ギフトショーがなんで大変かって、ブースで1日中商品紹介をしてから会社に戻ってながーい打ち合わせをしてるのだ。
だいたい7時頃に全員揃うから、一時間くらいかけて社内で起きたことや、ブースで接客しにくかった陳列、全く接客しなかった場所や商品はないかとか…今日接客しているときに聞いた意見などをフィードバックして接客ポイントも修正。
地味に毎日POPや陳列、接客トークは改善されているのだ。
もちろん発売前の商品であればギフトショーで聞き取った内容次第でパッケージデザインをがらっと変えたりもする。
全体会議が終わると翌日に会議で出た内容を具体的に誰がいつどうやって変えるか打ち合わせ。
製作部隊は不足分の作成に入り、業務部隊は接客から生まれた見積りや販促物の手配などをしていく。
ブースで接客した人はさらに場所を会議室に写して「名刺振り分け」という会議にすすむ。
これが長い。でも毎日やらないと話した内容が薄まったり忘れちゃったりでもったいない。
自分の担当と関係なく接客をするので、それをお互いに担当者に引き継ぐ。
新規案件は内容まで全体報告して情報共有のあとに担当者を決める。
これは主に挙手制(笑)
「そのような案件なら私が今手掛けている販路と似ているので一緒に対応します。」
とか、
「改めて商談したいので、アポ取りしてすすめます。」
とか、
「そこまで話が詰まっているなら業務から見積り提案してもらいます」
てな感じで宙に浮く名刺が一枚もなくなるまで続くのだ。
最近はみんなこれに慣れているから、中途半端な接客が減り、展示会後に誰が何をすればお取引になるのか考えながら接客している。
ギフトショーには全国からお客様が集まってくれるけど、改めて商談となれば九州でも北海道でも行かなくてはいけない。
チャンスは今しかないと思って二度と会えないならこの場で話をつけられないなら後々とか、改めて、はない。と思って話をしているのだ。
少ない人員でたくさんの企業さんに商品を取り扱ってもらうには、移動時間をなくしていっぺんに営業しなくてはもったいない。
だからギフトショーなのだ。
最初の頃は名刺ばかり大量に集まるけど、誰から連絡していいのか、どんな業態の方なのかさっぱりわからず、ホームページで会社案内を見てばかりいたもんなあ…
で、名刺振り分けが終わってからデスクに戻り1日にきたメールチェックと返信や諸々手配。
これもギフトショー期間に溜め込んじゃうと翌週何もできなくなっちゃうからー(>_<)
土日に出勤して整理する方法もあるけど、やっぱり土日は休みたいから当日の仕事は先送りしたくないのだ。
体がきついけど、それでも頑張れるのは、なんといってもブースでお客様がかけてくれる言葉。
「素数はまた面白いものを発売するんだね」
とか
「これ売れてるよ!」
とか
「今回はイチオシなーに?楽しみにしてきたよ。」
なんて言われちゃうと疲れが吹っ飛んでハイテンション♪
社内で誉めらることはないけど、ギフトショーではとにかく誉めてもらえるからそれがうれしいのだ。
準備も運営も修正も、本当にみんなが一人一人責任感を持って、見てみぬふりをせずに真剣に取り組んでいるから気持ちいい。
やるならやる。今やらなくていつやるんだ。俺がやらなきゃ誰がやる。
ってな感じでみんなとても頼もしい!
というわけで、ヘトヘトだけど翌朝からまた全力投球なわけだ。
私は作業量が少ないから、みんなに比べたら今はすごく楽をさせてもらっている。
でも、体力の限界まで働いた経験を越えて共有できる気持ちがあるし、これを越えないでは商品にもお取引先さまにも、真剣に向き合えないと思っている。
こんなに大変な思いをして一枚の発注がもらえるし、一件とお得意先様ができるんだから、ギフトショー終わっても名刺一枚、発注書一枚を大切に喜びをもって接しようね。っちゅーこと。
だから、素数にとってギフトショーは欠かせないイベントなのだ…
↑疲れたので自分への言い聞かせ(笑)
