ベテランの女性教師、若い男性教師、それぞれの物語。

「再生の期」は、ベテラン小学校教師が、ある一人の生徒に悩まされ、その保護者の理不尽な言動に悩まされ、うまくいってたはずの家庭では中学生の娘が不登校になり拒食症に。

いったい何がどうしたと言うのだろう?
彼女は心身ともに疲労し、教師としての自信を失っていく。


「七年目の曲がり角」は、教師になって七年目まだまだ熱血の若い男性教師が、たった一人の男子生徒の問題行動に翻弄され、教師としてどうあるべきか窮地に立たされる。


私は教師という職業は、とても怖いと思います。
まだ未熟な心とカラダ、様々な家庭の事情を抱えた子ども達と毎日接して、少なからずその子の人生に関わりを持ち、何かしら影響し合うことに対して。

何もかも順風満帆であれば達成感も得られ、満足できる素晴らしい職業だと思うけど、今のような時代、教師ほど大変な仕事は無いと思うのです。

「親業」の発展途上にあるものですから、人を育てる怖さ・・・考えてしまいます。