実名掲載本、差し止め認めず＝元少年側の仮処分申請退ける－光市母子殺害・広島地裁

1999年に発生した、光市母子殺人事件。
忘れられないです・・・あまりに凄惨で、痛ましくて。

当時19歳の少年・・・19歳って少年なんですか？って思いましたが・・・・。

被害者のご主人、すごく頑張りましたよね。
死刑判決が出たときには「良かったね！」って思いましたもん。
人の死を喜ぶような発言、不快に思われたら申し訳ありませんが、ありのままの気持ちなので。
死刑判決を勝ち得ても何も元通りにはならないのが切ないですけどね。

事件によって失われたものは被害者母子の命だけでは無かったのですよ。
そこのところ・・・この少年、わかってるんでしょうか？

私自身、この本そのものには興味ありません。
今さら何をどうしたって失ったものは戻りませんから。
実名だって顔写真だって、インターネットの普及した現在では、きっとどこぞで公開されてるでしょう。
どうでもいいのです、名前や顔なんて。

こだわるのはソコか？と・・・尋ねたいのです。
そんなつまらんことを訴えるとは・・・肝っ玉ちぃせぇな！と思ったのは私だけでは無いはず。

最近またイヤ～な事件ばかりで憂鬱になります。
報道されるのは名前とか年齢とか、被害者のごく一部ですが、人一人の人生が失われている訳ですよ。
その人が生まれるとき、苦しみ喜んだ母という人が必ずいて、生きていく上には少なからず関わった人々がいて。
いなくなって構わない命なんて一つも無いんです。

なんだか、人の命の重さがどんどん軽くなるようで・・・そのくせ殺人犯の命ばかり大切にされているようで・・・どこに向けたらいいのかわからん怒りを感じておりまする。