世に耽る言葉の並び


1つ違事口放つ事


視る者より非を貰い


聴く者より否を貰い


聞く者より拒を貰う


己が放つ言葉へ責あり


あらずと思いし者を愚か


認めぬと思いし者を戯け


正しきと思い過ぎ枠を越える者


その者を馬の耳に念仏と言える


己が放しした言葉に責持たぬ者


責持たぬ言葉言うならば首を絞めよ


己が言葉で首を絞めよ


囲いし者達より矢を受けよ


矢とは言葉


溢れし言葉よ武器と為し


その身を削りゆく


放し言葉よ受けし者


責在らず者よりの言葉へ


心壊す者


心迷う者


心崩れし者


心憎し者


心悪し者


心冷えし者


責在らず者へに求むルは


連なりし怨嗟の宴より


詩に詠われる


私事に己が責を詠うな


責より咎めし者を違うな


違いし言葉より産まれ出は


怨嗟となりて滅びを辿れ


己が責持たぬ者へ感じぬ事


受けし者へ闇より木霊の如く怨嗟を知れ


責知らぬ者


囲いし者に在りし視を感じよ


映らぬ事在れば


時遅く円環より外れし


己が責感じぬ非ず


己が責感じる時


視る者映りゆく