カテゴリ・・・「邦楽」でいいのだろうか?( ̄ェ ̄;)
さっきテレビをつけたら偶然、三波春夫さんと村田英雄さんの特集をやってまして。
私は小さい頃から、こういう方々の歌に慣れ親しんでおりまして。
いや、世代的には中学生になったばかりの頃にトシちゃんが♪バイッ バイッ 哀愁でぃっ♪と歌ってた世代なので、あまりそっち世代では無いんですが。
言い訳は・・・その辺で・・・・;;;;
三波春夫さんの「俵星玄蕃」を聴いていて、不覚にも涙してしまいました。

動画はこちら↓
私は父の膝に座って一緒に時代劇を見ていました。
「水戸黄門」「江戸を斬る」「大岡越前」「桃太郎侍」「破れ傘刀舟悪人狩り」・・・
父は時代劇と名が付けば何でも見る人でしたが、勧善懲悪ものが好きでした。
最後に悪人をこらしめるときのキメゼリフを涙や鼻水でぐっちゃぐちゃになりながらも、つばを飛ばして叫んじゃうような・・・( ̄ェ ̄;)
後半になるとストーリーも気になるけど、親父の汁も気になり、誰ともなくティッシュペーパーを箱ごと渡すと「なんじゃー!」と雨しずくこぼしながら笑っておりました。
そんな父の影響をもろに受けて育った私は、十二月と言えば「忠臣蔵」。
ときに元禄十四年十二月十四日・・・・・
勝手に三波春夫さんがセリフをしゃべり出す・・・みたいな。(爆)
毎年のように「赤穂浪士モノ」の時代劇をやっておりまして、怒ったり泣いたり忙しい師走のひとときを過ごしておりました。
実際、赤穂浪士の討ち入り事件を詳しく知り、本格的にハマっていくのはもう少し後の話になるのですが。←ちゃんとハマったのですな( ̄▽ ̄;)
でも悲しいかな、私の脳に焼き付いているのは「三波春夫の俵星玄蕃をセリフ入りできっちり歌う某さまの声」。(爆)
幼少期の記憶というのは、おかしなものですね。
ちなみに、私のブログに多々登場する「某さま」は一人を指すものではありませんので、悪しからず・・・。<(_ _)> ・・・どうでもいいでしょうが。
つーか、どんな人々に囲まれた幼少期を過ごしたのかってことで。(* ̄∇ ̄*)>
いや、そこは深く掘り下げるとこちゃいまんがな。
本題にモド~~ル
最初からかなり脱線気味ですが、なんかねぇ・・・三波春夫の歌声に痺れてしまいましてね。
三波さんの歌声も胸に響きつつ、顔をあらゆる汁で湿らせた父の顔が浮かんだりして。
村田英雄さんの若い頃の写真を見たら、どことなく父に似ていたりしたものだから余計まずかったのかもしれませんが。
いや、父は村田さんを叩いて潰してシワシワにしたようなオトコマエだったんですけどね。 ← それは別人では!?
いろんな気持ちがワ~~~ッと来ましたね。
そんな個人的感傷は関係無く、この「俵星玄蕃」は圧巻ですけど。
今、これだけの歌をこれだけの声量と歌唱力、表現力をもって歌い上げられる歌手が日本にどれだけいるでしょう?
昨夜の「クリスマスの約束」のような音楽とは別の「我が国の芸能謡楽」とでも言いましょうか・・・私の造語ですが。(* ̄∇ ̄*)>
まさに、芸術! 国宝だと思います。
姉妹品?に、「紀伊国屋文左衛門」「赤垣源蔵」などもございます。
残念ながら、三波さんは2001年に前立腺がんで77歳の生涯を閉じておられます。
ライバルと言われた村田さんは2002年に肺炎のため73歳でお亡くなりになっています。
四年前に他界した村田英雄似の父は、前立腺がんとの闘病には勝ちましたが、奇しくも村田さんと同じ73歳で世を去りました。
お二人の偉大な功績に父をこそっと乗っけて話をするのもおこがましいのですが、育った環境やそのようなことを踏まえても、父を思い出さずにはおれませんでした。
いいや、許せん!!(ノ`´)ノミ┻┻ という方はケンカを売ってください。
売られたケンカは買い取ります・・・息子のまだ見ぬお年玉で。(爆)
ちなみに父と一緒に見ていた「桃太郎侍」の主題歌も三波春夫さんでした。
関係ないけど大好きな「ロンバケ」の南ちゃん(山口智子さん)が、よく「三波春夫のミナミです」と言ってましたが、ミナミ違いですね。(笑)・・・ほんと関係ねぇ。
(Ο_◇_)Ο バタッ
長々と私情を交えたお話にお付き合い、ありがとうございました。