恐ろしい沈黙が、東京を覆っています。

関東地方で年間12回も起きるはずのマグニチュード5以上の地震が、過去1年間一度も発生していない。

統計上ほぼ不可能とされる「1万6000分の1」の異常事態。その静けさは、巨大なエネルギーが蓄積されている証かもしれません。

驚異的な地震予測を的中させたロシア科学アカデミーのコプニチェフ博士。その彼が次に名指ししたのは、他でもない東京でした。博士が提唱する「リング状地震構造」。カムチャツカで的中したその理論は、今、東京の地下にも確認されているといいます。

マグニチュード8クラス――関東大震災を超える規模の地震が、東京の東部で迫っている。博士の論文と日本政府の想定は、その震源地で奇妙に一致しているのです。

沈黙の裏で進行する異常。
果たしてこれは、史上最大級の災厄の前触れなのでしょうか。