毒ですので、谷さんファンの方は読まないでね。(^^ゞ
 
一昨日、女子柔道五輪金メダリスト谷亮子さん(34)が民主党から出馬と聞き、驚いた私です。
 
髪をチョンマゲにした「ヤワラちゃん」の昔から応援している、一ファンでもあります。
 
しかし最近の彼女には、どうも違和感を覚えます。
 
「田村で金、谷でも金」までは笑って許せていたんですが。
 
オリンピックに五度の出場、銅一銀二金二のメダル獲得という功績は素晴らしいと思います。
 
運も、才能もあったでしょうが、何より本人の努力無しには出せない記録です。
 
結婚してもその姿勢は変わらない。
 
結婚したことはハンデにはならない。
 
そんな意地にも見えた、金メダル。
 
それも二連覇。
 
誰にでも出来ることではありません。
 
柔道畑で育ったせいなのか、多少浮世離れした言動もあり「あれあれ・・・」と思うこともありましたが、そうでなければ天才は育たないのかな~?と自分なりに納得しておりました。
 
私がおいおい・・・と思い始めたのは「ママでも金」と言い始めた辺りからでしょうか。
 
そんな・・・標語じゃないんだから・・・。
 
マスコミが「最低でも金、最高でも金」辺りから、ヤワラちゃん語録を楽しんでいるフシがあり、それにまんまと乗せられた気がするのです。
 
「谷でも金」まではOKでしたけど、ママになったらもうママ業に専念しても良かったんじゃないでしょうか?
 
谷さんはすでに34歳。
 
彼女自身、初めてオリンピックに出た年齢の頃を思い出して欲しいです。
 
谷さんの後には、谷さんの偉業を追いつけ追い越せと励んでいる後輩たちがいるのですよ。
 
なのに、今度は議員・・・?
 
はぁ・・・??
 
ママと議員と五輪選手の三足のわらじ・・・??
 
はぁ・・・・????
 
どれもきっちり出来てしまえば、それはそれで才能でしょう。
 
けれど実質、それは欲張りってもんじゃないでしょうか?
 
二人のまだ幼い子の母であり、プロ野球の現役選手の妻であり、本人もオリンピックを目指すアスリートであり、国を動かす議員候補・・・そんな欲張りなわらじが全て成功するなんて、ありえません。
 
家族の間のことは構いません。
 
お子さんもご主人も、谷さんがそれでいいのならいいのでしょう。
 
でもせめて、柔道の道は後進に譲るくらいの気配りは欲しいです。
 
オリンピックを夢見て柔道だけに専念している選手に失礼です。
 
「ママでも金、妻でも金、議員でも金」なんて言葉をマスコミは期待するのかもしれませんが、これ以上の「○○でも金」発言は耳障りなだけ。
 
どれもこれも片手間にできることではありませんよ。
 
何より、子育ては「今」をないがしろにしていると手痛いしっぺ返しを喰らいますよ。
 
子供はいつでも親の背を見ているんです。
 
若いときは、周囲に持て囃されて浮き足だってしまうのは致し方ないでしょうが、そろそろ足もとを見るべきときが来ているのではないでしょうか?
 
せっかくの栄光の軌跡にミソを着けて欲しくないのが、一ファンとしての願いです。