まず・・・人物整理から。(爆)

岡田規子と藤本雄司は別居中の夫婦で、その娘が大学院生の悠。

藤本の愛人がインテリア・コーディネーターの遼子で、遼子が紹介して悠が家庭教師をすることになったのが晃生。

遼子の友達でカメラマンの早希子と付き合っているのが田辺。


ぐるりぐるり・・・と見回して、人物はこんなもん?

恋と恋のあいだの前に人間と人間の間の関係からおさらいしなくてはならんとは。

(* ̄∇ ̄*)>

ワタクシ、登場人物が多い作品は苦手かも~。

でも「新選組」とか「四十七士」とかは好きかも~~。

矛盾してるかも~~。

・・・なんてことは置いといて・・・。

ストーリーはとっても淡々としてるんだけど、この作者の方の表現する食べ物がやけにおしゃれ!

凡人かつ田舎者兼一般ピープルなワタクシなんぞ、文章で読んでもどんな食べ物だかさっぱりわかりませんでしたが、優雅で美味しそうな香りがプンプンしてまいりました。

たぶん、ワタシのような者はこの登場人物のどなたともお知り合いにはなれませんでしょう。

(* ̄Oノ ̄*)ホーッホッホ!!

悠の母親にいたっては、家でサンクスギビング(感謝祭)やっちまうんだぜぃ。

七面鳥焼いちゃうんだぜぃ。

他にもいっぱいお料理するシーン出てくるけど、悠のカアチャン、我が家にも一人所望!

こんなおっしゃれ~な奥さまいても、ダメになるのが夫婦。

なんでだろうね~?

藤本もそんなにクセのある男じゃないし、良いパパだし、血の繋がらない規子の子どもたちを大きくなるまで大切に育てるような人なんだけど、うまくいかない・・・。

なんでだろうね~?

檜の湯桶を衝動買いしちゃう遼子って、一体どんな家に住んでんだ!?って話ですが。

その湯桶を買うときに、店の親父の言葉にドキーンとさせられるんだよね。

悠の父親とそういう関係になっちゃってるから、何でもない一言が突き刺さってしまう。

もちろん店の親父がそんなこと知ってるわけも無いし、そんなつもりで言ったわけじゃないんだけど。

タガが外れる・・・。

恋愛は自分の中にタガが外れるから陥ってしまう感情なのか??

檜の性質上、湯を吸って木が膨張したり伸縮したりすることで、湯桶の周りを囲っている鉄製のタガが緩むことがあるんだそうな。

タガが外れちゃ困るけど、多少の緩みはあってもいいと思いません?

なんか自然っていうか、人間らしい気がする。

・・・読書感想文になってない気もしてきました。(* ̄∇ ̄*)>