初心に帰るというのか、子供の頃読んだけど、忘れてしまった本や読まなかった児童文学を借りてきた。
「赤毛のアン」はマシュウとマリラの兄妹が働き手となる男の子を孤児院から貰って来て欲しいと知人に頼んだところ、何かの手違いで赤い髪のそばかすだらけのガリガリに痩せた女の子がやって来たところから物語が始まる。
このアン・シャーリーという女の子、空想好きで、とってもおしゃべり。
文字で読んでも「うるさいな」と感じるのだから、実際うるさいのだろう。(爆)
それでもいつの間にか彼女のそんなおしゃべりが人の心を掴み、動かしてゆく。
三組の双子の子守をしていた経験が、一人の小さな子の命を救う件は健気で痛快でもある。
自分の一番気にしている容姿をからかったギルバートのことはなかなか許そうとせず、何かにつけてライバル視して負けん気を出す強さもいじらしい。
「赤毛のアン」には後日談の続編もあるが、未読なのでいつか読んでみたい。