子供の頃に読んだ本を、いいオバサンになって再びシリーズ。・・・シリーズ?
 
 
貧乏で家族のために一生懸命に働いていたジャン・バルジャンは、飢えから一切れのパンを盗み、投獄される。
 
何度か脱走をしては捕まり・・・という行動を繰り返しているうちに、懲役は十九年にも及んでいた。
 
ようやく刑務所から出て来たものの、世間は彼にとても冷たかった。
 
すっかり人間不信になってしまったジャン・バルジャン。
 
しかし慈悲深いミリエル神父との出会いによって、ジャン・バルジャンの人生は変わる。
 
自分で開発した工業で成功し、困った人々を助け、誰からも敬われるようになり、市長にまで出世する。
 
そのときに出会った、ファンチーヌという可哀想な女の最期の願いを叶えようとするが、ジャン・バルジャンは再び警察に捕まってしまう。
 
脱走に成功したジャン・バルジャンは、ファンチーヌとの約束を守るため、彼女の娘・コゼットを迎えに行くが、コゼットは預けられた宿屋の主人夫婦にこき使われていた。
 
それだけでなく、ファンチーヌが娘のために役立てて欲しいと、美しい金髪を売り、金歯を売り・・・と身を削って送金していたお金は、自分たちのものにしており、ジャン・バルジャンが見かけによらず金持ちと知ると、次々に金の無心をするのだった。
 
強欲なテナルディエ夫婦からコゼットを引き取ったジャン・バルジャンは、人目を忍びながらもコゼットを幸せにしようと決める・・・。
 
コゼットはジャン・バルジャンの願い通りに幸せになれたけれど、ジャン・バルジャンの人生は救われたのかな・・・と、最後にすっきりしないお話でした。
 
子供のとき・・・どう思って読んだのか・・・思い出せないけど、子供には重い内容だなぁ。(^^;)
 
舞台好きのワタシとしては、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を生で観たいところ。