ちかれたびー | 深夜のしゃべりたい欲を満たすひとりごと

深夜のしゃべりたい欲を満たすひとりごと

記憶力皆無の脳を助けるための日記

今日はテレビ通販の収録。
この前けずろうさんとロケしたVTRの編集が終わっていて、その後商品だけの撮影があって、今日がタレントさんが入ってのスタジオ収録。

影響力は絶大だけど、何かと時間と労力と準備が必要なお仕事。

インサート撮影でも感じたことだけど、ひとつひとつの段階で必ず完璧なチェックと妥協しない自信が積み上がってはじめて良いものができる。

途中でアレ?ってなっても後戻りできない。

その場しのぎで適当なことを通してしまえば最後まで悪いものしかできない。

商品選定、価格、セット内容を決めて、番組構成会議があって…

うちはメーカーだし、私は営業だから無理かもしれないことでもほとんど断らない。
だから無茶な構成のことがよくある(笑)
見たこともない鏡餅みたいなかかとの角質があっという間になくなり、ツルツルの赤ちゃん肌になる。

まあ、そりゃ売れるよね。
だから企画を通しちゃう。んで、採用されてから困る。

鏡餅かかとのモデルは簡単には見つからない。

道行く人に商品を試してもらって良い感想を拾う。

言うのは簡単だけど、人通りのある撮影許可のおりる場所で、テレビでコメントしてくれるように一人一人知らない素人さんを口説くのは大変だ。
私はナンパができるようになった(笑)

さらに良い感想をもらうってのは商品力の問題。
商品作りで妥協している商品ではこんな企画組めない。

一瞬テレビで見ただけで、1万円近くの商品を欲しいと思ってもらうだけじゃなく、わざわざ電話をかけてまで買いたい!とまで思わせる。

そりゃ大変なわけだ…

関わるスタッフも新人さんからこの道何十年のプロ!みたいな人まで。

あからさまにやる気がないアシスタントや、時間ばかり気にする人もいる。

どんな人もスタッフであれば持ち場ひとつに対して一人だから、それぞれ自分の役割をキチンとこなせないとすぐに不協和音が…

私がミスる場合も大変なことになっちゃう。

今日も私はこれくらいでOKだろうと妥協した瞬間にメーカーなんだからここは引いちゃダメでは?の声をもらいリトライ。

妥協しなかったことでの出来映えの差は歴然だった…
まだまだまだまだ私の仕事の役割を果たせていないのだと反省。

時間が押してイライラプレッシャーをかけられても譲れないラインを譲らないのが私の役割だったんだ。

社員には甘い仕事をすんな!って言うんだけど、小さなことでも妥協せずにベストを積み上げなければ仕事にならないと再認識した。

ベスト以上のことは無理だけど、他人に言われてできることなら自分でもできたはず。
ベストではないけどOKでしょ。なんてことをするのは100年早いな…


そんなわけで的確なアドバイスをもらったおかげで、今日の出来映えはベスト!自信あり!

立ち会っていたスタッフ、タレントさんのほとんどが商品が欲しいとおねだりしてくれた。
それほど、欲しい!内容になっていた。

こーやって関わることのできた仕事が私の財産。
スクラッチで得る売上よりも、スクラッチを通して仕事の経験を積めることが私や会社の財産なのだ。


この前も、スクラッチはリピート商材じゃないから売れなくなったら大変だね。なんて言われたけど、心の中と多少の表情で、オメーみたいな仕事はしてねぇからご心配なく(怒)と言っておいたよ。

売れるものでも売る努力なくしては売れないし、売る努力ができれば売れない商売なんてない。

たまたままぐれでヒットしたのか、積み上げの中から生まれたひとつの大きなチャンスなのかは3年後、10年後にわかること。

いちいち腹を立てる自分も嫌だが、まぁ見てろよ!というやる気に転嫁するスピードはあるからさ。

反省しつつ、勉強しつつ、ひとつひとつの仕事をキチンと積み上げて行こう。

はぁー、つかれた…