気候も良く、過ごしやすいこの季節。

5月は特別な月です。

一昨年亡くなった、姉のように慕っていた友人の誕生日が4日。

父の命日が7日。

やはり一昨年のクリスマスに他界した、相方のようにウマの合った友人の誕生日が15日。

妹のように可愛がっていた友人の誕生日が21日。

そして、その子が天国へ旅立った30日。

今は天国に行ってしまった三人の誕生日が5月にあるのは偶然ですが、そのせいか5月になると無性に三人の友人たちのことばかり考えてしまいます。

中でも、お姉ちゃんみたいだった友人は、ふっくらした温かい手の持ち主で、私が心身ともに弱っていたときに、手を繋いで桜並木を歩いた思い出を忘れることができません。

最近ドラマで「手の温もりだけは覚えてる」のようなフレーズを聞きますが、その感覚はとてもよく理解できます。

一方、妹のような友人は冷たい手の持ち主でした。

お人形さんのように美しく可憐な女の子でしたが、表情をあまり顔に出すタイプではありませんでした。

なので、会うと必ず手を握ってスキンシップをとっていましたが、いつもひんやりとした冷たい手をしていました。

彼女は友達の誕生日やクリスマスにはカードを送っていました。

カード選びも一生懸命だったそうです。

あとからお母さんに伺ったのですが、彼女の誕生日にカードを貰えることは無かったそうです。

信頼した友達にメールしたり電話をかけたり、すぐに返事が無いと不安になって私に相談してくるような子でした。

すご~く寂しがり屋さんだったんですね。

だから今も誕生日は必ずお祝いをしてあげます。

亡くなった日より、生まれた日をいつまでもお祝いしてあげたいので。

生まれて来てくれて、私に出会ってくれて、たくさん思い出をくれて、ありがとうって、三人の友人のそれぞれの誕生日に言いたいです。