NHK毎週火曜午後10時放送の「八日目の蝉」第一話を観ました。
 
主演は檀れいさん。
 
角田光代さんの同名小説のドラマ化です。
 
 
希和子(檀れいさん)は、同じ会社で働く秋山(津田寛治さん)と不倫していた。
 
希和子は妊娠するが、優柔不断な秋山に「必ず妻と離婚するから今回は諦めて欲しい」と言われ堕胎。しかし二度と子供を産めない身体になってしまう。
 
同じ頃に秋山の妻・恵津子(板谷由夏さん)も妊娠していると知り希和子は愕然とする。
 
恵津子に「子供を掻き出してしまうような、心も身体も”がらんどう”な女に家庭を壊す権利は無い」と言われてしまう。
 
一年後、憔悴しきって朦朧とした希和子は、雨の朝秋山の家のそばに立っていた。
 
妻の運転で送り出してもらう秋山を呆然と見つめている希和子。
 
二人が出ていったあと、フラフラと家の中に入って行く。
 
ベビーベッドに寝かされた可愛らしい女の赤ちゃん。
 
希和子は思わずその首を絞めようと手を伸ばすが、抱き上げてしまう。
 
無垢な嬰児は抱きしめたら折れてしまいそうでありながら、けして折れない力強さを持っていた。
 
雨に濡れて冷え切った希和子の身体に、小さな嬰児の温もりが暖かかった。
 
希和子はその子を抱いて雨の中へ走り出してしまう。
 
偶然ストーブの上に落ちた布から火災が起きたことも知らず、希和子は赤ちゃんを連れて逃げる。
 
ここから希和子と薫(赤ちゃん)の逃亡生活が始まった。
 
二十年後、成長した薫=恵梨菜(北乃きいさん)は恋人の子供を妊娠する。
 
父親(津田さん)に「私、妊娠した。相手はお父さんみたいな人。父親になってくれない人」と告げる。
 
 
偶然なんですが、ちょうど角田光代さんの「福袋」という作品を読了したところで、同じ作家さんの作品でも随分趣が違う作品だなぁと思いました。
 
角田さんの作品は、いくつか読んでますが、この作品は未読です。
 
全然内容を知らないので素直にドラマの世界に入って行けます。(笑)
 
希和子の行動は褒められるものではありません。
 
不倫は彼女一人の責任では無いけれど、子供を連れ去ってしまったのは、どんな理由があるにせよ許されることではありません。
 
けれど、希和子は薫と過ごす逃亡生活の間に何かを得るのでしょうね。
 
「薫、許してくれますか?抱き上げたあなたの身体をベッドに戻さなかった私を」
 
「あなたの身体を抱きしめながら、私はあなたに抱かれていた」
 
この二つのセリフにギュッと心を鷲掴みにされた気がしました。
 
二十年後の薫=恵梨菜が親元に戻っているということは、希和子は逮捕されちゃったんでしょうね。
 
誘拐と故意では無いにせよ、放火の罪。
 
どうなってるんだろう?二十年後。
 
そして恵梨菜はどんな娘に育ってるんだろう?
 
どうなるのか、次が気になるドラマです。
 
 
しか~~し、やっぱ檀ちゃん美人。(´▽`)はぁぁ・・♪(うっとり)