なら会館 | 深夜のしゃべりたい欲を満たすひとりごと

深夜のしゃべりたい欲を満たすひとりごと

記憶力皆無の脳を助けるための日記

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この会場はすごく変わった造りをしていた。
一階の後方に扉や壁がなく、二階、三階が空中にあるようなかんじ。
一階席は床が木製で、太鼓の音が足の裏やお尻がらジンジン響く。

いろんな会場にいくけど、大概は県や市のホール。
こんな奇抜な設計や、立地、周辺の栄えかたやサビレかたをみると、いったい誰が得やら損やらしてるんだか不思議なことが多い。
収益は上がってるのか、何年でペイするんだか、地域に役だっているんだろうかとかね。
前は同じように体育館巡りの日々だったから、それは大差なかったし利用目的に対してかかる費用は見合っている感じがしてたんだ。
芸術や文化って直接的な利益ってよくわかんないじゃん?
宗教や王様、皇室なんかの力が文化を支えていたことが歴史的な建造物だと背景にみえるじゃん?
日本だけじゃなく現代はそんな絶対的な力は弱まっていくでしょ。
そんな時代の中で誰が儲かるかよくわかんない「文化」ってものが維持発展していけるのか、なんとなく不安に思うのだ。

ホリエモンとか、まあ同年代とは思わないけど、努力して金持ちになっている人たちの世代、いわゆるIT系だったりベンチャーだったり、このあたりは自分も含めて奉仕や寄附、共存とか社会貢献っていう概念はないんじゃないかと思う。
まあ、儲かる分だけ税金払うわけだから、それを分配する政治家や行政に託すのかもしんないけど、きっと教育の中でも福祉やら公共っていう概念を植え付けていかないとなんかダメなんじゃないかなあ。
国民の義務に勤労があるなんてことも、え?そーなの?って思うもん。

大人になってから概念を押し付けられても困るし、こんな世代が親じゃ子供にも教えないだろうし、せまい国の中で競争力をつけるより共存力をつけたほうが効率いいんじゃないか?なんて思った。

うーーん、さすがに14時間くらい寝ると普段まったく考えないようなことまで考えるもんだ。

長風呂バンザイ!