好きだったドラマだけに、やっぱり残念感の否めなかった最終回。

最後は笑っちゃいましたけど、心から笑えなかった元凶にダメ出し致します。

私は璃子のキャラクターが好きで、璃子を演じるには永作博美さんしかいないと思うくらいハマっていたと思っています。

でも、やっぱり最終回を見て「永作さん・・・ミスキャスト」とダメ出し致しました。

この物語って最終的には早紀(菅野美穂さん)が弁護士にならなきゃ終わらないと思ってました。

でもあの状況で合格してメデタシもつまらないし、落ちたら落ちたでその先を描かなきゃいけなくなる。

そこで不安になったのが・・・・永作さんのお腹。

だって早紀が司法試験落ちた時点で、こりゃもう来年とか何年後とかの展開ありだなと確信したけれど、やっぱり気になるのが永作さんのお腹。

早紀と違って、出産しても引っ込みませんからね、彼女の場合。

その後の展開で彼女の隠しようの無いあのお腹をどうするんだろう・・・?

もうそのことが気になり始めたら、本編に純粋に入り込めないんです。

もうすでにダメ感出てるでしょ?

「予定日過ぎても生まれない設定」で最後まで何とか産まずに持ちこたえましたけど、出産直後はお腹出ててもわからない寝間着でしたし・・・・。

早紀が最後の絶叫してるときも、こんなに耳元で絶叫されて、いくらママの仕事とはいえ胎教にいいのか?と心配にもなったり・・・。

その前に早紀が試験に挑むにあたって一生懸命お腹の赤ちゃんに語りかけていて、そのおかげか?陣痛が試験のときだけ治まる場面なんかありましたから尚更ね・・・ああ、赤ちゃんは聞いてんだよな、とか思っちゃったわけで。

うだうだ言ってないでぶっちゃけますけど、永作さん、この仕事引き受けちゃダメです!

役者ってのは、役になりきってなんぼのお仕事じゃないですか?

自分の状況に合わせた脚本を書かせてどーするんですか?

ドラマってそんないい加減なもんですか?

視聴者舐めてます????

早紀も璃子も都合良く妊娠しましたけど、永作さんが妊婦じゃなかったら、二人が妊娠する必要無かった気がするんです。

曲げられない女・早紀が避妊しなかった点がどうしても納得できませんでしたし。

最終的には赤ちゃん産んでも引っ込まないお腹を、こうちゃん(谷原章介さん)の子を孕んでいるという設定で終わり。

私は、あの三人には最後まで、いやこれからもずっと「友達以上の友達」でいて欲しかった。

それに、最後の場面で永作さんのお腹の言い訳のためにこうちゃんをパパに据えちゃいましたけど、それじゃ夢ちゃんや望くん(←璃子の元旦那との間の子どもたち)の立場はどうなるんです?

そこで父親の違う子どもを産む設定より、少しくらい無理があっても元旦那のもとに戻って「またできちゃって」ってヘラヘラ笑ってくれる方がまだマシだった。

もう永作さんのお腹に合わせてストーリーを強引にまとめちゃった感じに見えて、せっかく早紀がいいこと言っていても感情移入できなかったです。

もしも璃子役の女優さんが妊婦じゃなかったら、もっと素敵なドラマになってたんじゃないかな?と思ってしまうので、永作さん好きだし、璃子役にピッタリだったけど、永作さんではダメでした。

それから早紀。

最後は10年後の設定だったのかな?

私は早紀には、やっぱり正登(塚原孝史さん)と結婚して欲しかったです。

途中どんどん正登が変な感じになって、もうダメかな?って正直思いました。

でも彼はちゃんと元の、早紀が好きになったころの正登に戻ってたんでしょう?

赤ちゃんの誕生も心から喜んでいたし、認知もする、養育費も払っていく、子どもに恥ずかしくない父親になるって言ってたのに、シングル・マザーを貫く意味がわからない。

赤ちゃんに「あなたのパパよ」なんて言っておいて。

正登にも「この子の父親はあなたしかいない」とか言っておいて。

最後も正登はけして妻帯者には見えませんでしたし、子どもとも普通の親子のように接してましたよね。

正登と二人で弁護士事務所を開いていても良かったんじゃないですか?

あのおじいちゃん先生は、10年前の時点で引退考えてた人なのに。

それから、ダメ出しついでに、最終回前の回にも一つ。

正登が早紀に振られた勢いで、結婚しようとしたじゃないですか。

気持ちはわかりますけど、結婚式当日に新郎(新婦)が逃げ出すパターンはもうやめて欲しい。

私の好きな「ロンバケ」で南ちゃんが言ってますけど、「逃げた方はドラマチックかもしれないけど、逃げられた方は惨め」なんです。

人として、やっちゃいけない行為です。

結婚ナメんなよ!です。

当人同士だけの問題じゃないんですから、ドラマとはいえ安易に使って欲しくないです。

ウェディングドレスで走って好きな人のもとへ逃げる花嫁は、なんとなく素敵に見えるかもしれませんけど、その影でどれだけの人に迷惑がかかっていることか。

相手を含め、どれだけの人が傷つき泣いていることか。

正登の場合、結婚が早紀への腹いせで、たぶん結婚しても上手くいかない展開が見えていたので、余計そんなくだらないエピソードにして欲しくなかったですね。

確かに相手に選んでいた女性は、お金持ちの男の人と結婚すれば勝ち組になれる・・・みたいな妙な考えの持ち主の女性だったので、正登に振られたあとも別のお金持ち男性と結婚できて、早紀に「私みたいに幸せになってね」なんて言ってヤな女をやってましたけど、最後は離婚されて子どもの親権も取られて早紀の事務所に相談に行ってましたけど。

ドラマの展開上、彼女が「ざまーみろって思ってんでしょ!?」と言ったときは、まぁ・・・思わないことも無かったですが、ホントは彼女は可哀想って同情されるべきですよね。

誤った結婚観・価値観も彼女を不幸にしたけれど、結婚式当日に新郎に逃げられたのは彼女の責任ではないのだから、本来なら、そんな傷ついた彼女こそ幸せを掴んで欲しいってみんなから願ってもらってもおかしくないのに。


あ~あ、私・・・好きで見てたつもりだったんだけど、こうやって改めてダメ出ししてみると、ダメ過ぎる気がしてきた・・・。

残念・・・って言わざるを得ないか。


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