継美(芦田愛菜さん)を学校へ迎えに行った奈緒(松雪泰子さん)は、葉菜(田中裕子さん)が折ったという紙飛行機を見て、葉菜が自分を産んで、そして捨てた母親だと知る。
 
動揺を隠せない奈緒は、紙飛行機を握りつぶして去っていく。
 
継母・籐子(高畑淳子さん)に「私を捨てた人に会った」と報告する奈緒に、籐子は「そんな人はこの世にいない」と言う。
 
一方、室蘭では怜南(=継美)の葬儀の夜を迎えていた。
 
怜南の遺品を見ながら、心の行き所の無い母・仁美(尾野真千子さん)。
 
その頃、鈴原家では頻繁に無言電話がかかるようになっていた。
 
登校する継美と奈緒の前に、駿輔(山本耕史さん)が現れ、金の無心に念押しをするが、そんなお金を用意できない奈緒は途方に暮れる。
 
その様子を見ていた継美も心を傷める。
 
継美に「継美のせいでお母さんがお財布を無くした」と言われた葉菜は、奈緒に預金通帳と印鑑の入った巾着袋を手渡す。
 
しかし葉菜から施しを受ける気になれない奈緒は固辞するが、葉菜は巾着袋をゴミ箱に捨ててしまう。
 
すぐに立ち去った葉菜を呆然と見送っていると、その巾着袋を駿輔が拾う。
 
そのお金を渡す訳にいかない奈緒は駿輔に付いていき、ラブホテルに入る。
 
通帳の中身を見た駿輔は、そのお金を葉菜が十七年かけて一万円ずつ貯めていたらしいことを奈緒に話す。
 
通帳を返してもらおうと、つい灰皿を振り上げてしまう奈緒に「今度は人殺しか」と言う駿輔。
 
「こんなお金を遣うくらいなら死んだ方がマシ」と言う奈緒。
 
「もういいよ・・・」諦めた駿輔は、奈緒に「他の方法無かったの?」と尋ねる。
 
駿輔には過去に救えなかった子供がいた。
 
虐待を受けていたことは知っていたのに、その命を守ってあげることができなかったのだ。
 
自分には果たせなかったことを今、現実のものにしている奈緒。
 
駿輔は、自分が見られなかった、その先を見てみたいと語る。
 
芽衣(酒井若菜さん)のお腹の子を気遣う籐子だが、肝心の芽衣は「私に死ぬかもしれない子供を産めっていうの?」と反抗的。
 
けれど「寂しくないの?」という籐子の言葉に「美容室に行ってすぐに雨に降られたくらいにはね」と強がりを言って泣くのだった。
 
葉菜のもとへ主治医の珠美(市川実和子さん)が訪ねて来る。
 
葉菜が病院へ来なくなったので、近くまで来たついでに寄ったのだ。
 
お茶を淹れようとした葉菜はその場で倒れてしまう。
 
思い詰めた継美は、籐子に「お金を貸して欲しい」と言う。
 
奈緒が葉菜のもとを訪ねると、葉菜は布団に横たわっていた。
 
起き上がった葉菜に思いのたけをぶつける奈緒。
 
しかしそこに駆けつけた籐子が、いきなり葉菜を平手打ちして「こんなお金で私と奈緒の三十年を邪魔しないで!!」と叫ぶ。
 
籐子を止める奈緒。
 
その様子を階下で、珠美が聞いていた・・・。
 
お酒を飲みながら語り合う籐子と奈緒。
 
籐子はずっと奈緒の実の母親がいつ現れるか不安だったと話す。
 
葉菜はひょっこり訪ねて来たときには、奈緒は成人して北海道にいた。
 
籐子は「奈緒は幸せになりました」と、わざと笑顔の写真を葉菜に渡したのだった。
 
それから籐子は奈緒との出会いからの思い出を語り始める。
 
暗くて逃亡癖のある奈緒よりも明るい子を里子にしてはどうかと勧められたが、籐子は最初から奈緒を連れて帰ると決めていたのだと話す。
 
たとえ奈緒の心の中の母親が誰であろうと、自分が奈緒の世界で一人の母親になろうと決めたと言う籐子に、奈緒も「私のお母さんはお母さんだけだよ」と言うのだった。
 
母の日が嫌いで、世界で一番嫌いだというカーネーションの花を、奈緒は継美の母親として受け取るのだった。
 
忘れたいことを忘れられそうだと話す奈緒に、継美は「継美も忘れたよ。お母さんのおかげ」と応える。
 
平和な朝を迎えた鈴原家に一本の電話が掛かってくる。
 
電話に出たのは継美だった。
 
電話を掛けてきたのは、怜南の母・仁美。
 
怜南の遺品の手帳に鈴原奈緒の電話番号を見つけたのだ。
 
「怜南なの?」
 
の問いかけに、思わず継美は「ママ」と呟いてしまう・・・そしてその言葉を籐子に聞かれてしまう・・・・・。
 
 
 
まず・・・山本耕史さん、悪者じゃなくなりましたあ~!ヽ(´▽`)/
 
これからは、きっと奈緒と継美の味方になってくれると期待期待♪
 
ついでに奈緒とのLOVEにも期待期待♪
 
いっそ結婚してまえ~~!(ノ`´)ノミ┻┻   ←なぜ投げる?
 
今回の萌えポイントは、山本さんの泣き顔でしょう!
 
ストーリーに関係なくゞ( ̄∇ ̄;)おいおい 目がハートマークになっておりました。
 
そして今回の敢闘賞は間違いなく、高畑淳子さん。
 
若返り作戦・・・とりあえず成功!?(爆)
 
顔のアップを出さないところがカメラワークのこだわりかと。(違)
 
籐子も籐子なりに葛藤しまくった三十年だったんですね。
 
やはり母親になるというのは生やさしいことでは無いということでしょう。
 
今度は籐子に継美の素性がバレるのでしょうか?
 
籐子なら継美を誘拐してでも助けたかった奈緒の思いを理解してくれそうですね。
 
奈緒より先に警察に摘発されそうなのは、仁美の方なのかな?
 
仁美とその愛人に警察の手が及ぶことで、奈緒と継美にも危機が迫るのは必至でしょうね。
 
奈緒の行いは犯罪といっても情状酌量の余地があるように思うのですが。
 
それに継美自身も納得ずくですしね。
 
ジャーナリストの味方も付いたし、上手く逃げられるんじゃないかと淡い期待が持てる感じでした。
 
しかし・・・怜南が生きていると知った仁美は一体どう出るのでしょう?
 
怜南の死にも今ひとつ感情が読みとり辛かったけれど・・・。
 
今回、芽衣が母性に目覚めましたね。
 
胎動っていうのは、ホントに感動的で、自分の中に自分ではない人がいるという実感が湧く瞬間なので、芽衣もお腹の子に愛情が湧いたのでしょうね。
 
障害のある赤ちゃんを結婚相手が受け入れてくれるかどうかが最大の問題になりましたが・・・それは無理っぽいですね。
 
葉菜はどんなに責められても何も言えませんでした。
 
けれど子供を捨てるには、捨てるだけの事情があったのでしょう。
 
その辺もこれから明かになるんでしょうね。
 
葉菜と奈緒も分かり合えるといいなと思います。
 
次週も見るぞ~!