脚本 北川悦吏子
もうね・・・月9と言えば、私はコレに尽きます。
大好きでした!!
ビックリなのは、木村拓哉さん、このドラマが初主演作品だったんですね。
当時、私は「キムタク~?フン、なにコイツ~」って斜に構えて思いっきり色眼鏡で見てた頃でした。
ヤラレました・・・瀬名くんに。
こんなイイ奴いないよ~~って思いながら見てました。
カッコイイ外見には全然自覚無くて、ピアニスト目指してるけどコンテスト落ちまくりで自信が無くて
涼子ちゃん(松たか子)のことが好きなのに全然アタックできなくて・・・。
「アノ」キムタクがこんな冴えない役をやってるなんて・・・って思ってました。
瀬名くんが木村拓哉さんへの、私の持ってた悪いイメージを全部取っ払ってくれました。
少々毒を吐くと、木村さんのドラマって職業が違う、設定が違う・・・・って変化しても彼自身に合わせて
キャラ設定されている感が否めません。
だから「キムタクは何をやっても同じ演技」って言われちゃうんじゃないかな?
私はね、瀬名くんを見るまではそっち寄りだったように思うんです。
何しろ、いろんなことに出遅れる私ですから(爆)、「ロンバケ」も再放送を見てハマッたというズッコケ
ぶりでして。( ̄▽ ̄;)
役者ってね、やっぱり役に合わせて化けてナンボのお仕事だと思うんですよ。
なので、やっぱり「キムタクはこういう性格の役」に定着しないで、あれこれ触手を伸ばすことを若い頃から
もっともっとして欲しかった。
瀬名くん役のとき、彼は24歳でした。
やっぱりね、いい男って言われてただけあって、美しいと思いました。
全然ご本人とはキャラの違う、瀬名くんという役柄が、彼の外見まで瀬名くんに変えてました。
まず、顔つき。
ちょっと不良っぽい、はすっぱな感じの目つきで、人を上から目線で「はぁ?」みたいな顔つき・・・
それそれ!って木村さんを想像できませんか?
瀬名くんでは、その顔つきが消えていました。
見事に役になりきっていたのだと思います。
あれ以降・・・残念ながら別の顔をした木村さんに会えていません。
これは彼一人の責任では無いと思います。
SMAPもグループの平均年齢が三十代後半になり、ジャニーズのアイドルも世代交代を迎えています。
芸達者な後輩たちは、これからもどんどん出て来ます。
木村さんは他のメンバーと違い、ピンで歌手をやることもバラエティで笑いを取るという位置も
ちょっと違うような気がして、やっぱり彼は俳優・木村拓哉であり続けるような気がしてなりません。
スマスマなどで見せてくれるコントも面白いものもありますが、彼一人でそっち系は無理でしょう。
ファンもそんなの期待してませんし。
役者として、幅を広げて欲しいなと思います。
同じ「検事役」でも「HERO」では型破りな役だったけど、今度は大真面目な頭のガチガチにカタイ検事とか。
職業で変わるのでは無く、人物の持つ個性に自分から近付いて行って欲しい。
ありゃりゃ、ロンバケ談義のコーナーで木村拓哉さん一人を語ってしまいました。f(* ̄∇ ̄*)ポリポリ
明日は、少しアングルを変えて「ロンバケ」を語ります。
木村さんファンの皆さま、不快に思われたかもしれませんが、私はアンチ木村ではありません。
愛ある苦言と受け取ってくださいね。<(_ _)>