今日はいろいろ勉強してきたのだ。
なにやら友達が起業するらしく、それとは関係ない用事で行ったんだけどブログやってるってゆーから教えてもらった。
http://ameblo.jp/tarariko/
起業じゃなくても、なんかはじめるときのパワーが溢れてるから、最初から全部読んだほうがおもしろいと思う。
改めて私も会社設立の頃からブログやっときたかったなぁ。って思った。
資本金の1000万を銀行に預けにいって、一瞬で引き出して分けてさぁ。
そんな大金初めて見たし、手で数えたら立て替えた人に払う金額間違えて2万だか20万だか足りなくなって血の気がひいたなぁ。
事務所には机しかなくて、電話1台でね。なぜか子機みたいなやつだったかも。
お祝いの花の世話と、100均での事務用品揃え、掃除が私の仕事。
いきなり経理だったけど、何が経理の仕事だかわかんないから、今考えたら営業も経営も事務も人事もなんでも経理の私の仕事なんだと思ってやってた。
たくさん間違えたし、間違っていることに誰も気付かないことが恐い。最終責任者にはなりたくない。っていつも思ってたけど、常にそれを要求されてるうちに責任感ってものが生まれた。
少しでもツテのある人にはなんでも聞いたし、教えてくれる人もたくさんいた。
一人だけヒラ社員だから、重要な会議には入れず、決定されたことを回していくことが私の仕事だった。
私には決意があって、異業種への転職だから、どんなに理不尽なことがあっても経営者の方針には反抗や意見をしないことだった。
私がやってきたこと、出来上がった仕事への考え方や合理性は自分ではなかなか自信があったが、それを主張するのであれば同業種、もっと言えばもともといた会社で働いていればよかった。ということになるからだ。
新しい会社、新しい上司と働くならば、そんな過去のものは今はいらないし邪魔になる。
1年後に仕事ができるようになってから、いくらでも意見すればいいと腹を決めていた。
だって、私はもともとすごく生意気な性格で、なんでもわかったような話し方をするし、偉そうなのだ。
はじめからそんな態度をしては、親切に仕事を教えてくれる人はできない。
その結果、損をするのは私自身だ。
何も知らずに素直によく働く人に、仕事ができる人は教えてくれるものだということは、こズルイ私はすでに知っていての確信犯だった。
もうひとつ、生意気な私は前の会社で上司に反抗ばかりしていたので、そんな私が素直に人に従って働くことができるのか、つまり会社という組織で働くことができる人間なのかも試してみたかった。
結果から言うと、できた。
一度だけキレたことはあるけど(笑)
そのときの周囲の反応は「何も言わずに今までやってる人がなぜ?」って驚きだったから、それまでの猫かぶり作戦は成功していたんだと確信した。
今でこそ本性を丸出しにして「オレ様が言ってるんだから従え!」って気持ちだけど、あの自分を隠して学んだ経験は、数字が苦手なのに経理をしてた経験とともに着実に私を成長させたと思う。
今、採用活動してると、これができる。あれができる。と自信たっぷりに来る子がいるけど、私はかならずこう聞く。
「その経験はまったく生かされないとしても、ゼロからうちの会社でやってみたいか」
実際に採用した場合も、天狗ちゃんは鼻を折ることからはじめる。
ゼロからはじめるパワーは一番強い。
自分が何もできない、とても無能な人間であることを自覚するからこそ、この場所で、このチャンスを生かして、何者かになるためにパワーを出すと思っている。
経験を生かして何かをする力なんて20代にはいらないし、ない。
20代で初めてに向かうパワーを形にして、30代で経験を生かす方法を思案して、40代でそれが形になればいい。
私も社長も
「前の会社では」という発言が大キライだ。
そんな経験を生かせるほど、うちの会社は成熟していない。
まだまだゼロから始まるパワーが必要なヒヨっこ会社なんだもん。
常に全速力で漕いでないと沈む船なんだと自覚してないと、やる気が失せる。
なにもできない自分だから、なにひとつ満足に成し遂げてない会社だからと思う気持ちが原動力の、常にゼロから出発する感覚。
今日はゼロから起業しようっていうブログ見て、私の中にも、会社にもこの熱い感覚が今もあることを強く再確認できた。