南国酒家 | 深夜のしゃべりたい欲を満たすひとりごと

深夜のしゃべりたい欲を満たすひとりごと

記憶力皆無の脳を助けるための日記

060918_125421.jpg
敬老の日におばあちゃんの妹の通称「銀座のおばちゃん」を訪ねた。
那須の別荘持ってるお金もちのおばちゃんね。
80歳越えてるけど、まだまだ元気でいつものようにたくさんためになる話をしてくれた。
身長が私より高くて、いつでもキチンとしている。
20代で旦那さんが死んじゃってからずっとひとりで銀座でタバコやさんと喫茶店をやっていた人。
バブル絶頂期にお店を売って、原宿のマンションを改装して今でもひとりで暮らしている。

政治・経済や歴史に強く、ヨーカドー時代から仕事や生き方のアドバイスをしてくれる。

凜という私の好きなイメージを地でいく尊敬する人のひとり。

今回の話題は「一人で暮らすことへの覚悟」だった。
まずいつ死んでも恥ずかしくないように荷物を整理しておく。
誰に死体処理をされるかわからないから、身につける下着はきれいなものを。
病気になったり困りごとを頼めるように管理人さんとは仲良く。
人にご馳走できるくらいの経済力を持ち、お金で親類縁者に迷惑をかけるようなことがないように。

最近は自分の体力の限界を感じて、自分が暮らしやすい老人ホームを探し中のおばさん。

独りで立つ姿の陰に、愛した旦那さんへの一途さがホロっと見えて、本当に魅力的な人物だと思う。

部下を叱るときには一晩置いて自分が冷静になってから。
とか、
ワキガの人は呼び出してこっそり、だけどシッカリ伝えて病院を紹介する。
なんてことも教えてくれたなあ。

さみしいことより、わずらわしいことが嫌い。ときっぱり言うおばさん。
いつまでも元気でいてほしい。