら!
合掌