始原の刻

祀りに建てられし政の主

守人の心で弱き心を繋ぐ

その心流れし刻に流れし弱き心の哭声

流れし心の貉に潜むは卑しき歪み

刻限の流れに歪みと共に忘却されし始原の心

歪みし心より翼もがれるは医の翼

祀られし政りの守人

幻視に囚われ現の場に現れず

歪められし助け人

弱き心の絆を歪な心で毟り血を吸い断ち切らん

翼もがれし弱き心

助け人ならぬ滅び人

祀られし政の主の守人の始原の心ここにあらず

地に血に眠る光に吸いつき離れず

弱き心と翼の力失くし崩れ去る

幻視に囚われ弱き心の悲しき哭声届かず

弱き心と翼を滅び人となりし蠅の群に滅び逝く

医の翼 無限の蠅に翼もがれ地に血へと沈み逝く

祀られし政の守人

選ばれし助け人

始原の心に還る事なき歪になりし心より滅び逝く

弱き心と翼

全て地に血へと還る国に望む心なし

心に信の束ねし頁と刻と共に始原の心へと還る刻を待つ