本震の後
1日に何度も強い余震が

毎日が恐怖でした

家の中は危ないので
車の中で過ごし
夜寝る人多かったですね
実際実家がそうでしたし

何度も揺れるので
毎日クラクラ
皆体調悪かったように思います

古い住宅は被害大で
今にも潰れそうに
一時期避難所で過ごしてる
知人も沢山いました

我が家の以前の古い家は
ほぼ空き家だったので
ヒビ入っただけで済み
数年後長男が解体して
家建てる時まで
そのまんまでした



長男が通ってた専門学校
震災の次の日が
卒業式だったのが無しになり
1ヶ月後に
来られる人だけで卒業式をすると
知らせが入りましたが
まだまだ電車走ってなくて
断念💔
お別れもせずに
終わってしまいました

その時点では
まだ職が決まらず
余震ビビりながら1ヶ月ほど
私が面接場所に何度も送迎してたっけ

いろいろ大変な時期でした

電車はいつ走れるようになったのか!?
高校はいつから再開したのか!?
記憶ないんです
次男は電車通学だったから
毎日送って行ってた
その頃は娘も納車出来て
車通勤してたので



自宅仕事も元通りになりつつあり
アメブロ仲間で結成した
支援コラボを進めながら
まだまだ余震もある中
それなりに過ごしてました


そして大変なことになる
福島県の除染が身近になってきました

学校の校庭
娘息子小学校時代
父兄と生徒先生とで
全部芝生にしたのに
剥がして土を深く掘って入れ替えする
除染作業

その時の福島は

子供を外で遊ばせるな
飲料水はペットボトルの
ミネラルウォーターを
特に乳児には慎重に
窓を開けるな
子供達に福島産の野菜果物など
食べさせるな
などなど
特に子供達に対して
気を付ける事が多かった

子供の為と
汚染されてない地域に
引っ越して行った人が
沢山いましたし

放射能は
目に見えないからやっかいです
測定器も街中
沢山設置されました

そういえば
長男が専門学校卒業後
1番最初の仕事が
市役所の除染関係のだったな

震災後
何度も面接に行き
仕事がなかなか決まらず
決まるまでと市役所の仕事を
ハローワークから
紹介してもらったようです

確か
放射能測定する仕事だったかなと

後に
大手の賃貸会社に決まり
7〜8年勤めました
震災1年後に
結婚し子供も出来
県中地域で暮らしてたが
地元に転勤になり
我が家の元の土地に新築
2人目産まれて2年で
離婚し
現在2人の息子を育てながら
在宅ワークしてる長男


一般住宅除染も1軒1軒
順番に回ってきました
我が家の庭も
芝生を剥がされ土掘り起こし
家全体を除染してもらいました

あの日からずーっと
二階のベランダは死んでます
使っていません
放射能の影響で
洗濯物干せないから

11年過ぎた今も外に干せません
もう大丈夫って数値ですが

じいばあ様は
干してますがね
庭で花咲かせたり
野菜作ってた

お年寄りほど
気にしない

町内一斉掃除では
外で掃除すること
なかなか再開出来なかった
特に側溝掃除が出来なかった
今でもやれてない
雨樋なんて凄い数値だそうで
触りたくもない

今では数値も下がり
気にしなくてもいいレベルに
なってる
それでもまだまだ


風評被害との戦いも

農業してる実家では震災前
桃、りんご、野菜類を出荷し
米作ってて

震災後は
米と
自家消費用野菜だけに

特に米は厳しくて
いつもお米送ってた所から
要らないと断られたし
未だに全袋検査してるしね

現在、福島桃ブランドは好評で
特に我が町ブランドは
超有名で
他県からわざわざ
買いに来られるほど
選果場はあまりにも多くて
整理券配られる始末

地元の私でさえ
食べれない
そのくらい高価な貴重な
果物になりました

実家では
自家消費用として桃を少し残し
全ての果物出荷を諦めました
実父が高齢なので
生き残れなかった💦

米だけは義兄が兼業ですが
今から3年前に継いでくれて
有り難いです
野菜は自家用に
時々我が家でも頂いてます

福島産って表示されてるだけで
売れなかったあの頃
福島ナンバーで他県に行くと
肩身の狭い思いを
何年続いたかな

除染した大きな袋はアチラコチラに
囲われてて
ここ数年前に海の方へ運び
今では無くなりましたが
(地域によってまだあるところも)

沿岸部などから
こちらに避難されてる家族は
復興住宅に住んだあと
一戸建てなどに移られ
今では姿かたちも無いです

復興住宅跡地には
いろいろスーパーや施設の計画が

やっと落ち着いてきました

帰宅解除されて
沿岸部へ帰られた人
残る人
それぞれです
どっちにしても
辛いでしょうね


でも前向きです
浜の人達は強いですね
 お雛祭りイベントの際
何度も来られて
いい意味で言葉に力が有る
頑固モノ
ホント強いよ

こちらも負けられないと
思うんです



大震災は
居場所、故郷
心も身体も
変えてしまった
身体の不調
辛い日々が続くのです




次に続きます