昨日は本題に触れずに木村くんのことだけ語って終わってしまいまして・・・;;;

本来ならば今日はヒロイン・南ちゃんを掘り下げるとこなんですが、それじゃ普通過ぎるので

私はあえて別のアングルから切り込みます。

あ、ここはもうとっくの昔に終わってしまったドラマを「今さら」引っ張り出して記憶を繋いで

掘り下げましょう~みたいな、よくわからない場所なので、「ロンバケって?」という方はどうぞ

「あらすじ」や「登場人物」などを解り易く書いているサイトが検索すればバッタバタHITしますので

そちらをご覧ください。

ここはあくまでも、私的観点で好きなドラマをただただ掘り下げるだけの場所なのです。

・・・なんて、つべこべ言ってねぇで先に行けってか?

はい、そういたします。<(_ _)>


今日はね、あえて人物から離れてアイテムについて語ろうと思います。

このドラマが放送されていた1996年、携帯電話はまだ今のように普及していませんでした。

だから家電(イエデン)が、とっても重要なアイテムになっていました。

結婚式の当日に新郎に逃げられてしまった南は、結婚のためのお金を婚約者の朝倉に渡していて

元いたマンションも引き払うことになっていたのです。

仕方なく、朝倉が一緒に部屋を借りていたセナマン(瀬名くんのマンション)に一時住むことになり

二人の奇妙な共同生活が始まる訳です。

セナマンに電話は一つ。

二人は約束してました。南は「かかってきた電話に出ない」と。

けれど、ある日南は約束を破ってしまいます。

一日中セナマンに居て、一日中かかってきた電話を片っ端から取ってしまったのです。

おかげで「ピアニスト」だと南についていたウソもバレちゃいましたし

大好きな涼子ちゃん(松たか子)から初めてかかって来た電話なのに、瀬名が取ることができませんでした。

プライドを傷つけられ、恋路の邪魔までされて、さすがに優しい瀬名くんも怒りました。

瀬名だって南が言ってた「ananのモデル」じゃなくて売れない三流モデルだってことを

知ってたんですよね。

お互いに感情的に言葉を発してしまい喧嘩になって、南はセナマンから出て行きます。

でも・・・瀬名は気付いたんですよ。

南が見ていた就職情報誌と書きかけて置いて行った履歴書・・・・そこにあった南の誕生日。

「今日が誕生日?」

南は、待ってたんですよ、朝倉からの電話を。

いつも時計の針が南の生まれた日付に変わった瞬間に一番最初に「おめでとう」って言ってくれてたから。

その話は瀬名も南に聞いて知ってましたからね、すぐにピンと来たんです。

今日は特別な日だから、南は約束を破って一日中電話のそばにいたんですね。

やっぱりどこかでまだ朝倉を信じていた・・・いや、信じたかったのかな。

誕生日が無常にも終わっていく瞬間まで、南は諦めきれなかったんです。

今、出て行ったらいけない、電話がかかったときに彼女がいなかったらいけない。

瀬名は窓から南に「戻れば?」って声をかけるけど、怒り心頭の南は聞く耳を持ちません。

そんな南の足を止めたのは・・・・瀬名が弾く優しいピアノのメロディーでした。

立ち止まり、ピアノに耳を傾ける南に瀬名は「HAPPY BIRTHDAY」のメロディを贈ります。

南はセナマンに戻って来ました。

前に南が瀬名に「ピアノ弾いて」と言ったとき「人前では弾けない」と言ってたので

「人前じゃ弾かないんじゃないの?」とつっけんどんに言います。

「誕生日とクリスマスは特別」瀬名はぼそっとそう言うのです。

「ごめんね」の一言も無く、仲直り。

そんなとき、電話が鳴り響くのです・・・・相手は朝倉かぁ!?


・・・・って、とこで次回に続くという展開なのですが。

ネタばらし(今さら;;;)をすると、電話の相手は真二でした。

南に冷たくあしらわれるんですがね・・・がね・・・って、この先はまたいつか。(爆)


他にもありますよ、印象的な電話のシーン。

涼子と付き合い始めてデートの約束をした瀬名は、電話を置くと嬉しさのあまりピョンピョン跳びはねてしまいます。

その姿を偶然帰って来た南に目撃されます。(笑)

優しい瀬名と付き合い始めたものの、不良でいい加減で顔がイイだけしか取り柄の無い真二に

どうしようも無く惹かれてしまう涼子。

それに気付いてしまう瀬名。

泣いている涼子からの深夜の電話を受けて、瀬名は涼子の元に向かいます。

南は、これから涼子のところで何が起こるのか、わかってしまったので

瀬名に「行かない方がいい」って言うんですけど、行くんですよね。

そんな瀬名をほっとけないから、南も桃ちゃん(稲森いずみ)の車で送迎しちゃうんです。

「先輩とはもう付き合えない」と言われてしまう・・・悲しい結末。

真二も付き合っている、るう(りょう)が居るのに涼子が気になってしまいます。

それもわかってしまう瀬名。

ホントは一番苦しい立場なのに、二人を取り持ってしまうんですよ、瀬名くんって人は。

涼子に自分のこと振ったことを気にしないように・・・と、ポツンとした公衆電話からかけるシーン。

独りぼっちの瀬名の切なさが胸を締め付けるような場面でした。

それから・・・南がセナマンを出て行った後、初めて南と瀬名が電話で話すシーン。

ここでは電話越しに瀬名がピアノを弾いて聞かせる素敵なシーンになってました。

なんだろう・・・?

今ならケータイですぐに相手に電話なりメールなり連絡できてしまうじゃないですか。

パソコンでメールなんてこともしてないですし、通信手段って電話しか無くて。

一方的に「待ってます」とメールすれば、相手に見て貰える可能性はあるけど

一日中電話番をしてた南の気持ちは、永遠に朝倉には届きません。

一緒に暮らしたセナマンで固定電話しか無かった時代だから、瀬名と南は心を通わせることが

できたんじゃないでしょうか?

今だったら全然違った形に恋愛が動いていたかもしれませんね。


今日は「アイテム・電話」ということで、今さら「ロンバケ」を語らせていただきました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

もし良かったら、コメントいただきたいです。

一緒に今さら「ロンバケ」を語りませんか?

ではでは、また明日・・・。